2014.8.31(日)
8月最後の日。
圏央道から関越道に入って、すいている道を北に走る。
SAには小学生以上の学生は見られず、幼子のいる家族や、一気に高齢の家族らの姿。
よい子の夏休みは終わりました。
越後川口SAからの蛇行する信濃川のしなやかな姿。
川は普段の顔を見せて、人間を安心させる。ひとたび違う力を得ると、一気に私たちを襲う。
自然は、人間の古くからの親しい友人であり、同時に私たちを試す冷酷なライバルでもあるのか。時に、傲慢と鈍感に絡められた私たちを初心に戻すための制裁が猛威をふるう。
それにしても、今日は優雅な流れです。
そのあと、小千谷と長岡の間で、激しい雨に襲われました。100km/h で走る車のフロントガラスに叩きつけられる雨の音は凄まじい。
ICを降りる頃には、雨はピタリとやみましたけど。
90歳の夫婦と60代の娘が暮らす風景を垣間見る。
お互いに行き違いやこだわりや葛藤を抱えつつ、少しは許せぬ過去も持ちながらも、それでもなんとリズムよく日常を送っていることか。できることはやって、できないことは代わりに誰かがすませて、あっという間に食事後のあと片づけが終わったりする。
仲がいいのか悪いのか、微妙にわからない部分もあるけれど、長年培ったあのリズムには、部外者はなかなか入り込めない。
ただ、時には第三者の、部外者の存在や対応が貴重な「ガス抜き」になるのでは?と、わが子に教えられる。
そういえば、NHKの「吉原裏同心」が意外にいい。
http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/yoshiwara/
吉原の内部の人間模様をこんなふうに描いたドラマって、今までにあったのかなあ。
出恵介扮する主人公が二歳年上の駆け落ち妻を「あねさま」と呼ぶのもなかなかいいし、貫地谷しほりの「あねさま」が凛としていて、しかも愛らしいのがなんとも魅力的。
花魁のそれぞれのドラマが大げさでなく、でも切なく心揺さぶる感じなのも、私は好きです。
道ロック、楽しかったみたいですね。
スピッツのセットリストは見ていませんけど。
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