隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「不思議で不気味な」ピクシーズで漫遊記

2018年11月20日 11時03分53秒 | スピッツ

2018.11.18 21:00~
『草野マサムネのロック大陸漫遊記』
 TOKYO FM


 https://www.tfm.co.jp/manyuki/


 風邪ひきさんが増えるシーズン。
 だけど、風邪には体の不具合をリセットする効果もあるそうで、
 草野「風邪を軽めにすますとか、上手にひければいいのでは」
 風のひきはじめに葛根湯と言われるけれど、「ひきはじめというより、ちょっと疲れたなあ、肩がこったなあ、くらいで飲むのがいい」んだそうです。
 草野「で、最近は葛根湯も常備しています」

 話はそれますが、実家の救急箱に「平成25年9月購入」と母の書き込みがある32包入りの葛根湯の箱が3箱も見つかり、どうするつもりだったのか一瞬考えて、むしろ笑えてきました。
 すみません、関係ないですね。マサムネくん宅の救急箱には?


 さて今日は、月一回の1つのアーティスト特集、アメリカはボストンの、元祖グランジ的オルタナバンド「Pixies(ピクシーズ)で漫遊記」。
 この前の「ポール・ロジャース」の特集では、「ポとロのところがすごい巻き舌になっていて、タイムフリーで聴いてわらってしまった」そうで、「今日は、『ピクシーズ』、言いやすいです」ときっぱり(笑)。


 オンエア曲
 01 テレビ(スピッツ)
 
02 Debaser(Pixies)
 
03 Bone Machine(Pixies)
 
04 Here Comes Your Man(Pixies)
 
05 Something Against You(Pixies)
 
06 Velouria(Pixies)
 
07 Bel Esprit(Pixies)
 
08 Broken Face(Pixies)
 09 Allison(Pixies)
 
10 できない(ふくろうず)
 
10 醒めない(スピッツ)

 
 漫遊前の一曲は、スピッツで「テレビ」。
 ラジオから流れる初期曲「テレビ」はたまらなく新鮮で、恥ずかしいくらいに懐かしい。

 1曲目は、「Debaser」(1989年、2nd『Doolittle』)。
 ニルヴァーナの代表曲「Smells Like Teen Spirit」に「似てるような似てないような・・・。あくまで(ニルヴァーナが)ヒントを得たということなんでしょうかね」と。似ていると思うけど・・・。
 Nirvana - Smells Like Teen Spirit

 草野「カート・コバーンさんはピクシーズのこと好きだったみたいですけど」

 Pixiesを簡単に解説。
 1986年、ボストンで結成された4人組バンド。
 元祖オルタナティブロックでありながらグランジシーンを牽引、のちのインディーズシーンに大きな足跡と影響を与え、19932年に解散。
 2004年に再結成。フジロックにも出演し、ファンを喜ばせた。
 2014年以降も2枚のアルバムをリリースし、今でも活躍中。
 2ndアルバムから聴き始めた草野氏、「曲が不思議で不気味。歌詞もシュールでおもしろい」。
 「目ん玉 輪切りにして ハハハ お姉さん 顔 ウイーね」みたいな支離滅裂な歌詞。
 草野「でもどこかに絵が浮かぶような・・・」
 この楽曲は、フランス映画『アンダルシアの犬』(脚本にサルバトーレ・ダリ)をモチーフにしているそうだ。いやいや、この映画をモチーフにしている段階で、シュール・・・。
 草野「どの曲もこんな感じで、シュールでヘン。そこが魅力」
 場面場面でコラージュされた歌詞を作っていくという手法を参考に、「テレビ」「メモリーズ」「どんどどん」などの多くの作品が生まれた、と。

 次は、「Bone Machine」(1988年、1st『Surfer Rosa』)。
 草野「You're the Bone Machine ...... どういう意味なんでしょう」
 ライナーノーツに載っているもの、ネットで検索して出てくるもの、解釈がそれぞれでまったく違っている。「そこがピクシーズの魅力」と。スピッツの歌詞も、ある意味、そうですよね。
 この曲の歌詞は「全体的にエロっぽいのかな」ということですよ。(ホントだ、検索したら、ちょっとおもしろかった)
 曲や歌詞もいいけれど、ボーカルのブラック・フランシスのシャウトが「メッチャ好きなんです」、そして「それとは対照的に、ベースのキム・ディールさん(今は脱退してしまったけど)の涼し気な声もいいですね」。
 ピクシーズはバンドメンバー募集をかけたとき、「ハスカー・ドゥ(メタル寄り)とPPM(メロディアスなフォーク)みたいなバンド」としていたそうで、「その(2つの)中間ではなくごった煮」みたいなバンドを目指していたところが「ピクシーズのおもしろいところ」。
 マサムネくんが最初にピクシーズのCDを買ったとき、CD屋のポップに「ジャンクなスウィート(SWEET)」と書いてあったそうで、スウィートが大好きだった彼はピクシーズに「ドはまり」したんだとか。
 スウィートはアイドルバンドで終わらなかったところがある意味すごい。これは初期の頃だけれど、はまったのはこの頃なのか、90年代なのか?
 Sweet - The Ballroom Blitz - Top Of The Pops 20.09.1973 (OFFICIAL)

 次は、「Here Comes Your Man」(1988年、1st『Surfer Rosa』)。
 ピクシーズのアメリカでのブレイクを決定づけた曲。「ピクシーズの曲の中で、ポップでいちばん有名な曲かもしれない」
 これについてのコメントは特になし。有名曲ということでセレクトしたのかな??


 そして、「Something Against You」(1988年、1st『Surfer Rosa』)。
 Zepp Tokyoでのピクシーズのライブに行ったことがあるそうで、「思ったよりもラフではなく、きっちりとした激しい演奏」と。
 ギターのジョーイ・サンティアゴ、ドラムのパズ・レンチャンティン(ドラムなら「デイヴィッド・ラヴァリング」かな?)のプレイもアグレッシブなので、その演奏が光る曲、ということで「Something Against You」。
 イントロがいいですよね。


 メッセージから。
 「占いについて」
 「ずっとお世話になっているディレクターさんが占い師だったという珍しい経歴の人で」(竹内修さんのことですね)、その影響で占星術とかちょっと興味をもったこともあるそうだけど、「基本的に占いは信じていない。運命に逆らいたいタイプ」と。
 草野「だから『相性が悪い』とか言われるとよけいに好きになっちゃうかもしれない」(出た! 天邪鬼(笑))
 それがそのまま「醒めない」の歌詞に出てしまったのかも、って。
 (「相性悪い占いも~♪」のところですね)

 「ますかけ線」について。
 草野「波乱の人生とか、欲が深いとか、強運の持ち主とか言われていますが、珍しいけれど案外多いらしい」
 でも両方の手がますかけ線というのはなかなかいないみたいで、仙台のイベントで一緒になったthe peggiesの石渡さんがそうだったようで、「彼女のこれからの人生に注目したいですね」(笑)と。

 秋の旬のもので食べたいのは?
 サンマの塩焼きが大好きというメッセージに、「オレもすげー好き」。
 「大根おろしがいちばん活きる食べ物」と。ああ、たしかに。「サンマと大根おろしの組み合わせはすてきなマリアージュ」とまで言い切る!
 ほかには、長野や岐阜あたりの栗粉餅(ああ、私も大好きだ)。
 芋もおいしいし、「寒くなると甘いものがほしくなる」マサムネくんでした。

 キャンプは?
 友人たちと呑んで「次はキャンプに行こう」と話すけれどなかなか休みが合わなくて、何年も先送りになっていると。
 「来年こそキャンプで星空を眺めたい!」そうだ。



 そして次は、「Velouria」(1990年、3rd『Bossanova』)。
 サーフロックやスペイシーなサウンドにインスパイアされた作品で、ピクシーズのアルバムではいちばん好き、と。「ピクシーズの不思議な感じを最も堪能できるアルバム」。
 サーフロックといえば、ベンチャーズとかビーチボーイズですよね?
 velouriaは、ベロア、ベルベットなどの肌触りを連想させる造語なんだそうです。タイトルのつけ方もピクシーズらしい。この楽曲は「SFチックなシュールなラブソング」になっていると。
 サウンドを聴いて、「SFチック」がちょっとわかったような気がする。

 次はいちばん新しいアルバムから、「Bel Esprit」(2016年、6th『Head Carrier』)。
 2004年の再結成以降は、「不思議な感じが消えて、ノスタルジックなメロディアスなラウドロック」になってきた、と。でも完成度がすばらしく、「これはこれでいいな」と思って聴いている、と。

 草野「この曲はドライブしながら聴くといいかな」
 よくわからないけれど、あのイメージがとらえきれない心地よいもどかしさから、少し安定度が増したような・・・。それって、「世間一般のスピッツの変遷」にも通じる?

 ピクシーズは短い曲が多いので、「もう少し好きな曲を聴いてもらおう」。
 まず、「Broken Face(1988年、1st『Surfer Rosa』)。
 草野「ちょっと人を舐めたような曲で、スピードが速くて痛快な曲。ちょっとグランジっぽいかな」
 そして、「Allison」(1990年、3rd『Bossanova』)。
 草野「ピクシーズにしては非常にポップでかわいい曲。のちのWeezerにも通じるのかな。1分くらいで終わるので、CM曲みたいな感じ」
 バーでお酒をのんでいる宇宙人の曲らしい(笑)。
 ピクシーズはアルバムを通して、ポップな曲も、なんだ?という不思議ちゃん曲も味わえる楽しさがあって、最近のは知らないのですが初期3枚はよく聴きました。
 それにしても、ブランクありと言いつつもアルバム6枚だけなんだな・・・。

 来年、ウィーザーとのツーマンのツアーが告知されたそうで、「来日ライブがあるなら、また見たい!」と。
 ギターのジョーイ・サンティアゴの「ダラダラしたオクターブチョーキング」は今日かけた曲にはあまり使われていなかったようですが、スピッツはここでも影響を受けたそうで、「興味のある方はほかのピクシーズの曲も聴いてみてください」。
 新しいアルバム、聴いてみようかな。 


 そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 昨年解散してしまった、ふくろうずの「できない」(2010年、1st『ループする』)。
 このアルバムが好きで、よく聴いていたそうだ。
 PVがかわいくて、歌詞がヘンでイマジネーションをかきたてる、と。
 ふくろうず MV「できない」  

 「『ロックロックこんにちは』にも出てもらって、忘れられてしまうのは惜しいので」と。
 ボーカルの内田万理さんは活動を再開したそうだ。


 そして来週は、音楽雑誌ロッキンジャパンを傍らに置いて、「ROCKIN'ON JAPAN 1995年9月号で漫遊記」だそうです。
 この号はこの雑誌で初めてスピッツが(というか草野マサムネが?)表紙になった号で、
 「スピッツ以外、どんな人たちが取り上げられていたか、紹介していきたい」と。
 これも楽しみにしましょう。
 (私にとっては、前の特集は「懐かしい~」という感じでしたが、1995年といったらつい最近のような・・・)(-_-;)

 最後まで、ありがとうございました。


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