2019.11.17(日)
★ NICO Touches the Walls「終了」
https://nico-m.com/mob/index.php?site=NICO&ima=0429
まさかの「終了」とは。驚きだ。
熱心なファンとは言えないかもしれないけれど、でも好きな曲はたくさんある。
光村くんのハイトーンだけどきれいなだけじゃない尖った強さとか、日本語の選りすぐられた歌詞とか・・・。そして、気持ちのいい疾走感とサウンド。
「ホログラム」のカップリングの「あいたいきもち」は、ちょっと彼ららしからぬ(と私が感じただけですが)言葉が印象的で、「あいたいきもちで 死ぬまで生きていける♪」が突き刺さったな。
https://natalie.mu/music/news/355543
3年前の秋には、豊洲キッドで、平山雄一さんの『弱虫のロック論2』出版記念の「リリースパーティー」のライブがあって、奥田民生と対バンしたのが彼らだった(よかったら、コチラで)。
ステキな一夜で、彼らのパフォーマンスもよかったので、むしろあれから、よく聴くようになった。
1995年にリリースされたスピッツのアルバム『ハチミツ』の発売20年を記念した、トリビュート・アルバム『JUST LIKE HONEY ~『ハチミツ』20th Anniversary Tribute』では、「歩き出せ、クローバー」をカバーしていた。メッセージがココで読める。
私の記憶では、草野くんがこのカバーをすごく評価していて、熱く語っていた。
2016年6月の「ロックロックこんにちは」では、彼らがこの曲をカバーして、それに対して、草野くんがMCで、「(スピッツより)NICOのほうがいいんじゃない?」と言ったときいた気がする。
「バンドはいつか終わるもの、そのはかなさが魅力の一つ」と言うRoad & Skyの社長。彼はバンド経験者。
その彼が最初にスピッツと契約した際に約束したのは、「何があっても3年はやってほしい」ということ。本音としては、「30歳まではやってほしい」。バンドが解散するのはしかたのないことで、それでも30歳までできたら、「それは幸せなことだから」と。
そう思えば、NICOも・・・と思います。
彼らの音楽を聴いていた一人として、とても寂しいし残念だけれど、彼らの決めたことは絶対なんだと、そう思う。
★ スピッツ、誰からも愛されますか??
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68480
私にはよく理解できないのでここで紹介するのはどうなの?と思ったのですが、私が個人的に「好きだー!」といつも言っている初期の曲「タンポポ」に触れていたので・・・。
ちょっと驚きで、ちょっとうれしい気持ち(笑)。
だけで、タイトルは、やっぱり感情的に受け入れられないかな。「誰からも愛される・・・」は正直、ちょっとダサい?
アルバム『見っけ』は、まだまだヘビーローテーション。
先週『ロック大陸漫遊記』で紹介されたThe Muffsをときどき挟みながら、「再会へ!消えそうな~♪」に戻ります。
たくさん語りたい!
★イッセー尾形さま
https://realsound.jp/movie/2019/11/post-445923.html
朝ドラ『スカーレット』での、5分間の彼の演技、じわっときました。
生活が苦しかった少年期、ホカホカの白いご飯を欠けたところのないきれいな茶碗にてんこ盛りで描いた、というところで、私のおなかがクーッとなりそうになって涙が出た。
戦争画を描いていたことを話すときの険しい表情と、「これが平和なんだ~」と言うときの心の底からうれしそうな目。
ドラマ『歪んだ波紋』(コレ)で見せた、何かを物語る後ろ姿。
久々に、う~んとうなりました。
★ 録画ばかりで、ちょっと遅れていますが・・・
『いだてん』、前も書いたけど、さすが宮藤官九郎。
だんだん、いろんなところに放り投げられていた人物がつながってきたり、オリンピックってこうやって汚れてきちゃったのね、なんてところが愚かしくも「楽しく」描かれていたり。
なにより主人公2人をはじめ、みんな「生きていて」まぶしい。
『G線上のあなたと私』
https://www.tbs.co.jp/gsenjou/intro/
台詞の味わい深さ、主人公3人の自然な存在と「なんかうなずけるよね~」感が気持ちいい。
中川大志くんは『なつぞら』よりずっと魅力的だし、波留さんと松下由樹さんは好きな俳優さん。
松下由樹さんはず~っと昔、こんなプロポーションの日本人がいたんだー!と感動して以来のお付き合い(笑)。
市井の人を描いて、劇的なこともなく、でも毎週楽しみにできちゃうというのは、今の私には理想です。
『刑事ルーサー』は相変わらずぶっ飛んで、私に悲鳴をあげさせる。
https://www4.nhk.or.jp/luther/
今も母は塗り絵に取り組んでいて、夕方訪ねると、リビングで入居者のみなさんがいるなかで、ひとり真剣にテーブルに向かっている。以前は自室でテレビを見ていることのほうが多かったけれど。
ときどき辛辣なことを言って娘を不愉快にさせつつも、前向きでいてくれる親はそれだけでありがたいと、最近は思うようになった「娘」です。
それでも、寂しいことはたくさんある。
いつもホールで私に笑顔で手を振ったり、声をかけたりしてくれていた入居者のなかで、ここ2、3カ月の間に姿が見えなくなった方が3人。
1人は夜に転倒して足を痛めて入院。あと2人の方は「退所された」とスタッフのみなさんは言うけれど、母の話をきけば、そうではないことが想像できる。
それでも母は感慨もなく(たぶん)、「この年齢になったら何があるかわかんないわよね」と、私にはこっそり言い放つ。
それが母の悲しいところであり、強さなんだと、それもわかっている。
夕方に、肉まんを蒸かしてもっていこう。
11月は私には苦手な季節。あまりいい思い出がない。