■忍者にでもスパイにでも?
夕方の買い物で外に出たとき、久しぶりにちょっと足を延ばしてみた。団地の中に静かに存在する「清水入緑地」。
2,3年前の夏の午後にここを歩いて以来かな。あれは本当に暑い日で、なんでこんな日に私は散歩をしているんだ?!と思ったのだけれど、実はそういうときに頭の中を真っ白にしながら歩くのが快感な人間なのだ。そのときは、この緑地に入ったとたんに、え? ここにこんなところが?と思い、幼いころ、どこかに迷い込んでしまった不思議な経験がよみがえってきたのを覚えている。決して涼風は吹いてこなかったし、夏の暑さはそのままだったけれど、幼いころの夏を思い出して、その暑ささえ心地よかった。
そして今日…。夕暮れ前の清水入緑地に入り込むと、そこは誰もいない世界。「ホーホケキョ」というのどかなウグイスや、名も知らぬ鳥たちのさえずり。
同行した相棒は、「ん? 見事すぎてスピーカーから聞こえてくるように思えるな」と超現実的な発言をしていたけど、いや、それもなりなん…と思うくらい絶妙なタイミングでの「ホーホケキョ」だったのだ。
雑木林とその中をぬって進むくねくね道。ところどころ石畳になっているのがちょっと興ざめで。やっぱりそのままの土の道をそのまま残してほしかったような。童心に戻って駆け回り、忍者にでもスパイにでも変身してしまいたい、そんな訳のわからないことも考える。
それから、鉄骨でできた展望塔? 周囲の風景にはそぐわないけれど、それに登ったところで決して展望など開けないのだけれど。でもその上からは雑木林の木々の芽吹きはじめた枝や葉っぱが見えて、それはそれでなかなかいい。新緑がもっと鮮やかになったら、もう一度訪れてみよう。きっと息がつまるほどきれいだろうな。
児童公園のわきから出て、大平公園を横切って帰ってきた。
桜も盛りを過ぎているし、新緑にはまだちょっと早い…、そんな中途ハンパな今の清水入緑地。すべてにおいて中途ハンパな私にぴったりの散歩コースだったかも。
京王線南大沢駅から歩いて15分あまり。東京にもこんなところがある? そう思っていただけるかもしれない。
夕方の買い物で外に出たとき、久しぶりにちょっと足を延ばしてみた。団地の中に静かに存在する「清水入緑地」。
2,3年前の夏の午後にここを歩いて以来かな。あれは本当に暑い日で、なんでこんな日に私は散歩をしているんだ?!と思ったのだけれど、実はそういうときに頭の中を真っ白にしながら歩くのが快感な人間なのだ。そのときは、この緑地に入ったとたんに、え? ここにこんなところが?と思い、幼いころ、どこかに迷い込んでしまった不思議な経験がよみがえってきたのを覚えている。決して涼風は吹いてこなかったし、夏の暑さはそのままだったけれど、幼いころの夏を思い出して、その暑ささえ心地よかった。
そして今日…。夕暮れ前の清水入緑地に入り込むと、そこは誰もいない世界。「ホーホケキョ」というのどかなウグイスや、名も知らぬ鳥たちのさえずり。
同行した相棒は、「ん? 見事すぎてスピーカーから聞こえてくるように思えるな」と超現実的な発言をしていたけど、いや、それもなりなん…と思うくらい絶妙なタイミングでの「ホーホケキョ」だったのだ。
雑木林とその中をぬって進むくねくね道。ところどころ石畳になっているのがちょっと興ざめで。やっぱりそのままの土の道をそのまま残してほしかったような。童心に戻って駆け回り、忍者にでもスパイにでも変身してしまいたい、そんな訳のわからないことも考える。
それから、鉄骨でできた展望塔? 周囲の風景にはそぐわないけれど、それに登ったところで決して展望など開けないのだけれど。でもその上からは雑木林の木々の芽吹きはじめた枝や葉っぱが見えて、それはそれでなかなかいい。新緑がもっと鮮やかになったら、もう一度訪れてみよう。きっと息がつまるほどきれいだろうな。
児童公園のわきから出て、大平公園を横切って帰ってきた。
桜も盛りを過ぎているし、新緑にはまだちょっと早い…、そんな中途ハンパな今の清水入緑地。すべてにおいて中途ハンパな私にぴったりの散歩コースだったかも。
京王線南大沢駅から歩いて15分あまり。東京にもこんなところがある? そう思っていただけるかもしれない。