「今はもう～♪」～ジェンダーまで

2021.02.15（月）



　穏やかに晴れているけれど、宮城・福島・北関東の各県では、少しずつ被害が明らかになってきた。
　鉄道や道路の情報も。
　なにより驚いたしショックだったのは、10年前の東日本大震災の余震だという発表があったこと。
　（私の無知さ加減・・・）
　https://www.asahi.com/articles/ASP2F7WNCP2FULBJ00K.html
　「米地質調査所（USGS）によると、大地震の余震は何年にもわたって続く場合がある」とのこと。
　
　防災用具はそれなりに揃えているけれど、こういうものを使う現実には思いが至らなくなっていた。
　時間が過ぎて、ほかの問題ばかりが大きくなって、地震への恐怖は遠くなっていた。
　そこを十分に刺激されて、また今日から、だ。



　ジェンダーの問題は、私の中でも最近は日増しに大きな問題になっている。
　仕事柄なのか、短い会社勤めの中でも、フリーランスの時代も、また小さな会社を始めてからも、女性ということで負の扱いを受けたことはあまりない。仕事を手伝ってくれる女性たちの働きにくさを少しでも和らげられたらと協力してきたことくらいだ。
　今までの付き合いの中で、組織の中枢で、あるいはプロジェクトのトップで常に存在感を示し、若いスタッフを導いていたリーダー的な女性の知り合いにも数多く出会った。以前にも書いたが、見事だなと思えたのは、男性より女性に多かったくらいだ。だけど、じつはそれぞれが理不尽な境遇の中で必死に勝ち取ってきた場所を生きていたのかもしれないと、恥ずかしながら、今になって思う。
　そして今思えば、私よりもっと上の世代の女性たちが戦って勝ち得たものに気楽に乗っかって働いてきたのかもしれないとも思う。そういう先輩は大勢いた。私は生意気だったので、かわいがってはもらえなかったけど(-_-;)。
　
　短くはない人生を顧みて今さらながら忸怩たるものがあるのは、大学のころ2年だけ所属した体育会系のクラブでのことか。女子校時代とは裏腹に「女子だから」というだけで守られることに、「気楽でいい」と浸っていた愚かさ。楽しいことはたくさんあったけれど、2年しかもたなかったのかもしれないなあ。もう過去のことだけど。

　無理に女性を登用・・・はおかしいとは思う。能力で選ぶべきでそこに「女性を」という条件をつけるのは、むしろ「差別」と言えるかもしれない。
　だけど、それくらい強引なことをしなければ、「男社会」が想像以上に定着して世界から決定的に後れをとっているこの国のジェンダー問題は、いつまでたっても今のままかもしれない。そういう考えも理解できる。
　どうなんだろう。


　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　


　『俺の家の話』
　https://www.tbs.co.jp/oreie_tbs/
　二人でお腹を抱えて笑っている。さすがクドカン。心の微妙なところをくすぐってくれる。
　そしてその中で、グッと刺激されるところが効果的にあらわれて、感動しちゃったりするんだ。
　おかしな家族だけど、みんな「いいやつ」で、そこが今の私たちには格別。
　長瀬くんの自然体の演技も、抑え気味の独白も、目にも耳にも心地よい。
　（役者としての彼は、「たまに」でもいいから見たい）
　ほかの役者たち全員に心から拍手。
　能とプロレス・・・、様式美の両極端のコラボ。ここに目をつけるなんてね。


　『遺留捜査』
　最後の糸村さんの「三分間」と小田和正さんの「やさしい風が吹いたら」が私の心の琴線に触れて、しばし動けなくなることがある。
　ドラマの結末として、どうなの？と疑問を感じることがあっても、小田さんの「今はもう～♪」というハイトーンが聴こえてくると、まるで条件反射のように胸がいっぱいになる。
　だけど、今シリーズでは、その一瞬がやってこない・・・。
　ヘンだな、と思っていたら、エンディング曲が変わっていた・・・。似たような曲だけど、「今はもう～♪」ではなかったんだ。
　これだけで入り込めない私も私なんだけど・・・と笑ってしまう。

　小田和正さんのファンではない私には、正直、同じように聴こえてしまう恥ずかしさ。
　だけど、それって「ファンじゃないあるある」で、例えばスピッツの曲だって、私たちファンには、それぞれがいつも個性的で、「なんで30周年を迎えているのにいつも違う感動を教えてくれるの？」なんだけど、ファンじゃない人たちにしたら、「え～、また～」ってなことになるのかもしれない。

　それにしても、あのエンディングには「今はもう～♪」が絶対にいい！と、あきらめの悪い、しつこい私です。（笑）

　

　高木美帆選手と小平奈緒選手の活躍。すごいなあ、と陳腐ですけど。
　https://www.daily.co.jp/general/2021/02/13/0014077423.shtml
　https://news.yahoo.co.jp/articles/965942cb0f3f34be080e634055c301a9daf6e442


　友人Sから電話、若いY子さんからのLINEで愉快なスタンプ。
　午後はほっこりして、暮れそうだ。