隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

福島 裏磐梯の夏

2012年08月27日 21時16分56秒 | 私のPLACE(含・旅行記、山記録)

2012年夏の福島の片隅で

 この夏は必ず「福島」に行こうと決めていたので、8月5日のROCK IN JAPAN FES.2012 から続いて裏磐梯へ。
 15年くらい前の夏、お盆の渋滞に巻き込まれ、東北道を途中で降りて五色沼にテントを張ったときは、ビックリするくらいの湿気で・・・。
 その印象が強烈でその後訪れる気がしなかったのですよね。
 つまらないことにこだわっていました・・・。今回はほんとうに気持ちのいい時間を過ごせました。
 震災前の賑わいはまだまだ・・とホテルの従業員の方の発言。復興はこれからです。
 いわきナンバーの車が何台かで訪れていました。お母さんと子どもたちのグループでした。


★諸橋近代美術館

 http://dali.jp/

 友人の影響で一時のめりこんだダリの世界にひたってきました。
 「サルバドール・ダリ美術館」といわれているくらい、ダリづくしの館内です。
 ダリ関係のグッズも豊富だし。
 そして、その外観、庭園のすばらしさ。
 裏磐梯の風景をバックに、「どこか中世のヨーロッパを思わせる雰囲気」(と観光案内に書いてありました)。

 

 


★五色沼の誕生
 同行者は幼いころ、夏にここを訪れたことがあって、
 「そのときの記憶とあまりに光景が違いすぎる。木々がこんなになくて、もっと沼が見えたような気がする。あれって、五色沼じゃなかったのかな」
 と。
 五色沼を散策したあとで、入口付近の「裏磐梯ビジターセンター」(ココ)を訪れて納得。
 今の裏磐梯が形成された磐梯山の噴火は1888年で、そのときに土石流などで川がせき止められ、檜原湖、五色沼などが生まれたという。
 そのときに草木などはすべて死滅し、そこから自然の力と人間の復興への努力で、少しずつ緑が回復してきたというのだ。
 だからたぶん彼が見た幼いころの風景は記憶違いではなく、今の景観とは異なり、緑もここまでは回復せずに、沼たちがもう少し露わになっていたのだろう。
 そう思うと、緑の復活の力の強さに少し勇気をもらったような・・・。
 その史実をしめすジオラマに、静かな感動さえおぼえた。

 

 

 


★リストランテ イルレガーロ
 五色沼の入り口近くの県道沿いにあるのが「リストランテ イルレガーロ」。
 外観がかわいい。
 今回は別のホテルだったけれど、いつかここにも宿泊したい。

 http://il-regalo.com/page/


 

 パスタランチ(エゴマ豚とズッキーニのパスタ)とカルネランチをいただきました。
 量があって、さっぱり感が美味。 

 

 

 これ、すでにかじっていますね(-_-;) 



                     


 裏磐梯に入る前夜、北茨城市磯原の海岸沿いのホテルに宿泊した。
 震災では津波の被害を受け、1Fが海水であふれ、どうにか去年のうちに営業再開できたけれど、近くにはまだ再開のめどがたっていないホテルや旅館もあるという。
 近所の方の話では、歯抜け状態のように家屋がなく雑草がはえ放題になっているところは津波の被害にあったのだという。
 「なぜ、隣は大丈夫なのにここだけ? というところもあるんですよ」
 とおっしゃっている人もいました。
 
 勝田のほうにも用事があって立ち寄ったのですが、
 「地震はすごかったですね。外にいたけれど、あんな揺れははじめて」
 「信号がすべて作動しなくなって、帰るのがたいへんだった」
 「国道から工事が進んでいるので、県道なんかはまだ応急処置のままで、車で走ってもでこぼこしている」
 こんな話をしてくれました。

 穏やかな海を見ながら・・・。


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