ワタシに贈るエール

■ワタシに贈るエール

トビラを開けて　鍵をかけて
さあ　一歩目の不確かな振動
ワタシを包む　季節の匂いと
いつか見た　そのままの風景
巡り巡って　３６０度
ワタシはまた　ここにたどり着いた

不安も期待も　今とは違うモード
永遠に続くと　限りない錯覚の日々
いとしいうしろ姿を　目で追いながら
ワタシがワタシに贈る　優しいエール
「いつまでも　このままじゃない
変わることが怖くなることだってある」

あの曲がり角で　きっと立ち止まる
慎重なワタシは　左右を見るだろう
怖がりなぶんだけ　遠回りしながら
それでも必ず　ここにたどり着く
ワタシが贈るエールなど
きっとワタシには聞こえないだろう