4月1日 in SHIBUYA AX(18:00開演)
スピッツのファンクラブツアー GoGo スカンジナビア(通称「ゴースカ」)も残りあとわずか。
私はすでに2月12日の横浜BRITZに行ってしまったのですが(よかったら、こちらを見てください。ただし少々長いので、お時間のある方だけ)、友人二人(20代の男性と女性)がこの日のライブの感想を熱く熱く語ってくれたので、それを適当にインタビュー形式にまとめて遊んでみました。仕事でよくやる手なんで(笑)。二人の話をごちゃ混ぜにして、一人の架空の人物を作り出したと思っていただければ。
なお、のところは、私のモノローグです。うるさかったら、スルーしてください。
まずはじめに、4月1日 SHIBUYA AXのセットリストです。たぶん合っていると思います。
★セットリスト★
○オープニングアクト「THE SPITZ」
1 ワンツー!ワンツー!
2 HAPPY DAY
3 八王子
○スピッツ
1 クリスピー
2 楓(3位)
3 スピカ(2位)
4 稲穂
5 魔女旅に出る
6 ラズベリー
7 ねずみの進化(新曲)
8 点と点(新曲)
9 悲しみの果て(「エレファントカシマシ」のカバー)
10 リンダリンダ(「THE BLUE HEARTS」のカバー)
11 夜を駆ける(20位)
12 猫になりたい
13 スパイダー
14 8823
15 俺のすべて
16 魔法のコトバ(1位)
アンコール
17 P(新曲)
18 チェリー
★ビックリ、初期スピッツ!
○オープニングアクトはどうだった?
もうビックリ! 全然予想してなかったし。知ってた人もいるんだろうけど、でも4人が出てきたとき、すごい歓声があがってたから、知らなかった人もけっこういたんじゃない?
みんなすごい若い感じで、いつものスピッツよりはじけてました(笑)。「バイトで革ジャンも買えたし」ってマサムネが言ってたよ。黒の革ジャンと中はダーツの的みたいなのがプリントしてある白Tシャツで。当時のスピッツになりきって、なりきったつもりで?(笑)、「バンドやってるとなかなかバイトも難しい」とかって、モスバーガーの話なんかしてたよ。
インディーズのときの歌はまったく聴いたことなくて初めてだったんだけど、すごいロック。パンクっぽい? 「HAPPY DAY」っていう歌でコーラス入るでしょ。あそこを「みんなで歌って」って。会場、盛り上がってました。
そういえば3曲ともコーラス入るよね。力強くてかっこよかった。
そういえば、最近はあんまりメンバー全員のコーラスってない? ロックっぽくないのかな。『三日月ロック』の「ミカンズのテーマ」くらいかなあ。前は「花泥棒」とか「バイバイ、ベビーフェイス」とか、あったな。けっこう好きなんですけど。
マサムネは、たしか「遥か」のときの雑誌のインタビューで「自分でハーモニー重ねるの好き?」と聞かれて、「うちのメンバーのコーラスがちょっとイマイチだから(笑)」なんて言ってたな。んなことないですよ。
個人的には、八王子出身なもんで、「八王子」はうれしかったなあ。八王子って、マニアックだよね。
○昔、草野・田村が出会った大学が多摩地区にあって、あのあたりに田村君が住んでいて、二人で部屋にこもってゲームとかしてたらしい。前に八王子市民会館でライブやったとき、「ここで入学式やったよね~」って懐かしがってたから。
そうなんだー。かっこいい曲ばっかで感激だった。もっと聴いてみたいな、インディーズの頃の曲。
マサムネさんもハンドマイクで、ちょっと客を煽ったりして。それも新鮮だったなあ。
ほかのサイトでみたら、「HAPPY DAY」のかわりに「ファズギター」を演奏した会場もあったらしくて、あれ、すごく好きだったので聴きたかったです。「ボクが好きなのはファズギターの音」みたいな歌詞で(たしか)。
原宿のホコ天の話もしてた。「全然人が集まらなくて、人気なかったよねえ、疲れるだけだった」って。崎ちゃんは知らないおじさんに千円もらったって言ってたよ。
横浜BLITZではテツヤ君が、バイトのお金を落とした話をステージでしたらファンの女の子が五百円玉を差し出してくれた、と言ってたな。「もらっちゃったけど」って。お金、なかったんだろうな(笑)。
★全部アルバムに入れてください
○本物の?スピッツは新曲をやってくれたでしょ? どうでしたか?
新曲ってうれしいよね。マジで全部よかった。
「ネズミの進化」はなんか歌詞がおもしろそう。どんどん小さくなって狭いところに逃げ込む、とか。それが「進化」なんだね。スピッツらしい。でも曲の感じやアレンジはすごく力強い。タイトルを言ったら、会場から苦笑いっぽい反応。「らしいね」みたいな。マサムネさんも「仮タイトルじゃなく、これがタイトルになりそうなんですけど」って笑ってたけど。
「点と点」はイントロからロック! イントロからかっこいい。野外のイベントで聴いてみたいな、とか思ったよ。ギターもエッジがきいててズンズンきました。
「P」はこれまたおもしろいタイトルだけど、「仮タイトル」って言ってたかな。このゴースカのために作ったって。タイトルがどうなるか、このままこれで最後ってことになるか、全然決まっていないらしい。マサムネさんの弾き語りにクージーのキーボードが後半で入ってきた。声のすばらしさが前面に出ている感じで、じわ~っときました。
3曲ともアルバムに入れてほしい! もう一度聴いてみたいよ。1回だけなんてもったいない。
入れてほしいよね。でもわかんないんだよな、このバンドの場合。2000年夏リリースの『ハヤブサ』のときは前年のゴースカで演奏していた「Holiday」と「メモリーズ」がちゃんと入っていたけど。
2004年正月のROCK YOU LIVEに草野・三輪コンビが出たときにやった新曲2曲は「変身ポーズ」と「恋のはじまり」。2004年の前回のゴースカで演奏した新曲は「変身ポーズ」「恋のはじまり」「やさしくなりたいな」。結局、「変身ポーズ」はあれっきりだったなあ。ほかの2曲は2005年1月リリースの『スーベニア』の収録されたけど。
★ロックバンドだよなあ、と改めて思った
○好きな曲やってくれた?
「魔女旅に出る」聴きたかったんだよね。感激だった。『名前をつけてやる』に最近はまっているし。ストリングスのところはテツヤさんのギターだったよ。かわいい歌だよね、「魔女」って言い方にマサムネさんの女性観が感じられる、なんてね。
それと「ラズベリー」。ビデオでは見たことあるけど生は初めて。ビデオのマサムネさんは目がキラキラしてかわいいけど、今回はとにかくかっこよかったな。
あと「稲穂」はイントロのマサムネさんのアコギが軽快で。あれって疾走感がある曲なんだね。今回聴いて、好きになった。「猫になりたい」は夏の野外のイベントで聴いたことあるけど、これって人気あるよね。
定番の「スパイダー」「8823」「俺のすべて」はメッチャ盛り上がりました。メンバーの演奏がかっこいい。ライブでいつもやっているし、なんか安心感がある、聴いてて。田村さん、連続3回ジャンプ決めてたし、サラサラヘアーのテツヤさんも前に出て腰落として弾いたり。崎山さんが腕を上に上げて決めるポーズ、見ました! ロックバンドだよなあ。
★いろいろ盛りだくさんな企画がよかった
○20位ははずれ?
全然ダメ(笑)。「けもの道」だもん。20位ってなかなか微妙で難しいよね。でも「夜を駆ける」は大好きだから、聴けてうれしかったけど。
「スピカ」はね、当たり! あとは「青い車」と「バニーガール」。聴きたかったー。「楓」「スピカ」の両A面コンビはすごいねえ。「楓」が始まったとき、隣の女の子が「キャッ」って小さく声を発してました。マサムネさんの声がきれいで、ちょっと感動ものだった。
○カバー曲はどうだった?
よかった! 「悲しみの果て」はイントロで「ウオー!」って。「今までやったカバー曲の中で気持ちよかった曲」とか紹介してたかな。ホント、気持ちよさそうに歌ってた(笑)。恍惚状態なマサムネさん?
「リンダリンダ」をゴースカで聴けるとは思ってなかったよ。これは会場すごく盛り上がって揺れてた。「これがいちばん盛り上がる曲なんだよな」って歌い終わってからマサムネさん。いいのか?(笑)
ぜいたくを言わせていただけると、「モニカ」「ランナウェイ」ももう一度聴いてみたいような。それと、昔はよく女性シンガーの曲をカバーしてたので、そういうのもまたやってほしいな。インディーズの頃はカバーするっていうと、だいたい女性シンガーだったような気もする。「Be My Love」とか。最近(でもないけど)では、華原朋美の「I’m Proud」もちょっとよかった。女言葉のボーカリスト草野もなかなかセクシー?です。
○撮影会は?
もっと短い時間でチャチャってこなすのかと思ってたら、案外長めの時間をとってくれてたね。イベンターの梅木さんが必死に盛り上げてて。あの人、エンタテイナーだよね。でもない? とにかく涙ぐましい活躍でした。次々に自分のカラオケのレパートリー歌ったり。これがひどい歌なんだけど。
メンバーは四人並んで、ちょっと痛々しいときもあったけど、でも案外リラックスして笑顔も自然でした。「笑顔は無理につくれないけど~♪」とかって歌ってるよね、「ミカンズのテーマ」?(笑)
梅木さんが「40前にしてアイドルに目覚めたメンバー」って紹介してたよ。
近くの女の子がマサムネさんになんか聞いてたんだけど、マサムネさん、ちゃんと答えてた。撮影もいいけど、どさくさにまぎれて質問してみるのもいいかもね、なんて思った。四人の表情をみているだけでも楽しいし。田村さんのへん顔や、マサムネさんの「コマネチ!」も見ちゃったし。隣の女の子は、マサムネさんが革ジャンを脱ぐところを連写してた(笑)。崎山さんの優しそうな笑顔がステキでした。
ちなみに帰ってから見てみたら、カメラ目線のマサムネさんが撮れてました。家の宝にします。
★相変わらず、まったりなMC
○おもしろMCは?
なんかね、もうおもしろかったよ。普通の会話っていうか、そういう感じで。MCとか、そんなカテゴリーにはくくれない雑談っつうか。マサムネさん・テツヤさんの掛け合い漫才がおもしろかった。
昔、「草野マサムネは北島三郎の息子?」という噂が流れたことがあったらしくて、「似てる?」って言ったときに、ちょっとうなったよ、「与作」だったかも。
そのつながりで、テツヤさんが「似てないよねえ。マサムネはブルース・リーに似てる」、マサムネさんがそれに対して「テツヤはマチャアキ?」。これには会場からは「納得」な反応だったけど、「田村は出川哲朗、崎ちゃんは「ルー大柴」にはどっと笑い声が。ルー大柴と崎山さんは顔が濃いところ?
それから、ファンクラブツアーでどんなことをしようという話をしたときにいろいろアイデアが出たらしいね。握手会とか。これはひとり10~15秒として計算すると、「終電に帰れない人が出そう」って。みんなが並んでいるところをメンバーがハイタッチして駆け抜けるっつうのもどう?って。微妙…(笑)。
そしたらマサムネさんが「劇やりたい。最近興味がある」とか、あり得ない発言を。そういうの、いちばん苦手なはずだし。で、ミュージカルなんて言って、ガクッと崩れ落ちた姿勢から「笑われたっていいからと~♪」と歌いながら起きあがってた。ヘン(笑)。「F4は?」も言ってたよ。「花より男子」? テツヤさんは韓流スターの四天王と勘違いしてたけど。
○ゆるいね(笑)。
ああ、マサムネさんも言ってた、「今日がいちばんゆるい?」って。
エイプリルフールだから、その話題が多かった。「実は小柳ルミ子が俺のおばさんで…」ってマサムネさんが言いだしたのが最初だったかな。すぐに「嘘だけど」って言ってたけど。「俺、嘘つけないなあ。今、『小柳ルミ子が』って言っただけで、心臓がバクバクした」なんて、かわいこ発言もあり。そしたらテツヤさんが「『小柳ルミ子』って呼び捨てだし」とかね。
最後の挨拶で田村さんが「アルバムも三分の二はできあがってます」ってうれしい報告してくれて、そのあと「今回は崎ちゃんが1曲歌ってま~す」。会場から「おおーっ」ってどよめき。エイプリルフール発言だったらしいけどね。ちょっと聴いてみたい。
とにかく、スピッツ四人の仲の良さと、曲の良さと、ロックバンドだ!っつうところが伝わってきて、ホントにいいライブでした。今年はもうすぐ「ルキンフォー」のリリースもあるし、アルバムも公約してくれたし、楽しみな一年になりそう。
○どうも長時間サンキューでした!
うーん、もうちょっとリズムよくまとめたかったのですが、相変わらずズルズルいきました(笑)。実際に行ってないので、情報の正確さは責任もてません。
でも、楽しいライブだったようで、それが伝わればいいな。
ゴースカも、あと明日あさっての札幌を残すだけですね。スピッツ、ありがとう! そして、こんなレポを読んでくださったあなたにも、「ありがとうございました!」。
追記:そうそう、忘れてました。
「最近、桜にちなんだ歌が多いね。梅とか松とかの歌があってもいいのに、と思ってたけど、こうやってきれいな桜を見ると、わかるような気がする」とマサムネ君が言ってたそうです。
それから、下に置かれたドリンクをとるときに「ヨイショ」と言ったマサムネ君の声をマイクがひろってて客が笑ったら、「『ヨイショ』くらい言うだろ!」とかわいく毒づいてたそうです。
すいません、こんな追記で。でもせっかく話してくれたので。
スピッツのファンクラブツアー GoGo スカンジナビア(通称「ゴースカ」)も残りあとわずか。
私はすでに2月12日の横浜BRITZに行ってしまったのですが(よかったら、こちらを見てください。ただし少々長いので、お時間のある方だけ)、友人二人(20代の男性と女性)がこの日のライブの感想を熱く熱く語ってくれたので、それを適当にインタビュー形式にまとめて遊んでみました。仕事でよくやる手なんで(笑)。二人の話をごちゃ混ぜにして、一人の架空の人物を作り出したと思っていただければ。
なお、のところは、私のモノローグです。うるさかったら、スルーしてください。
まずはじめに、4月1日 SHIBUYA AXのセットリストです。たぶん合っていると思います。
★セットリスト★
○オープニングアクト「THE SPITZ」
1 ワンツー!ワンツー!
2 HAPPY DAY
3 八王子
○スピッツ
1 クリスピー
2 楓(3位)
3 スピカ(2位)
4 稲穂
5 魔女旅に出る
6 ラズベリー
7 ねずみの進化(新曲)
8 点と点(新曲)
9 悲しみの果て(「エレファントカシマシ」のカバー)
10 リンダリンダ(「THE BLUE HEARTS」のカバー)
11 夜を駆ける(20位)
12 猫になりたい
13 スパイダー
14 8823
15 俺のすべて
16 魔法のコトバ(1位)
アンコール
17 P(新曲)
18 チェリー
★ビックリ、初期スピッツ!
○オープニングアクトはどうだった?
もうビックリ! 全然予想してなかったし。知ってた人もいるんだろうけど、でも4人が出てきたとき、すごい歓声があがってたから、知らなかった人もけっこういたんじゃない?
みんなすごい若い感じで、いつものスピッツよりはじけてました(笑)。「バイトで革ジャンも買えたし」ってマサムネが言ってたよ。黒の革ジャンと中はダーツの的みたいなのがプリントしてある白Tシャツで。当時のスピッツになりきって、なりきったつもりで?(笑)、「バンドやってるとなかなかバイトも難しい」とかって、モスバーガーの話なんかしてたよ。
インディーズのときの歌はまったく聴いたことなくて初めてだったんだけど、すごいロック。パンクっぽい? 「HAPPY DAY」っていう歌でコーラス入るでしょ。あそこを「みんなで歌って」って。会場、盛り上がってました。
そういえば3曲ともコーラス入るよね。力強くてかっこよかった。
そういえば、最近はあんまりメンバー全員のコーラスってない? ロックっぽくないのかな。『三日月ロック』の「ミカンズのテーマ」くらいかなあ。前は「花泥棒」とか「バイバイ、ベビーフェイス」とか、あったな。けっこう好きなんですけど。
マサムネは、たしか「遥か」のときの雑誌のインタビューで「自分でハーモニー重ねるの好き?」と聞かれて、「うちのメンバーのコーラスがちょっとイマイチだから(笑)」なんて言ってたな。んなことないですよ。
個人的には、八王子出身なもんで、「八王子」はうれしかったなあ。八王子って、マニアックだよね。
○昔、草野・田村が出会った大学が多摩地区にあって、あのあたりに田村君が住んでいて、二人で部屋にこもってゲームとかしてたらしい。前に八王子市民会館でライブやったとき、「ここで入学式やったよね~」って懐かしがってたから。
そうなんだー。かっこいい曲ばっかで感激だった。もっと聴いてみたいな、インディーズの頃の曲。
マサムネさんもハンドマイクで、ちょっと客を煽ったりして。それも新鮮だったなあ。
ほかのサイトでみたら、「HAPPY DAY」のかわりに「ファズギター」を演奏した会場もあったらしくて、あれ、すごく好きだったので聴きたかったです。「ボクが好きなのはファズギターの音」みたいな歌詞で(たしか)。
原宿のホコ天の話もしてた。「全然人が集まらなくて、人気なかったよねえ、疲れるだけだった」って。崎ちゃんは知らないおじさんに千円もらったって言ってたよ。
横浜BLITZではテツヤ君が、バイトのお金を落とした話をステージでしたらファンの女の子が五百円玉を差し出してくれた、と言ってたな。「もらっちゃったけど」って。お金、なかったんだろうな(笑)。
★全部アルバムに入れてください
○本物の?スピッツは新曲をやってくれたでしょ? どうでしたか?
新曲ってうれしいよね。マジで全部よかった。
「ネズミの進化」はなんか歌詞がおもしろそう。どんどん小さくなって狭いところに逃げ込む、とか。それが「進化」なんだね。スピッツらしい。でも曲の感じやアレンジはすごく力強い。タイトルを言ったら、会場から苦笑いっぽい反応。「らしいね」みたいな。マサムネさんも「仮タイトルじゃなく、これがタイトルになりそうなんですけど」って笑ってたけど。
「点と点」はイントロからロック! イントロからかっこいい。野外のイベントで聴いてみたいな、とか思ったよ。ギターもエッジがきいててズンズンきました。
「P」はこれまたおもしろいタイトルだけど、「仮タイトル」って言ってたかな。このゴースカのために作ったって。タイトルがどうなるか、このままこれで最後ってことになるか、全然決まっていないらしい。マサムネさんの弾き語りにクージーのキーボードが後半で入ってきた。声のすばらしさが前面に出ている感じで、じわ~っときました。
3曲ともアルバムに入れてほしい! もう一度聴いてみたいよ。1回だけなんてもったいない。
入れてほしいよね。でもわかんないんだよな、このバンドの場合。2000年夏リリースの『ハヤブサ』のときは前年のゴースカで演奏していた「Holiday」と「メモリーズ」がちゃんと入っていたけど。
2004年正月のROCK YOU LIVEに草野・三輪コンビが出たときにやった新曲2曲は「変身ポーズ」と「恋のはじまり」。2004年の前回のゴースカで演奏した新曲は「変身ポーズ」「恋のはじまり」「やさしくなりたいな」。結局、「変身ポーズ」はあれっきりだったなあ。ほかの2曲は2005年1月リリースの『スーベニア』の収録されたけど。
★ロックバンドだよなあ、と改めて思った
○好きな曲やってくれた?
「魔女旅に出る」聴きたかったんだよね。感激だった。『名前をつけてやる』に最近はまっているし。ストリングスのところはテツヤさんのギターだったよ。かわいい歌だよね、「魔女」って言い方にマサムネさんの女性観が感じられる、なんてね。
それと「ラズベリー」。ビデオでは見たことあるけど生は初めて。ビデオのマサムネさんは目がキラキラしてかわいいけど、今回はとにかくかっこよかったな。
あと「稲穂」はイントロのマサムネさんのアコギが軽快で。あれって疾走感がある曲なんだね。今回聴いて、好きになった。「猫になりたい」は夏の野外のイベントで聴いたことあるけど、これって人気あるよね。
定番の「スパイダー」「8823」「俺のすべて」はメッチャ盛り上がりました。メンバーの演奏がかっこいい。ライブでいつもやっているし、なんか安心感がある、聴いてて。田村さん、連続3回ジャンプ決めてたし、サラサラヘアーのテツヤさんも前に出て腰落として弾いたり。崎山さんが腕を上に上げて決めるポーズ、見ました! ロックバンドだよなあ。
★いろいろ盛りだくさんな企画がよかった
○20位ははずれ?
全然ダメ(笑)。「けもの道」だもん。20位ってなかなか微妙で難しいよね。でも「夜を駆ける」は大好きだから、聴けてうれしかったけど。
「スピカ」はね、当たり! あとは「青い車」と「バニーガール」。聴きたかったー。「楓」「スピカ」の両A面コンビはすごいねえ。「楓」が始まったとき、隣の女の子が「キャッ」って小さく声を発してました。マサムネさんの声がきれいで、ちょっと感動ものだった。
○カバー曲はどうだった?
よかった! 「悲しみの果て」はイントロで「ウオー!」って。「今までやったカバー曲の中で気持ちよかった曲」とか紹介してたかな。ホント、気持ちよさそうに歌ってた(笑)。恍惚状態なマサムネさん?
「リンダリンダ」をゴースカで聴けるとは思ってなかったよ。これは会場すごく盛り上がって揺れてた。「これがいちばん盛り上がる曲なんだよな」って歌い終わってからマサムネさん。いいのか?(笑)
ぜいたくを言わせていただけると、「モニカ」「ランナウェイ」ももう一度聴いてみたいような。それと、昔はよく女性シンガーの曲をカバーしてたので、そういうのもまたやってほしいな。インディーズの頃はカバーするっていうと、だいたい女性シンガーだったような気もする。「Be My Love」とか。最近(でもないけど)では、華原朋美の「I’m Proud」もちょっとよかった。女言葉のボーカリスト草野もなかなかセクシー?です。
○撮影会は?
もっと短い時間でチャチャってこなすのかと思ってたら、案外長めの時間をとってくれてたね。イベンターの梅木さんが必死に盛り上げてて。あの人、エンタテイナーだよね。でもない? とにかく涙ぐましい活躍でした。次々に自分のカラオケのレパートリー歌ったり。これがひどい歌なんだけど。
メンバーは四人並んで、ちょっと痛々しいときもあったけど、でも案外リラックスして笑顔も自然でした。「笑顔は無理につくれないけど~♪」とかって歌ってるよね、「ミカンズのテーマ」?(笑)
梅木さんが「40前にしてアイドルに目覚めたメンバー」って紹介してたよ。
近くの女の子がマサムネさんになんか聞いてたんだけど、マサムネさん、ちゃんと答えてた。撮影もいいけど、どさくさにまぎれて質問してみるのもいいかもね、なんて思った。四人の表情をみているだけでも楽しいし。田村さんのへん顔や、マサムネさんの「コマネチ!」も見ちゃったし。隣の女の子は、マサムネさんが革ジャンを脱ぐところを連写してた(笑)。崎山さんの優しそうな笑顔がステキでした。
ちなみに帰ってから見てみたら、カメラ目線のマサムネさんが撮れてました。家の宝にします。
★相変わらず、まったりなMC
○おもしろMCは?
なんかね、もうおもしろかったよ。普通の会話っていうか、そういう感じで。MCとか、そんなカテゴリーにはくくれない雑談っつうか。マサムネさん・テツヤさんの掛け合い漫才がおもしろかった。
昔、「草野マサムネは北島三郎の息子?」という噂が流れたことがあったらしくて、「似てる?」って言ったときに、ちょっとうなったよ、「与作」だったかも。
そのつながりで、テツヤさんが「似てないよねえ。マサムネはブルース・リーに似てる」、マサムネさんがそれに対して「テツヤはマチャアキ?」。これには会場からは「納得」な反応だったけど、「田村は出川哲朗、崎ちゃんは「ルー大柴」にはどっと笑い声が。ルー大柴と崎山さんは顔が濃いところ?
それから、ファンクラブツアーでどんなことをしようという話をしたときにいろいろアイデアが出たらしいね。握手会とか。これはひとり10~15秒として計算すると、「終電に帰れない人が出そう」って。みんなが並んでいるところをメンバーがハイタッチして駆け抜けるっつうのもどう?って。微妙…(笑)。
そしたらマサムネさんが「劇やりたい。最近興味がある」とか、あり得ない発言を。そういうの、いちばん苦手なはずだし。で、ミュージカルなんて言って、ガクッと崩れ落ちた姿勢から「笑われたっていいからと~♪」と歌いながら起きあがってた。ヘン(笑)。「F4は?」も言ってたよ。「花より男子」? テツヤさんは韓流スターの四天王と勘違いしてたけど。
○ゆるいね(笑)。
ああ、マサムネさんも言ってた、「今日がいちばんゆるい?」って。
エイプリルフールだから、その話題が多かった。「実は小柳ルミ子が俺のおばさんで…」ってマサムネさんが言いだしたのが最初だったかな。すぐに「嘘だけど」って言ってたけど。「俺、嘘つけないなあ。今、『小柳ルミ子が』って言っただけで、心臓がバクバクした」なんて、かわいこ発言もあり。そしたらテツヤさんが「『小柳ルミ子』って呼び捨てだし」とかね。
最後の挨拶で田村さんが「アルバムも三分の二はできあがってます」ってうれしい報告してくれて、そのあと「今回は崎ちゃんが1曲歌ってま~す」。会場から「おおーっ」ってどよめき。エイプリルフール発言だったらしいけどね。ちょっと聴いてみたい。
とにかく、スピッツ四人の仲の良さと、曲の良さと、ロックバンドだ!っつうところが伝わってきて、ホントにいいライブでした。今年はもうすぐ「ルキンフォー」のリリースもあるし、アルバムも公約してくれたし、楽しみな一年になりそう。
○どうも長時間サンキューでした!
うーん、もうちょっとリズムよくまとめたかったのですが、相変わらずズルズルいきました(笑)。実際に行ってないので、情報の正確さは責任もてません。
でも、楽しいライブだったようで、それが伝わればいいな。
ゴースカも、あと明日あさっての札幌を残すだけですね。スピッツ、ありがとう! そして、こんなレポを読んでくださったあなたにも、「ありがとうございました!」。
追記:そうそう、忘れてました。
「最近、桜にちなんだ歌が多いね。梅とか松とかの歌があってもいいのに、と思ってたけど、こうやってきれいな桜を見ると、わかるような気がする」とマサムネ君が言ってたそうです。
それから、下に置かれたドリンクをとるときに「ヨイショ」と言ったマサムネ君の声をマイクがひろってて客が笑ったら、「『ヨイショ』くらい言うだろ!」とかわいく毒づいてたそうです。
すいません、こんな追記で。でもせっかく話してくれたので。