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議員必携

2008年04月30日 | その他
・・・という、国語辞書サイズの本が新人議員に支給された。
議会運営や、予算・決算の認定の仕方、発言の仕方など、本会議においてのルールなどをまとめた、まさに読んで字のごとく、議員の必携すべき指南書である。

なあんて、えらそうに書きますけれど、最初は読んでて、ちんぷんかんぷんだった。
何回か本会議を経験してきて始めて、ああ、これに書いてあったことはこういうことなのか、とわかる様になってきた。

流れがわかって改めて読んでみると、書いてあることは至極当たり前のことが書いてある。後は、議会での議事手続きの仕方や、審議の種類などが書いてあると考えていいかな。

しかし、である。
たとえば

第5章  発言
   2 発言の制限  
  発言は、・・・・会議の能率的運営と・・・・そして議会の権威確保のため、 これに一定の制約が加えられている。・・・・
   (4)発言は簡明に行い、議題外にわたり、あるいは許可された趣旨の範囲を超えてはならない。
   (5)無礼な言葉を使用し、または他人の私生活にわたって発言してはならない。
   (6)議会の品位を落とすような発言をしてはならない。

と言う項目がある。
・・・・まあ、国会中継なんか見てても、これをそのまま遵守していてはとても主張したいことは伝わらないし、迫力に欠けるし、そりゃ、あくまでも理想ですよ。
 でもねえ。
 延々15分も20分も同じことを繰り返ししゃべるって、どうよ。
 私、最初は、何で議長はそこんところきちんと采配しないのかと思ってた。でも、最近わかってきた。気の済むところまでしゃべらせとかないと、後が大変だってこと。
 で、結局混乱を避けるために一部の、“簡明で、許可された趣旨の範囲”でない発言をする人たちのためにむだな時間を費やすことも結局は効率的運営のためにやむをえない、と言うこと。

私は、議員必携をそんなに精読しているわけじゃないけれど、少なくともそこに書いてある一般常識なんて、いまさら精読して理解すると言うものではないでしょうに

(5)、(6)の項目についても、傍聴者がいないのを幸いに、またいたとしてもそれが応援者であればなおのこと、勢いづいての発言も。
昔はもっとひどかったとか。このくらいで驚く私は修行が足らないのか!?