田舎道を車で走っておりますと、踏み切りにさしかかり、私の車の前を一人の高校生ぐらいの男の子が自転車に乗って渡ろうとしていました。
と、3分の一ほどわたりかけたところでなんと、警報が鳴り始めたのです。
遮断機はすぐに降りてくるわけでなし、田んぼの中の小さな踏切だから、ここはひとつ突っ切って・・・と、思っていたら、え?え?
自転車の彼、なんとえっちらおっちら後戻りを始めてる。自転車のバックって、なかなか動かないんですよ。それを、ふらふらとえっちらおっちら。
幅も狭いから、追い越すに追い越せなくて私も足止め食らってしまいました。内心、この踏み切り待たなければ目的地に早く着けるのに・・・と、イラッとしたのですが
なかなか踏切から抜け出せない彼。ああ・・・遮断機が頭の上に下りてくる!と、はらはら見てましたらぎりぎりセーフで遮断機手前に戻ってきました。
幸運にも電車はすぐに通り過ぎ、また出発することができたのですが、追い抜きざまについどんな子や!?と、覗き込んでしまいました。
うむ。気の弱そうな子や。決まったことはきちんと守らなきゃいかん、て教えられてきたんだろうね。
あ、いや、決められたことは守らなければなりません。
でもね、わたりかけてた踏切を、警報が鳴り出したからってバックするかなあ。
踏切じゃなくてこれがたとえば
僕はこれがしたいんや!
って、思うものがあったとき、何が何でも突っ切る強さって、大事なんとちゃうんかな。
電車が通り過ぎるあいだの何十秒かの間に肩からずれかけてたリュックの紐をかけなおすこともできただろうに、ずれたままで自転車をゆるゆるこいでる彼を追い越して、ちょっと彼のことを心配してしまいました。
と、3分の一ほどわたりかけたところでなんと、警報が鳴り始めたのです。
遮断機はすぐに降りてくるわけでなし、田んぼの中の小さな踏切だから、ここはひとつ突っ切って・・・と、思っていたら、え?え?
自転車の彼、なんとえっちらおっちら後戻りを始めてる。自転車のバックって、なかなか動かないんですよ。それを、ふらふらとえっちらおっちら。
幅も狭いから、追い越すに追い越せなくて私も足止め食らってしまいました。内心、この踏み切り待たなければ目的地に早く着けるのに・・・と、イラッとしたのですが
なかなか踏切から抜け出せない彼。ああ・・・遮断機が頭の上に下りてくる!と、はらはら見てましたらぎりぎりセーフで遮断機手前に戻ってきました。
幸運にも電車はすぐに通り過ぎ、また出発することができたのですが、追い抜きざまについどんな子や!?と、覗き込んでしまいました。
うむ。気の弱そうな子や。決まったことはきちんと守らなきゃいかん、て教えられてきたんだろうね。
あ、いや、決められたことは守らなければなりません。
でもね、わたりかけてた踏切を、警報が鳴り出したからってバックするかなあ。
踏切じゃなくてこれがたとえば
僕はこれがしたいんや!
って、思うものがあったとき、何が何でも突っ切る強さって、大事なんとちゃうんかな。
電車が通り過ぎるあいだの何十秒かの間に肩からずれかけてたリュックの紐をかけなおすこともできただろうに、ずれたままで自転車をゆるゆるこいでる彼を追い越して、ちょっと彼のことを心配してしまいました。