最近、ソナチネを弾き始めた生徒さんがいます。
何とか弾こうと先へ先へ進むばかりで音ははっきりしない、指は転げる、つっかえる・・・・。
で、とにかくゆっくりと、しかも2小節、もっと丁寧にしなければならないところは1小節をじっくり弾き込ませます。音のそろい、フレーズの歌わせ方、指の体重移動、ささえ・・・・。すべてに神経を集中させて弾くように、何回も何回も練習させました。
この作業、本当に根気の要る作業です。でも、これをやるのとやらないのとでは大きな違いが。
かの、大ピアニストにして作曲家のラフマニノフもステージ上で見せる華麗なテクニックからは考えられないほどのスローなテンポで練習していたとか。目にもとまらぬ速さの技の陰には、居並ぶ音のひとつひとつに意味を持たせ、それを忠実に表現しようとする演奏家の妥協を許さぬ表現方法が隠されているのです。
練習していない人の演奏と一生懸命練習した人の演奏は、音楽のことをよく知らない人でも違いがわかるのは、その人の出す音にどれだけの意味づけが出来ているかどうかが現れてくるからです。
指が早く動いたり、難しい和音がおさえられたりというのは演奏をスムーズに進めていく上で大事なことですが、一番大事なのは、練習のとき、
「ここはこんな風に弾こう」
とか、
「こんな音で弾きたいな」
と、思って弾くことです。
それを、サポートするのが、実は教師の役割なんですが、ついつい、早く弾かそうとすることだけに一生懸命になっていないかな・・・・・。
ソナチネで四苦八苦する生徒の横でそんな間違いに陥っていないか、いつも思いながらレッスンしています。・・・・て言うか、レッスンしているつもり、です。汗
何とか弾こうと先へ先へ進むばかりで音ははっきりしない、指は転げる、つっかえる・・・・。
で、とにかくゆっくりと、しかも2小節、もっと丁寧にしなければならないところは1小節をじっくり弾き込ませます。音のそろい、フレーズの歌わせ方、指の体重移動、ささえ・・・・。すべてに神経を集中させて弾くように、何回も何回も練習させました。
この作業、本当に根気の要る作業です。でも、これをやるのとやらないのとでは大きな違いが。
かの、大ピアニストにして作曲家のラフマニノフもステージ上で見せる華麗なテクニックからは考えられないほどのスローなテンポで練習していたとか。目にもとまらぬ速さの技の陰には、居並ぶ音のひとつひとつに意味を持たせ、それを忠実に表現しようとする演奏家の妥協を許さぬ表現方法が隠されているのです。
練習していない人の演奏と一生懸命練習した人の演奏は、音楽のことをよく知らない人でも違いがわかるのは、その人の出す音にどれだけの意味づけが出来ているかどうかが現れてくるからです。
指が早く動いたり、難しい和音がおさえられたりというのは演奏をスムーズに進めていく上で大事なことですが、一番大事なのは、練習のとき、
「ここはこんな風に弾こう」
とか、
「こんな音で弾きたいな」
と、思って弾くことです。
それを、サポートするのが、実は教師の役割なんですが、ついつい、早く弾かそうとすることだけに一生懸命になっていないかな・・・・・。
ソナチネで四苦八苦する生徒の横でそんな間違いに陥っていないか、いつも思いながらレッスンしています。・・・・て言うか、レッスンしているつもり、です。汗