秋の子
サトウハチロー
すすきの中の子 一二の三人
ハゼ釣りしてる子 三四の五人
どこかで焼き栗 焼いている
つばきをのむ子は 何人だろな
柿の実見てる子 一二の三人
さよならしてる子 三四の五人
ごはんになるまで お守りする
おんぶをする子は 何人だろな
日暮れに走る子 一二の三人
風呂焚きしてる子 三四の五人
こおろぎあちこち 鳴きだした
淋しく聞く子は 何人だろな
この歌を知っている人は今、どのくらいいらっしゃるのでしょうね?
若い頃、たまたま見つけたこの歌を、当時産休の裏付けで受け持った2年生のクラスで帰りの会の時に歌いました。
当時でもお守りしたり風呂炊きなどということはもうなかったと思いますが、子どもたちは楽しんで歌っていたように記憶しています。
さて、時は過ぎ。
先日、大人のピアノ教室で練習の合間にこの歌の歌詞を渡して歌いました。
歌い終わった途端、「風呂焚き、って、もう死語ですねえ!」と、言葉を漏らしたところ、みなさんもいっせいに笑いながら小さい頃の思い出を話し始められました。
うちは小学校の頃まで父が山に入って木を切り出し、薪を作っていました。
芝を燃やして下火を作り、薪を乗せていき、お風呂を焚いていました。
すると、ピアノの生徒の皆さんはお風呂はオガライトで焚いていた、と話され、しばらく昔話に花が咲いたのでした。
今の生活にない「お守りのおんぶ」や「風呂焚き」を歌ったこの歌がいつまで人の口に上って歌われるのか、なんとも寂しい気持ちがしますが、この生活の思い出のある人にとってはまだまだ心を明るく照らす役割を担っています。
久しぶりに歌った懐かしい歌でした。
兵庫県赤穂郡上郡町の「外川ピアノ教室」ホームページ
サトウハチロー
すすきの中の子 一二の三人
ハゼ釣りしてる子 三四の五人
どこかで焼き栗 焼いている
つばきをのむ子は 何人だろな
柿の実見てる子 一二の三人
さよならしてる子 三四の五人
ごはんになるまで お守りする
おんぶをする子は 何人だろな
日暮れに走る子 一二の三人
風呂焚きしてる子 三四の五人
こおろぎあちこち 鳴きだした
淋しく聞く子は 何人だろな
この歌を知っている人は今、どのくらいいらっしゃるのでしょうね?
若い頃、たまたま見つけたこの歌を、当時産休の裏付けで受け持った2年生のクラスで帰りの会の時に歌いました。
当時でもお守りしたり風呂炊きなどということはもうなかったと思いますが、子どもたちは楽しんで歌っていたように記憶しています。
さて、時は過ぎ。
先日、大人のピアノ教室で練習の合間にこの歌の歌詞を渡して歌いました。
歌い終わった途端、「風呂焚き、って、もう死語ですねえ!」と、言葉を漏らしたところ、みなさんもいっせいに笑いながら小さい頃の思い出を話し始められました。
うちは小学校の頃まで父が山に入って木を切り出し、薪を作っていました。
芝を燃やして下火を作り、薪を乗せていき、お風呂を焚いていました。
すると、ピアノの生徒の皆さんはお風呂はオガライトで焚いていた、と話され、しばらく昔話に花が咲いたのでした。
今の生活にない「お守りのおんぶ」や「風呂焚き」を歌ったこの歌がいつまで人の口に上って歌われるのか、なんとも寂しい気持ちがしますが、この生活の思い出のある人にとってはまだまだ心を明るく照らす役割を担っています。
久しぶりに歌った懐かしい歌でした。
兵庫県赤穂郡上郡町の「外川ピアノ教室」ホームページ