会話、してほしいなあ（拍手返信あり）

　絶海をみた全国300万の平哀好きーが妄想したに違いない（勝手な推定）平次と哀ちゃんの後日談です。
　ネタばれありです。ご注意を。



「ここにおったんか。ちっさいねえさん」
「あら、西の名探偵さん。あまりうろつかない方がいいんじゃない？名誉の負傷に障るわよ」
「ん、これか？こんなん大袈裟にされてるだけで大したことあらへ…イテテ」
「ほらごらんなさい。どうしたの？」
「いや、ねえさんに聞きたいことがあってん」
「聞きたいこと？」
「ねえさん、工藤から頼まれてたこと涼しい顔して調べとったけど、あれホンマはかなり危ない橋を渡っとたんちゃうん？」
「…何の事かしら？」
「イージス艦の塗料の話や。たかが塗料というても相手は防衛省しかもそこのトップ・シークレットや。いくら腕に覚えがあるというても一つ間違ってたらスパイを疑われてもしゃーないで」
「そうね。考えてみたらずいぶん運が良かったみたい」
「誤魔化しなって。工藤もイージス艦の中で結構無茶しとったみたいやけど、アイツはバレたところで子供の姿や。でもねえさんの相手は画面の向こう、そんな言い訳の通用せんやんか」
「しょうがないじゃない。誰かさんが船の上から一方的に頼みごとをしてくるんだもの」
「そやな。ほんで一番危ないところはさっさと一人で引き受けてしまうて、ねえさんも相当アホやな」
「な！？」
「でもオレはアホは嫌いとちゃうで。あとアホは関西では褒め言葉やねん。ここはちゃんと覚えといてなテストに出るで」
「…あなたに褒められてもうれしくないんだけど」
「そんな冷たい事言わんといてえな。オレはねえさんに認めてもらいたいと思てんねんから」
「…認めてるわよ」
「え？ホンマに！？」
「バカで無鉄砲なところはね」
「ははは。きっついなあ」
「……あと誰かさんと同じでお節介焼きなところもね」
「ん？何か言うた？」
「いいえ。それより幼馴染が探しにきたみたいよ。行ってあげなさい」
「ああ。…なあ、ねえさん」
「何？」
「いつかオレが困った時も、手伝うてくれるか？」
「…そうね。気が向けばね」
「よっしゃ！約束やで！ほなな～」
「……ほんと、騒がしい人ね。でも不思議と私も嫌いじゃないのよね」


そんなわけで平次が哀ちゃんの協力を求めに阿笠邸に出入りしたらいいと思うんだ。



　それでは以下は拍手の返信です。いつもたくさんの拍手、レス不要のコメントもありがとうございます。


＞コ哀好き♪さん
コ哀の日小話の感想ありがとうございます。喜んでいただけて良かったです。今回の映画は評判良いですね。筋の通ったストーリーだけにツッコミどころもさほど気にならなく見れました。感想も上げましたので、よろしければお読みくださいませ。

映画では平次と哀ちゃんの関係が近くてコナンを含めた三人というのもいろいろ想像が膨らみますね。阿笠邸の一コマに萌えさせていただきました。おっしゃる様にいつものように人使いの荒いコナンを少々懲らしめてやりたいものです。