突然ですが、私は男性の髭を剃るところが好きだったりします。
そんなわけで昨日は「髭を剃る」というテーマで色々妄想などをしていたのですよ。
以下はそんな妄想の垂れ流し小話です。
APTX4869の解毒剤は飲まず江戸川コナンと灰原哀として生きるという選択をしてから八年。中学入学を機に毛利探偵事務所を出て工藤邸で一人暮らしを始めている設定で。
その日、朝起きると哀は工藤邸に向かった。
昨夜から阿笠が学会で家を空けているのだが、今まではそういう時には阿笠邸に泊まりに来ていたコナンが今回に限って工藤邸に帰って寝ると強く主張したのが発端だった。
「いつもの様にここに泊まればいいじゃない」
と首を傾げる哀に、
「……オメーな。オレを何だと思ってんだよ」
呆れたように肩をすくめると「明日、起しに来てくれ」と言うだけ言ってさっさと自宅に引き上げてしまった。
「あの人こそ私を何だと思っているのかしら。私は時計じゃないのよ」
と昨夜を思いだし怒りを込めて、哀は工藤邸の呼び鈴を鳴らした。インターホン越しにくぐもった声で返事が返ってきた。
玄関を開けると洗面所の方からコナンの「入れよ」という声がする。最近、少し低くなったコナンの声を聞くたび哀は心がざわつくのを感じていた。そんな気持ちを誤魔化すように
「あのね、工藤君……!」
と文句を言おうとした瞬間、洗面所を覗いた哀が固まる。そこには鏡を覗きながらT字剃刀で器用に髭を剃るコナンの姿があった。
「ん?」
途中で言葉を切った哀を訝しんで視線を向けたコナンが、哀の動揺した視線を捉えてにやりと笑う。
「オメーさ、オレも男なんだぜ」
そう言いながらコナンは剃りあげた頬のクリームを綺麗に拭うと、哀にゆっくりと近づいてその耳元で
「だから、そろそろ覚悟しとけよ?色々、さ」
声変わりし始めた声で不敵にそう囁いたのだった。
お髭のロマンなコ哀編とはつまり、こういう攻守交代するコ哀がみたいなあ、という願望です。
そんなわけで昨日は「髭を剃る」というテーマで色々妄想などをしていたのですよ。
以下はそんな妄想の垂れ流し小話です。
APTX4869の解毒剤は飲まず江戸川コナンと灰原哀として生きるという選択をしてから八年。中学入学を機に毛利探偵事務所を出て工藤邸で一人暮らしを始めている設定で。
その日、朝起きると哀は工藤邸に向かった。
昨夜から阿笠が学会で家を空けているのだが、今まではそういう時には阿笠邸に泊まりに来ていたコナンが今回に限って工藤邸に帰って寝ると強く主張したのが発端だった。
「いつもの様にここに泊まればいいじゃない」
と首を傾げる哀に、
「……オメーな。オレを何だと思ってんだよ」
呆れたように肩をすくめると「明日、起しに来てくれ」と言うだけ言ってさっさと自宅に引き上げてしまった。
「あの人こそ私を何だと思っているのかしら。私は時計じゃないのよ」
と昨夜を思いだし怒りを込めて、哀は工藤邸の呼び鈴を鳴らした。インターホン越しにくぐもった声で返事が返ってきた。
玄関を開けると洗面所の方からコナンの「入れよ」という声がする。最近、少し低くなったコナンの声を聞くたび哀は心がざわつくのを感じていた。そんな気持ちを誤魔化すように
「あのね、工藤君……!」
と文句を言おうとした瞬間、洗面所を覗いた哀が固まる。そこには鏡を覗きながらT字剃刀で器用に髭を剃るコナンの姿があった。
「ん?」
途中で言葉を切った哀を訝しんで視線を向けたコナンが、哀の動揺した視線を捉えてにやりと笑う。
「オメーさ、オレも男なんだぜ」
そう言いながらコナンは剃りあげた頬のクリームを綺麗に拭うと、哀にゆっくりと近づいてその耳元で
「だから、そろそろ覚悟しとけよ?色々、さ」
声変わりし始めた声で不敵にそう囁いたのだった。
お髭のロマンなコ哀編とはつまり、こういう攻守交代するコ哀がみたいなあ、という願望です。
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