観察日記

　バーボン編がじりじりと進んでいる影響か土日になるとたくさん来ていただいてありがたい限りです。現在、拍手小話のリライト作品の最終校正にかかってます。アップにはもう少しかかるかな、と言ったところです。

　さて、事件は私が最近あまりにまどマギ熱が再燃しているのを見ていたダンナが「オレももう一回見ようかな」と言いだしたところから始まりました。
　思い返せば昨年の二月、当時放送真っ最中だったまどマギの録画DVDを先輩から借りて見始めたものの、マミさん脱落後のさやかの物語でどんどん追いつめられていく彼女の姿を見るに忍びず7話で脱落してから一年半と少し。彼がそういうのであれば私も望むところです（上手くすれば一緒に劇場版連続鑑賞の道ずれにできますし）すでに全巻購入済みのDVDを出してきて昼下がりの鑑賞会ということになりました（ちょうど友人に貸してたやつが帰ってきたところというナイスタイミングでしたしね）。
　ということで見る前にどこまで物語を覚えているのかを確認したところ
　「マミさんが食べられて、キュウべえが悪魔で、さやかが可愛そうで、杏子がええやつやねん。あとほむらが謎で、変身せえへんくせに主役がまどかや」
　という答え。まあだいたい合ってる（笑）ということで鑑賞スタート。私はもう数周目ですが、初見の人を見てると、いや面白い面白い。そもそも7話でさやかが可愛そうで見られないと言ったくせにいきなり8話9話のさやか編クライマックスという時点で矛盾なんですよね。旦那は当然先の展開を知らない訳ですから反応も新鮮で、衝撃を受けつつ最後まで何とか鑑賞することができました。
　そもそもうちのダンナという人はキャラクターに感情移入する時としない時の差が激しい上に基準がよく分からないのですが、今回はかなり杏子がお気に入りのキャラだったようで、9話で杏子の最後を見た後はちょっと放心してました。でも例えばマクロスを見ている時は追い詰めらていくシェリルにはそれほど共感しないんですよね。不思議なので聞いてみたら
　「シェリルには歌があるけど、魔法少女には絶望しかないやん」
　との答えで、ここは「ふ～む」と思わず納得してしまいました。そんな中最後まで見終って感想を聞いたら「面白いっていうか、完成された話やな」とのことですが、しばらしてから「…でもあの最後しかないわな」と言っていたのが印象的でした。
　とはいえ劇場版は「しばらくはいい」とのことですから、何とか来年の新作公開までにもう一営業かけたいと思います。

　それはともかく、私にとってはまどマギを語る上で無くてはならないのは音楽と歌なんですが、うちのダンナはもともと音楽には一切興味の無い人なんです。今回もまどマギを見ながらOPとEDの歌は全部飛ばす始末だし（さすがに10話だけは全力で止めましたが）分かっていたし大きなお世話だけどもったいないなあ。まあ、マクロスFの映画見ててライブシーン飛ばすようなヤツにこの作品の音楽の良さを語っても無駄なんですけどね（モデラーなのでバトルシーンが目当てなんですよね）。…にしてもやっぱりなんとも納得いかなあ。