あれもこれも

灰原中心二次創作サイトの創作人によるあれこれ日記。何かありましたら「拍手」からどうぞ。お礼は名探偵コナンの小ネタ三種類。

説明しよう!

2009-12-09 20:08:15 | サンデー感想
 出先で「来年もよろしく」とか「良いお年を」という声を聞いたり、カレンダーや正月用の祝箸を貰ったりすると、何だか師走だなあとしみじみ思ったりしてしています。今年は不景気とカレンダーの関係で25日が仕事終わりのところも多いようです。「25日はクリスマス忘年会!」という皆さん、お互い頑張りましょうね。

 それでは以下はお嬢様が今までの影の薄さを吹き飛ばしてヒロインの貫禄を見せ付けてくれた今週のサンデーの感想です。

 来年の映画情報が出ていましたが、そちらについてはまた別に書きたいと思います。

 十干十二支事件の推理編。容疑者も無事出揃いました。
 やはり「サル」は申のこと。そして9というのは干支の順番に当てはめると9番目に来るのが「壬申」でこれは「みずのえのさる」と読むので犯人は水江申次さんということで決まりな様です。

 ところで今回のキーになっている干支つまり十干十二支について、どうせ来週コナンの説明が入るでしょうが、少し書いてみたいと思います。
 今の私たちにとって年を表現する時は西暦と元号が普通ですが、明治期までは多くの日本人にとっはこの干支による表現が当たり前でした。つまり「○○さんは何年の生まれ?」と聞くと今なら「1994年です」とか「平成6年」と言いますが、昔は「甲戌(きのえいぬ)」と答えていました。当然、これは公文書などでも同様で「享和弐年 壬戌(みずのえのいぬ)」というように当時の役所の書類などには必ず元号と干支が表記されています。
 これは元号がしょっちゅう変わっていたこと(今のように一世一元になったのは明治になってからです)と、元号の変更が全国にいきわたるのに時間がかかって地方によってはかなりのタイムラグが出たことが大きな理由です。
 つまり元号の変更は幕府が朝廷に奏上→元号が決定→全国に幕府を通じて藩や代官所に発布…といった数々の手続きを踏んでいくため、庶民にまでいきわたることは難しかったのです。そのため当時の人の多くはその時の元号を知らなかったと言われています(よくタイムスリップ漫画で「今は安永三年だよ」とか言うシーンがありますが、あれは通常ありえません)
 それに干支は60年で一回りですから(有名な話ですが還暦が60才なのはここからです)「人間五十年」時代の当時の人たちにとっては60年周期の干支で十分事足りていたこともあります。
 作中で出てきた「壬申の乱」も最初からそういう名前がついていたのではなく人々が「あの『壬申』の時の乱が…」といった表現をしているうちに自然に付いた名称だったりするんですが、今の私たちにとっては「大化の改新」のように元号でつけてくれた方がわかりやすいです。
 
 そんなわけで、今では使わなくなったこともあり、干支というのはわかり難い厄介なものと言うイメージなんですが、本来はとても生活に根ざしたものだったんですよ、というお話でした(たまには歴史オタクらしいことを説明してみました)

 
 
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