宮野の日 2015

　本日は当blog四大記念日の一つ、宮野の日です。

　これだけは祝わない訳にはいけません！というわけで以下は宮野の日、小話です。


「工藤君、紅茶いれるけど飲む？」
「ああ、頼む」
「はい、どうぞ。レモンと砂糖はこっちね」
「サンキュ」
「貴方って珈琲はブラックなのに、紅茶は砂糖を入れるのよね」
「ん～。そういやそうだな。なんでだろ？」
「有希子さんも紅茶はレモンにお砂糖一つだったし、小さい時からそうやって飲んでたからじゃない？」
「確かにガキの頃から紅茶って言えば母さんの切るレモンの匂いの思い出が強いかな」
「紅茶にはレモンと砂糖が工藤家の味なのね」
「そういえばオメーはいつもミルクたっぷりだな」
「ええ。紅茶ってカフェインが強いでしょ？それで眠れなくなるといけないからって、いつもお姉ちゃんがたっぷりミルクを入れてくれてたのが癖になっちゃったみたいで」
「ふ～ん。じゃあミルクたっぷりのミルクティーが宮野家の味ってわけか」
「あ、そうね。確かに」
「なあ、てことは、オレ達に子どもが生まれたらどんな紅茶を飲むようになるんだろうな？」
「さあね。……でも早く一緒に紅茶が飲めるようになりたいわ、この子と」
「ああ。……………え？ちょっ！し、志保！い、今、何て言った？『この子』って、まさか！？」
「ふふふ。工藤家の紅茶も、宮野家の紅茶も好きになってくれたら良いわね」


珈琲とか紅茶に砂糖やミルクを入れる風習って案外、家族の影響がでるよね、という話でした。あんまり宮野家と関係ないかもしれませんが、今年も宮野家に愛だけは込めました。

　というわけで宮野の日おめでとうございます！