kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

ヒナゴン

2005年02月10日 | 邦画
日時:2月9日
映画館:サロンシネマ1
その他:関係者試写会

まだ全洋画ONLINEに出てないうちに、完成試写会を見せてもらいました。(監督:渡邊孝好、出演:伊原剛志、井川遥、上島竜兵、嶋田久作)

原作は重松 清の「いとしのヒナゴン」。30年前に現れた類人猿系UMA「ヒナゴン」が再び目撃され、市町村合併に揺れる町は一騒動というストーリー。

舞台は広島弁あふれる中国地方の山間部と書くと地方色豊かですが、日本ならどこでもある景色です。(佐藤允演じるくどい爺ちゃんもそうです。)
顔見知りが勤務する町役場、単線電車と無人駅、街灯のない山道、なんとかプロパン・・・
これらをどう感じるかが、観客と映画の距離でもあります。(私は馴染みがあった。)

ストーリーはほぼ原作どおりの展開。しかし盛り込みすぎて、全体的に消化不良な印象。特に町長選を巡る暗闘が弱く、つじつまの合わないものになったのは非常に残念。(原作では面白いだけにね。)

キャストの中では、鶴見辰吾と夏八木勲がいい味を出しています。(それに彩花ちゃん役の子が上手い。)

あと、岩代太郎の音楽が画面にハマってて、とても良いです。夏休みの朝、聴きたいような・・・。

ただ気になったのは、ラスト。後日談の予想が出来るだけに、あれで良かったのか微妙な心境。
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3 コメント

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Unknown (Unknown)
2005-02-18 15:12:12
私も早く見たいな(^0^)/
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Unknown (kamacci)
2005-02-15 20:24:08
コメントありがとうございます。



実は仕事の延長上で見せてもらいました。(そうなると批判は書きづらいし、私的なサイトで書き込むかどうかも含めて悩みました。)



もっと地方色豊か、悪く言えば一部受けの映画かと心配しましたが、意外とそんなことはありませんので、チャンスがあれば是非ご覧ください。(仕事柄PR)
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Unknown (匿名希望)
2005-02-14 11:10:02
うらやましいなあ。
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