日時:8月28日
映画館:バルト11
パンフレット:A4版変形720円。テキスト満載だが、同じ話の繰り返しで中身がなくてガックリ。
2015年はワタシのような映画ファンにとっては、記憶に残る年になるだろう。何しろ、「スパイ大作戦」「0011ナポレオン・ソロ」「007」、そしてハリー・パーマー眼鏡をかけたマイケル・ケインが一年の間にスクリーンで観れるのだ。
その第一弾として、本作の登場。(正確にいえば、缶バッジの「イミテーション・ゲーム」も諜報物なのだが。)しかし、実はあまり期待していなかった。本シリーズはどうもトムの派手なアクションとスタントばかりが前面に出ているわ、頭脳と少人数のプロフェッショナルで事件を解決するはずが力技と組織力で押し切っちゃうわで、本来の「スパイ大作戦」の面白さから乖離してしまい、「らしく」なくなっていたからだ。今回も輸送機に飛び移るアクションの話ばかり・・・。
ところが、このスタントがアヴァンタイトルに過ぎなかったってところにビックリ。ここからラロ・シフリンの名曲タイトルが流れると一気に嬉しくなってしまう。で、先に結論を書くと、今回はかなり「スパイ大作戦」に回帰した中身になっており、個人的には大満足の出来だった。
お約束の任務引渡し場所がロンドンのレアなレコード店で、これが「スパイ大作戦」のスタイルを踏襲している上、さらにもう一ひねりあって、吹き出してしまう。
そこからいつものように世界中を股にかけたアイテム争奪戦となる。以前だと何でそんな辺境の地にデータを隠している訳?と疑問だったが、現在のグーグルデータセンターなんかを見ているとあながちあり得ない話でもないよな。(まあ、映画的・興行的な配慮というだけだが。)
敵役、ショーン・ハリスが前作に比べると線が細めで、悪の組織のメンバーも元諜報部員たちと言う割に頭が悪そう・・・。イーサン・ハントの行動さえ操る頭脳派ってあたりはいいけどね。
今回、音楽もラロ・シフリンのオリジナルを意識した曲作りになっており、所々に懐かしのフレーズが盛り込まれているのもいい。
ストーリー展開もトリックで騙すという本来の「スパイ大作戦」のエッセンスがちゃんと盛り込まれているのがいい。事件の真相の突き止めるくだりなんか正にそのものだし、ラストの決着もTV的だ。(ちなみに舞台がロンドンだったり、上部機関の嫌味な官僚が出てきたりするので雰囲気が「1」の時に近い。)
ハントの最後の切り札となる手段は、チャールズ・ブロンソンの「テレフォン」(←好き)に通じるものもあって、これもアナログ感満載で良し。(ちなみに同作の音楽もラロ・シフリン。)
ところで、このシリーズ、女性陣は固定化しない一方、オッサン陣は毎回拡充。ヴィング・レイムズ、サイモン・ペグ、ジェレミー・レナーが顔を揃えるだけでなく、それぞれ大活躍してくれる。オッサン4人でミーティングするシーンなんか、別の何かを感じちゃうなあ・・・。
映画館:バルト11
パンフレット:A4版変形720円。テキスト満載だが、同じ話の繰り返しで中身がなくてガックリ。
2015年はワタシのような映画ファンにとっては、記憶に残る年になるだろう。何しろ、「スパイ大作戦」「0011ナポレオン・ソロ」「007」、そしてハリー・パーマー眼鏡をかけたマイケル・ケインが一年の間にスクリーンで観れるのだ。
その第一弾として、本作の登場。(正確にいえば、缶バッジの「イミテーション・ゲーム」も諜報物なのだが。)しかし、実はあまり期待していなかった。本シリーズはどうもトムの派手なアクションとスタントばかりが前面に出ているわ、頭脳と少人数のプロフェッショナルで事件を解決するはずが力技と組織力で押し切っちゃうわで、本来の「スパイ大作戦」の面白さから乖離してしまい、「らしく」なくなっていたからだ。今回も輸送機に飛び移るアクションの話ばかり・・・。
ところが、このスタントがアヴァンタイトルに過ぎなかったってところにビックリ。ここからラロ・シフリンの名曲タイトルが流れると一気に嬉しくなってしまう。で、先に結論を書くと、今回はかなり「スパイ大作戦」に回帰した中身になっており、個人的には大満足の出来だった。
お約束の任務引渡し場所がロンドンのレアなレコード店で、これが「スパイ大作戦」のスタイルを踏襲している上、さらにもう一ひねりあって、吹き出してしまう。
そこからいつものように世界中を股にかけたアイテム争奪戦となる。以前だと何でそんな辺境の地にデータを隠している訳?と疑問だったが、現在のグーグルデータセンターなんかを見ているとあながちあり得ない話でもないよな。(まあ、映画的・興行的な配慮というだけだが。)
敵役、ショーン・ハリスが前作に比べると線が細めで、悪の組織のメンバーも元諜報部員たちと言う割に頭が悪そう・・・。イーサン・ハントの行動さえ操る頭脳派ってあたりはいいけどね。
今回、音楽もラロ・シフリンのオリジナルを意識した曲作りになっており、所々に懐かしのフレーズが盛り込まれているのもいい。
ストーリー展開もトリックで騙すという本来の「スパイ大作戦」のエッセンスがちゃんと盛り込まれているのがいい。事件の真相の突き止めるくだりなんか正にそのものだし、ラストの決着もTV的だ。(ちなみに舞台がロンドンだったり、上部機関の嫌味な官僚が出てきたりするので雰囲気が「1」の時に近い。)
ハントの最後の切り札となる手段は、チャールズ・ブロンソンの「テレフォン」(←好き)に通じるものもあって、これもアナログ感満載で良し。(ちなみに同作の音楽もラロ・シフリン。)
ところで、このシリーズ、女性陣は固定化しない一方、オッサン陣は毎回拡充。ヴィング・レイムズ、サイモン・ペグ、ジェレミー・レナーが顔を揃えるだけでなく、それぞれ大活躍してくれる。オッサン4人でミーティングするシーンなんか、別の何かを感じちゃうなあ・・・。
題名:ミッション・インポッシブル ローグ・ネーション 原題:MISSION IMPOSSIBLE ROGUE NATION 監督:クリストファー・マッカリー 出演:トム・クルーズ、、ジェレミー・レナー、ヴィング・レイムズ、サイモン・ペグ、レベッカ・ファーガスン |
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