日時:11月11日
映画館:バルト11
我が家での大事な年中行事といえば、結婚記念日でも誕生日でもなく、「家族揃って怪獣映画を観る日」なのだ。
毎年そんなに公開されているのかと思われがちだが、実は東映ゴジラ、レジェンダリーモンスターユニバース、ジュラシックワールドシリーズと、ここ数年ちゃんと怪獣映画はあるのだ。
ということで今年は令和ゴジラ第一弾の「G -1.0」。
戦後間もない東京にゴジラが襲来し、特攻帰りの青年ほかがゴジラの脅威に立ち向かう。
【以下ネタバレあり】
戦後まもない物資不足の中、どうやってストーリーを持っていくのかと興味津々だったが、ツッコミどころもたくさんあるとはいえ、ifものにも通じるなかなかよく出来た展開となっている。
普通、ゴジラと言えば陸上自衛隊とか戦車とか陸戦力が主力だったが、今回は海の男たちが対決する。これまでにない展開に燃えるなあ。広島にたくさんいる元海自の皆さんはぜひご覧ください。
重巡高雄との対決は見どころの一つだが、この戦闘シーンはウェルズの「宇宙戦争」を彷彿とさせるなあ。ちなみに同艦の沈没で700人くらい死んだに違いない。
そう、今回のゴジラはあっさりと人が死にまくる。無慈悲に人を殺しまくる。殺戮のオンパレードで、ゴジラは巨大な暴力、戦争のメタファーのようだ。
個人的にはゴジラが列車を咥える描写にはウルトラマンのようにミニチュアの人間をぶらさげてほしかったところだ。
銀座のど真ん中でゴジラが実力を発揮すると東京は原爆を落としたような惨状となり、リアルな原子雲が立ち上り、黒い雨も降る。
また最近の怪獣映画にありがちな「雨降る夜中に暴れているから何が起きているかわからない」ではなく、ちゃんと白昼堂々、大暴れしてくれていることも好印象。願わくばもっと破壊しろ。
戦後の焼け跡からの復興が意外と細かく描かれ、そこに好感を覚える一方、ああ、こういった話も最近は耳にしなくなったよなと再認識。自分が昭和20年にいたら、どのように生活できたのかと考えるし、自分の親世代はリアルに経験してきたのだ。まさに幼児あきこは自分の親ぐらいの年だろう。
(ちなみにあきこがあまりに上手に泣くので、どうやって演技をつけたのか気になるところ。)
民間兵団による自己犠牲も厭わないボランティア精神の発露にはちょっと違和感を覚えつつも、自分も何か技能を持っていたら対ゴジラ作戦に間違いなく参加しそうな気がする。
惜しむらくはセリフのクサさ。そこでそんな発言するか?ってセリフが散見されて、一瞬、興ざめ。
あと、ゴジラが放射熱線を出す前の演出も、個人的には不要。
震電の登場は観覧直前にプラモ関連ニュースからネタバレされてしまい、インパクトがなくなってしまったが、そうでなくても違和感があったかな。
自分が幼いころ観ていたゴジラとはすでに別次元の怪獣映画になってきていると肌で感じるが、やはり年1回は必要なのだ、怪獣映画。
ということで、評価は★★★★☆。
ところで、大海原の風景とクジラとかシャチといった海の巨大生物が苦手で、船酔いもするウチの奥さん、映画終わった時には半目開きで死んだような顔してた。
映画館:バルト11
我が家での大事な年中行事といえば、結婚記念日でも誕生日でもなく、「家族揃って怪獣映画を観る日」なのだ。
毎年そんなに公開されているのかと思われがちだが、実は東映ゴジラ、レジェンダリーモンスターユニバース、ジュラシックワールドシリーズと、ここ数年ちゃんと怪獣映画はあるのだ。
ということで今年は令和ゴジラ第一弾の「G -1.0」。
戦後間もない東京にゴジラが襲来し、特攻帰りの青年ほかがゴジラの脅威に立ち向かう。
【以下ネタバレあり】
戦後まもない物資不足の中、どうやってストーリーを持っていくのかと興味津々だったが、ツッコミどころもたくさんあるとはいえ、ifものにも通じるなかなかよく出来た展開となっている。
普通、ゴジラと言えば陸上自衛隊とか戦車とか陸戦力が主力だったが、今回は海の男たちが対決する。これまでにない展開に燃えるなあ。広島にたくさんいる元海自の皆さんはぜひご覧ください。
重巡高雄との対決は見どころの一つだが、この戦闘シーンはウェルズの「宇宙戦争」を彷彿とさせるなあ。ちなみに同艦の沈没で700人くらい死んだに違いない。
そう、今回のゴジラはあっさりと人が死にまくる。無慈悲に人を殺しまくる。殺戮のオンパレードで、ゴジラは巨大な暴力、戦争のメタファーのようだ。
個人的にはゴジラが列車を咥える描写にはウルトラマンのようにミニチュアの人間をぶらさげてほしかったところだ。
銀座のど真ん中でゴジラが実力を発揮すると東京は原爆を落としたような惨状となり、リアルな原子雲が立ち上り、黒い雨も降る。
また最近の怪獣映画にありがちな「雨降る夜中に暴れているから何が起きているかわからない」ではなく、ちゃんと白昼堂々、大暴れしてくれていることも好印象。願わくばもっと破壊しろ。
戦後の焼け跡からの復興が意外と細かく描かれ、そこに好感を覚える一方、ああ、こういった話も最近は耳にしなくなったよなと再認識。自分が昭和20年にいたら、どのように生活できたのかと考えるし、自分の親世代はリアルに経験してきたのだ。まさに幼児あきこは自分の親ぐらいの年だろう。
(ちなみにあきこがあまりに上手に泣くので、どうやって演技をつけたのか気になるところ。)
民間兵団による自己犠牲も厭わないボランティア精神の発露にはちょっと違和感を覚えつつも、自分も何か技能を持っていたら対ゴジラ作戦に間違いなく参加しそうな気がする。
惜しむらくはセリフのクサさ。そこでそんな発言するか?ってセリフが散見されて、一瞬、興ざめ。
あと、ゴジラが放射熱線を出す前の演出も、個人的には不要。
震電の登場は観覧直前にプラモ関連ニュースからネタバレされてしまい、インパクトがなくなってしまったが、そうでなくても違和感があったかな。
自分が幼いころ観ていたゴジラとはすでに別次元の怪獣映画になってきていると肌で感じるが、やはり年1回は必要なのだ、怪獣映画。
ということで、評価は★★★★☆。
ところで、大海原の風景とクジラとかシャチといった海の巨大生物が苦手で、船酔いもするウチの奥さん、映画終わった時には半目開きで死んだような顔してた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます