日時:2月11日
映画館:サロンシネマ
パンフレット:紙製ビデオケースを模した特別仕様1,300円。どこでも同じようなこと考えるヤツおるなあ(笑)
(マイグッズ、左から今回のビデオケース型パンフレット、初公開時パンフレット、ポストカード2種、アメリカのガチャガチャで偶然手にいれたキラキラステッカー、昨年末に出た研究本)
1980年代、多くのSF映画やアクション映画に影響を与えた作品が本作「ニューヨーク1997」と「マッドマックス2」「ブレードランナー」だったと思う。いずれもダークなディストピアな世界観が背景にあり、世の中はお先真っ暗だった。
ホラー映画がブームだった同年代にあって「ハロウィン」や「ザ・フォッグ」そして「遊星からの物体X」を監督していたジョン・カーペンターは燦然と暗かった(笑)
(ちなみにその後「ランボー2」「ロボコップ」「ターミネーター」の登場により、流行もまた一気に変容する。)
ここ10年くらいで大好きな60~70年代の映画がどんどんリバイバル上映される中で、実は映画館で未見だった本作がまさかリバイバル上映されることは夢にすら思ってなかった。しかも東京での上映からわずか1か月で広島上映!ありがとう序破急!ありがとうT部長!(ちなみに続編「エスケープ・フロム・LA」をリアルタイム鑑賞したのはサロンシネマ前のテナント、広島東映だったのも感慨深い。)
1988年、全米の犯罪発生率は400%を突破し、米国政府はマンハッタン島全島を刑務所化して武装警察USPF(United State Police Force)に警備させ受刑者を収監していた。1997年、リバティアイランド刑務所にハイジャックされた大統領専用機が墜落、行方不明になった大統領救出に元特殊部隊員で一匹狼の腕利きの犯罪者SDプリスケン、通称スネークが送り込まれる。
これらの設定、何らかの事情で孤立隔絶した環境、アウトローな一匹狼、常軌を逸したミッションと映画やコミック、ゲームで使われた実例はもはや上げないが、本作が後世に与えた影響は計りしれないと思う。
改めて観ると脚本はご都合主義で分かりにくいところはある(脚本で言えば「要塞警察」の方がよく出来ていると思う)し、低予算が目につくところもある。
がそれらの欠点をまかなって余りあるのが、スネーク・プリスケンという隻眼の主人公にクセのあるキャスティング、夜間ばかりの展開、ディストピアな空気感、そしてカーペンターによる音楽!もう、広島上映の報せを聞いてからほぼ毎日、何かしらのサントラを口ずさんでいる。人生ツライことがあってもカーペンター節(とマカロニ)で乗り切れる。ドゥン、ドゥン、ドゥン、ドゥン
今回の上映で若干残念だったのは字幕。スネーク=青野武の日本語吹き替え版がステキすぎてセリフの多くがソラで言えちゃうと、今回の字幕では文意としては正しいんだろうが、馴染めないところがあったのも事実。(「核共有」だとラストで話が通じなくなる)
評価はいろいろな思い入れもあって★★★★★。
ところで、1997年はプライベートでも重要な年で結婚した年である。ってことは今年銀婚式じゃん!!(映画で思い出す人生の節目)
映画館:サロンシネマ
パンフレット:紙製ビデオケースを模した特別仕様1,300円。どこでも同じようなこと考えるヤツおるなあ(笑)
(マイグッズ、左から今回のビデオケース型パンフレット、初公開時パンフレット、ポストカード2種、アメリカのガチャガチャで偶然手にいれたキラキラステッカー、昨年末に出た研究本)
1980年代、多くのSF映画やアクション映画に影響を与えた作品が本作「ニューヨーク1997」と「マッドマックス2」「ブレードランナー」だったと思う。いずれもダークなディストピアな世界観が背景にあり、世の中はお先真っ暗だった。
ホラー映画がブームだった同年代にあって「ハロウィン」や「ザ・フォッグ」そして「遊星からの物体X」を監督していたジョン・カーペンターは燦然と暗かった(笑)
(ちなみにその後「ランボー2」「ロボコップ」「ターミネーター」の登場により、流行もまた一気に変容する。)
ここ10年くらいで大好きな60~70年代の映画がどんどんリバイバル上映される中で、実は映画館で未見だった本作がまさかリバイバル上映されることは夢にすら思ってなかった。しかも東京での上映からわずか1か月で広島上映!ありがとう序破急!ありがとうT部長!(ちなみに続編「エスケープ・フロム・LA」をリアルタイム鑑賞したのはサロンシネマ前のテナント、広島東映だったのも感慨深い。)
1988年、全米の犯罪発生率は400%を突破し、米国政府はマンハッタン島全島を刑務所化して武装警察USPF(United State Police Force)に警備させ受刑者を収監していた。1997年、リバティアイランド刑務所にハイジャックされた大統領専用機が墜落、行方不明になった大統領救出に元特殊部隊員で一匹狼の腕利きの犯罪者SDプリスケン、通称スネークが送り込まれる。
これらの設定、何らかの事情で孤立隔絶した環境、アウトローな一匹狼、常軌を逸したミッションと映画やコミック、ゲームで使われた実例はもはや上げないが、本作が後世に与えた影響は計りしれないと思う。
改めて観ると脚本はご都合主義で分かりにくいところはある(脚本で言えば「要塞警察」の方がよく出来ていると思う)し、低予算が目につくところもある。
がそれらの欠点をまかなって余りあるのが、スネーク・プリスケンという隻眼の主人公にクセのあるキャスティング、夜間ばかりの展開、ディストピアな空気感、そしてカーペンターによる音楽!もう、広島上映の報せを聞いてからほぼ毎日、何かしらのサントラを口ずさんでいる。人生ツライことがあってもカーペンター節(とマカロニ)で乗り切れる。ドゥン、ドゥン、ドゥン、ドゥン
今回の上映で若干残念だったのは字幕。スネーク=青野武の日本語吹き替え版がステキすぎてセリフの多くがソラで言えちゃうと、今回の字幕では文意としては正しいんだろうが、馴染めないところがあったのも事実。(「核共有」だとラストで話が通じなくなる)
評価はいろいろな思い入れもあって★★★★★。
ところで、1997年はプライベートでも重要な年で結婚した年である。ってことは今年銀婚式じゃん!!(映画で思い出す人生の節目)
題名:ニューヨーク1997 原題:Escape from New York 監督:ジョン・カーペンター 出演:カート・ラッセル、リー・バン・クリーフ、ドナルド・プレゼンス、ハリー・ディーン・スタントン、エイドリアン・バーボー、アーネスト・ボーグナイン、アイザック・ヘイズ |
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