kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

年をとった鰐&山村浩二セレクト・アニメーション

2006年09月01日 | 邦画
日時:8月27日
映画館:横川シネマ
パンフレット:B5横版600円。
その他:ウチのチビと一緒。今年の夏はアニメ映才教育。

■ビーズゲーム(6分)
黒い背景にビーズを1個ずつ並べて展開するアニメーション。1粒=生命の誕生から始まって、現代までを一気に見せる。って書いたら、何でもなさそうだけど、制作過程を想像しただけでめまいがしそう。

■アリの冒険(10分)
昆虫の動き(特に脚)をきちんとアニメートしていながら、それでいて擬人化されている。動きがよく研究されていると思う。

■色彩幻想(8分)
ジャズのリズムにのって、うじゃうじゃとアニメが展開。音楽とアニメの関係が一目で理解できる。ストーリーがある訳じゃないけど、こういった作品って、TVじゃまず放映されないし、ビデオでも借りないだろうから、こうやって見ることができるのはいい機会。バーなんかのバックに流れていそうな雰囲気。

■スワンプ(11分)
沼地の世界で、自身の重みで沈まないように風船を付けて戦う騎士団の話。なんて書くとファンタジーの世界ですが、画面は絵本のよう。シンプルな映像ですが、ちゃんと設定が分かるあたり、素晴らしい表現力ですな。

設定のおかしさもさることながら、シニカルなストーリーもいいです。今回のセレクションでは一番好きな作品。(「ラン・ローラ・ラン」のアニメパートもこの人の作品らしい。)

■リボルバー(8分)
当然、銃のリボルバーを想像したけど、残念ながらハズレ。モノクロの画面で繰り返し展開するヘンテコなストーリー。結構印象に残っている。

■フランク・フィルム(9分)
自身のモノローグにあわせて、ものすごい勢いで展開するフォト・コラージュのアニメ。モノローグの話題が切り替わる時のすばやさを見極めようとしたけど、無理だった。(笑)

■おとぎ話(10分)
だまし絵のようなアニメ。キャラクターが一昔前風(ジギーとかあんな感じ)でおかしい。ウチのチビはケタケタ笑っていた。

■年をとった鰐(13分)
とってもブラックで、観終った後、何ともいえない印象を残します。ヒドい話なのに、淡々としたところがいい。「このおいぼれのろくでなしめ。」(笑)

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