kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

2020年01月12日 | ★★★★☆
日時:1月11日
映画館:イオンシネマ広島
パンフレット:A4版豪華豪華な1,100円

「スターウォーズ」シリーズ、そこまで好きではないんだけど(どちらかと言えば「スタートレック」派)、最後となるとひとまずは観なければならない。

【以下ネタバレあり】

世間ではあまり評価が良くないよう(2020年1月11日時点のIMDBレーティングは6.9)だが、大団円に持ち込んだ力技(強引、こじつけとも言う)は良かったと思う。

とは言え、OPテロップでいきなり「パルパティーンは生きてました」って紹介する無謀さはさすがJJエイブラムス。
「実は◯◯の正体は□□でした。」とか「本当は◯◯と□□は血縁関係でした。」なんていうのはアメリカのドラマシリーズによくあるが、エイブラムスの「エイリアス」からしてそんな無茶ぶりを毎年やっていたよなあ。

まあ他にも「伏線なしでいきなりその設定?」がないこともないが、フォースの力で銀河を超えて物品のやり取りまでできるようになったおかげでなんとか落ち着くところに落ち着けたかなという印象。まあ身内のケンカに100年近く付き合わされた銀河の民もたまったもんではないが。

ただ、最終作ということで予定調和でご都合主義的な面は拭いきれず、どのシーンも印象に残らないし、この段になっても新キャラをどんどん登場させるのはいかがなものか。最後の艦隊大決戦も定番すぎて盛り上がりに欠ける。

また、レイのキャラクターは複雑で3作を通じて生きてきているが、ポーとかフィンのキャラが圧倒的に薄っぺらい。
逆にEP7・8で素晴らしい小者感を出していたハックス将軍が引き続き安定感あふれるダメっぷりを披露。いいなあ(笑)
一番驚いたのはエイブラムス監督の盟友であるグレッグ・グランバーグのスナップが最後の最後で戦死!彼は残るかと思ったが。

むしろ、EP4〜6のキャラの活躍ぶりなんかが実は見どころだったりして、時代の流れを如実に感じさせるシーンなどは自分の加齢とも重なってしみじみと思うものがあるなあ。
一番嬉しかったのはEP4からずっと二番機で地味に活躍してきたウェッジの再登場。こういう地味なキャラが大好きなんです。

これで一段落したとは言え、SW金脈をみすみす見捨てるディズニーではないから、これからスピンオフや新シリーズに移っていくんだろうな。






題名:スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
原題:STAR WARS: The Rise of SKYWALKER
監督:JJエイブラムス
出演:デイジー・リドリー、アダム・ドライバー、ジョン・ボイエガ、キャリー・フィッシャー、マーク・ハミル


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