
今年の観始めはこの映画。
緊急事態宣言のドタバタで急遽上映が決まったようだが、映画製作系ドキュメンタリー好きとしては見逃すわけにはいかない。
タイトル通りハリウッドで活躍するスタントウーマンにスポットを当てたドキュメンタリーで、進行役はこの人しかいないであろうミシェル・ロドリゲス(笑)
すでに70歳代に入った生ける伝説のような方から現役までの30人以上のスタントウーマンをメインにその他の映画関係者のインタビューをつないでいく。
70歳代ともなると出演した作品がTVシリーズの「チャーリーズエンジェル」とか「ワンダーウーマン」だったり「フォクシーブラウン」だったり「恐怖のメロディ」だったりして、貴重な当時のビハインドシーンを見られたりするのはなかなか嬉しい。
スタントウーマンということで、話の半分は男社会の映画製作業界で女性として活躍することの難しさの話題となる。この辺は女性の社会史の50年を見ているようだ。
先人の偉業をたたえ、現場の美談に終始するかと思えば、不幸な事故の話題に触れずにはいられないのはスタントマンものの決まり事だろう。
様々な映画の裏話を話してくれるのは面白いのだが、身内の話題が多く話の切り口が広がらない。また、映画として章立てされておらず、次々と話題が切り替わっていくのでまとまりの悪さと食い足りなさが残ってしまうのが難。このご時世Iでなければ配信のみで終わっていたかも知れない。
ところでこの映画、IMDBでは2021年1月11日現在で評価7.9/10(投票数37)。それは身びいき過ぎ(笑)
題名:スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち 原題:Stuntwomen: The Untold Hollywood Story 監督:エイプリル・ライト |
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