【蝶々さん】
24日に栃木県オペラ協会主催『蝶々夫人』の公演が終了致しました。
(7月25日 下野新聞 掲載)
家族、友達、知人、親戚、私が小学生の頃のピアノの先生や、
高校時代の恩師、大学のコレペティートルの先生などなど
本当にたくさんの方々が応援に来てくださいました。
とても心強かったです。
また会場に来られなくても、心を寄せて下さった方々が多く居たことも
私にはとても嬉しいことでした。
『蝶々夫人』と言う名のオペラではありますが
蝶々役の私が上の立場で、他のキャストが下、と言う訳では決してありません。
キャストそれぞれが、それぞれの役割を果たして、初めてオペラが成り立ちます。
良いチームになりたい‼
それが当初からの私の希望でした。
オペラ公演をするにあたり、何ヵ月も前から多くの方々の支え
ご尽力があって初めて私たちは舞台に立つことができます。
大道具、小道具、衣装、メイク、着付け、
照明、音響、舞台、製作、運営スタッフの皆さん…
まだまだたくさんの方々。
指揮者、演出家、オーケストラの皆さん、
合唱の皆さん、稽古ピアニスト、ソリスト。
本当にたくさんの方たちの熱い思いの集大成が
たった3時間の公演に凝縮されています。
そんな中で正直『主役』と言うプレッシャーもありました。
私のちょっとした失敗で
皆さんの一生懸命に作り上げたものを壊してしまうかもしれない。
しかし、なんとか最後まで歌いきり
幕が下りるまで踏ん張ることができました。
精一杯やったつもりでも
テクニック的な面、音楽的表現、もっと細かい心理描写など
まだまだ出来ることがあったように思います。
今回の公演に満足せず
今後もひとつひとつの演奏を丁寧に真剣に取り組んでいこうと思います。
それがこの先、私のやりたいことに繋がっていく道だと信じています。
時間は掛かったとしても、良いもの、質の高いものを求める心は失いたくありません。
現状維持を心掛けるのではなく、少しでも進歩できるように今後も精進して参ります。
今回の公演でご一緒させていただいた皆さんには感謝しかありません。
本当にありがとうございました。
また気持ち新たに、次の目標に向かって頑張ります。
今回の公演にご来場頂いた多くのお客様
ご尽力頂いた全ての方々に、心から御礼申し上げます。
ありがとうございました。