加奈子のたららん うたレシピ♪

歌い手、声楽講師として活動中♪ 音楽のこと、日々のことをマイペースに綴っております。

台風の日の出来事。

2010-10-31 | 日記
こちらでもお知らせしてました
東京音大《第47回芸術祭 校友会主催演奏会》
で、昨日演奏してきました

今回会場となった新校舎は 私が在籍してた時にはまだ建設中で
今回初めて使用させていただきました

旧校舎を最後に使ったのは学部の卒業式。
それ以降、取り壊されて新校舎ができたのは大学院終了後。
新校舎は開放的で明るく、まるでホテルのような
驚くほどキレイな校舎です

母校での演奏の機会が卒業生に与えられるのは
とてもありがたいことです。
今回伴奏者として共演しました姉も、東京音大の卒業生。
姉妹ともどもお世話になった母校で演奏でき、とても嬉しく思います

温かい雰囲気の中、本番に臨むことができました。

今回は、本当に大好きな曲ばかりを5曲演奏

途中
あーしたい こーしたい と
良からぬ欲が出てしまい
ちょこちょことやってしまいました

ドカーン
空中分解まではしませんでしたが
危ない危ない

瞬間的に湧き出る感情を
そのまま音楽にのせて表現できたら
素晴らしいと思います。

しかし

表現する為に作られた
『感情の表現』は本末転倒

感情とテクニックのバランス。

会場の響きも 雰囲気もよく 気持ち良くなり
ついつい少し調子に乗っちゃったようです、私。
明らかにオーバーワークしてしまいました。
反省です

演奏には

* 表立っては見えない緻密な計算
* 心は熱くても、冷静なアタマ
* 自分の声を瞬時に分析できる耳

が必要なようです。

今回の5曲は、こらからも歌っていきたい
レパートリーの一部にしたい曲たちです。

次回歌うときには、もっともっと掘り下げて
また違う視点から ゼロの地点から
新たにアプローチ出来たらいいなと思います。

今、歌いたい曲が、数え切れないほどあります。
 
ドイツ歌曲 フランス歌曲 ロシア歌曲も。
オペラはもちろん 宗教曲も。
全幕勉強したいオペラもたくさんあるし 小品もどんどん開拓したい。
バロックのものも譜読みが大変な現代曲も実は好き。

時間はかかるけど、やりたいことが山ほどあるって
ワクワクします。
幸せな事です

最近、良く思い出す言葉があります。
学生の時にある先生が仰った言葉です。

歌を勉強していくのは本当に難しいし、長い年月がかかるわ。
毎日毎日歌っても課題が無くなることは無いのよ。
だから、オモシロいの。
すぐになんでも歌えちゃったらつまらないじゃない?
 と。

あの、世紀の歌姫マリア・カラス

歌に関して言えば、私たちはいつまでも学生なのよ。 と
名言を残してます。

歌い手としてはひよっこの私が大きなコトは言えませんが

毎日の練習で見えてくること
音や歌詞から感じる心を
自分で拾い上げられるように。

詩と音楽と自分の心と思考が
絶妙のバランスで密になるように。

1回1回の本番を大切に誠実に歌っていくことを
自分の約束事としたいと思います
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己を知るということ。

2010-10-24 | 日記
先日、病院で健康診断を受けてきました

今回必要な項目は

*内科検診
*視力
*尿検査
*胸部レントゲン
*身長・体重

小さい頃からお世話になってる病院に行ってきました。
基本、どんな病院でも苦手です
今回はどーしても必要なのでしょうがない・・・

今回、何が問題って体重でしょう
いまさら誰に言われなくとも、よーーーーくわかってる事を
改めて『数字』にして受け止めるのはキビシイ

名前を呼ばれて診察室に入ると
『はい、この上に靴を脱いで乗ってくださいね』と
優しい看護師さんの声。

私の目の前にあるのは、身長を測る機械と体重が一回で測れてしまう、ハイテク測定器

おーーーーー
乗りましょうとも 乗りましょうとも。

測定器に乗って、ツンと頭に測定器が一瞬触れて、終了。
一瞬の出来事。

『身長○○cm、体重○○kgです』

あ゛ーーーーー

そうでしょうとも そうでしょうとも。
私の成長はいつまで続くのか・・・
もはやエンドレス


それから視力、尿検査と無事に済み
胸部レントゲン。

先ほどの看護師さんから
『上半身だけ検査着に着替えて下さいね』との指示。

半分浴衣みたいな、なんともオモシロい恰好になった私
先生が現れ『大きく息を吸って~ 止めて はい、お疲れさまでした』
こちらも一瞬の出来事。

最後に内科検診。
検査結果も全部踏まえた上で
先生曰く『健康そのもの

ありがたいことです

学生の時には毎年学内で健康診断がありました。
メンド~ と言いながらも受けてましたが
現在は自分で申込みをしない限り、健康診断とは無縁の生活。

お肌の曲がり角も何回か曲がり、アラサー真っ只中の私ですが
今後も健康診断を毎年1回は受けようかと思います。

病気を見つけることを目的とせずに
普段の健康維持の為に、自分を知ると言う意味で。



それにしても・・・

吸収率の良い私のカラダ。
我ながらビックリだブー
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秋の読書週間。

2010-10-17 | 日記
今日、市の図書館で読みたかった本をついに借りてきました

よしもとばなな著 『アナザー・ワールド 王国 その4』
『王国その1~その3』は既に文庫本になってますが
その4はまだ文庫本になってないので、買うのをためらってた私

やっぱり気になる 読みたい 文庫本になるまで待てない
と言うわけで、予約をし、今日ようやく借りることができました。

よしもとばなな、宮本輝、伊集院静
こちら3人は私の好きな作家、ベスト3です。

以前は作家を限定して集中的に読むようなことはありませんでしたが
ここ何年かは、この3人の作品をやたら読んでます。
本屋に行くと、まずこの3人の本からチェックします

私が本を読む際に、最初の一文がスーっと頭に入っていくかどうか
そして、文章からたくさんの想像と映像が広がることがかなり重要なポイントです。
この点において、3人の作品は美しい想像と映像を、何度でも新鮮に与えてくれます。

約4年前、ウィーン留学が決まり、日本から荷物を送る際に、文庫本を10冊入れました。
宮本輝、よしもとばなな、伊集院静の本を中心に、選りすぐった10冊。
何度も何度も、表紙が破けるほど読みました。
どこで、誰が、誰と、何をして、結末どうなるのか。
全部承知済み。
でも、まったく飽きることなく何度も何度も。

そして、一時帰国の度に更に本屋で4~5冊のペースで買い込み
ウィーンに個人輸入

どんどん溜まりにたまって、留学を終えて帰ってきた時には
文庫本だけで50冊近く
文庫本とは言え、重い・・・ 重すぎる・・・
塵も積もればなんとやら。
文庫本も溜まれば… 

表紙も切れかかっててボロボロ
ページもかなり汚れてきてますが
留学中は私の気分転換に大いに役立ってくれて
大切な拠り所でもあった本達です

今後、まだまだ出会ってない作家の作品もたくさん読むでしょうし
これから心惹かれる本にたくさん出会うでしょう

しかし、今まで読んできた本は大切な私の財産。
まだまだ引退させません。

今日は何を読もうか。
寝る前の読書時間

今日借りてきた『王国 その4』を開くのはもう少し後にして
ワクワクし過ぎず
適度に催眠作用のある作品を。

夜のお供に1冊
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*出演情報*

2010-10-11 | 出演情報
10月11日。
『体育の日』の今日、運動するには最高のお天気でした。
このままスッキリとした気持ち良い秋晴れが続いてくれると嬉しいのですが


今日は演奏会のお知らせです。
来年2月まで毎月、幾つかの演奏会に出演致します
その都度、詳細をここでお知らせしていきたいと思っております


第1弾

《第47回芸術祭 校友会主催演奏会》
月日: 10月30日(土) 時間: 15時~
場所: 東京音楽大学 A館200教室
(所在地:東京都豊島区南池袋3-4-5)

 Program 

J.Brahms  Ach wende diesen Blick op.57-4
J.ブラームス  あぁ、そのまなざしをそむけておくれ

A.Berg   aus“Sieben frühe Lieder” Schilflied
A.ベルク  《7つの初期の歌》より 葦の歌

A.Berg  aus“Sieben frühe Lieder” Die Nachtigall
A.ベルク  《7つの初期の歌》より ナイチンゲール

E.w.Korngold  Liebesbriefchen op.9-4
E.w.コルンゴルト  恋文

G.Puccini  Opera《Madama Butterfly》“Un bel di, vedremo”
G.プッチーニ  オペラ《蝶々夫人》より “ある晴れた日に”

篠崎加奈子(Sop.)
篠崎左和子(Pf.)



今回のプログラムは約15分です。
私たちの他に10組の皆さんが演奏されます。(私たちの出番は17時過ぎのようです)
どんな方々が参加されるのか、現段階では不明なのですが、わかり次第お知らせしたいと思います。
今回の選曲は完全に私の好みです

入場は無料となっております。皆さまのお越しをお待ち致しております


お問合せ:東京音楽大学芸術祭実行委員会
03(3988)7024(学生自治会室)
E-Mail:tmc_geisai@yahoo.co.jp
東京音楽大学芸術祭HP: http://tmcgeisai.web.fc2.com/

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