ヴェルデ会主催 日本歌曲講習会 終了致しました。

 

 日本歌曲の第一人者でいらっしゃる塚田佳男先生による講習会が
先日18日に終了致しました。

今回は、山田耕筰と中田喜直のふたりの作曲家にテーマを絞って
ヴェルデ会会員８名が歌唱し、
塚田先生よりレッスンをしていただきました。

塚田先生からお教えいただくと、
みるみる受講生の歌や表情に変化が見られ
その様子を目の当たりにした聴講生からも
ため息が漏れるような瞬間が多々ありました。

日本語の美しい詩を味わうこと、深く理解することで、
より豊かな音楽や芸術的な高みに繋がる、と
強く強く感じる１日となりました。

今回わたしがレッスンして頂いた曲「ばらの花に心をこめて」は
大好きな恩師、故・中澤桂先生がCDにも録音しており
初めて聴いた時の衝撃を今でも忘れません。
あまりに素晴らしく、本当に天上に導かれるような崇高な音楽。

山田耕筰は700曲近い歌曲を作曲しているようですが、
この「ばらの花に心をこめて」が一番最後の芸術歌曲で、
この曲を作ってから4年後に山田耕筰は他界しています。

いつかは歌いたいけれど、まだ歌えない･･･ 中身が伴わない･･･
恐れ多くてなかなか手を出せずにいました。

本番に乗せるのは、まだまだ先になりそうですが
今回、塚田先生に見て頂けたことは、
とても貴重で大きな財産になりました。

歌いたい日本歌曲、
歌曲集でまとめて勉強したいもの、
まだまだたくさんあります。

これからも、怠けずに精進して参ります。

新しいことを知ることの喜び、勉強できることの楽しさ改めて感じました。
素晴らしい学びの時間をありがとうございました

講座終了後。塚田先生と受講生・ヴェルデ会会員で