加奈子のたららん うたレシピ♪

歌い手、声楽講師として活動中♪ 音楽のこと、日々のことをマイペースに綴っております。

来月の話。 ~第14回 市民歌の集い~ @鹿沼市

2012-10-12 | 出演情報
来月、11月18日(日)に、栃木県鹿沼市で「第14回 市民歌の集い」が催されます。

この「市民歌の集い」は、鹿沼市を拠点として活動するオーケストラや合唱団体、ミュージカル団体などが一同に会する催しになっています

第1部
【みんなで楽しく歌いましょう!!】
と題し、合唱やビッグバンドなどの演奏をお楽しみ頂けます。
ポピュラー曲も多く取り入れ、中には“バラが咲いた”や“翼をください”など、客席参加の曲もあります。

第2部
ベートーヴェン作曲の“交響曲第9番「合唱付き」”より第4楽章です。
私はこちらにソリストとして参加します

*第2部の出演者*
指揮者: 益子 和巳

合唱指揮: 片岡 真理

ソリスト:
篠崎 加奈子(Sop)
柳田 明美(Ms)
安藤 純(Ten)
吉澤 政夫(Bs)

オーケストラ:
鹿沼フィルハーモニー管弦楽団
鹿沼ジュニアフィルハーモニーオーケストラ
鹿沼市立東中学校オーケストラ
鹿沼市立西中学校管弦楽部


私は、一昨年の「第12回 歌の集い」にもソリストとして出演させて頂きましたが
とても素晴らしい白熱した演奏だったと、鮮明に記憶に残っています。

今年も歌わせて頂けることに感謝です
そして、合唱団の方々、オーケストラの方々とご一緒できることを、今からとても楽しみにしております。


第14回 市民歌の集い
   *公演日*
   平成24年11月18日(日)

   *会場*
   鹿沼市民文化センター 大ホール
   (〒322-0069 鹿沼市坂田山2-170)

   *開演時刻*
   第1部 14時
   第2部 15時頃
   (※13時30分開場)

   *入場するにあたり*
   入場は無料ですが、整理券が必要となります。
   整理券は下記の場所で配布しております。
   ・鹿沼市民文化センター
   ・鹿沼総合体育館
   ・粟野総合運動公園
   ・鹿沼運動公園
   ・鹿沼市役所(市民課窓口)
   ・鹿沼市立図書館
   ・鹿沼市民情報センター
   ・鹿沼市文化活動交流館
   ・各コミュニティセンター
   ・ふらっと

   *お問合せ先*
   鹿沼市民文化センター
    0289(65)5581



   年末には少し早いですが、一足先に第九を聴きにいらっしゃいませんか?
   皆さん、ぜひお誘い合わせの上、お越しください
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懐かしの映画

2012-10-06 | 日記
昭和30年の日本映画“ここに泉あり”を久しぶりに見ました



第二次大戦直後の高崎の市民オーケストラが、群馬交響楽団(以下、群響と記す)へと成長する草創期の実話を舞台としたヒューマンドラマ。現代の大都市においても運営が難しい交響楽団を、終戦直後の衣食住にも困る時代に地方都市で立ち上げ、活動する事から当然のように押し寄せる困難な事態に、事務方、楽団員が苦しみながらも、山村の子どもにも演奏を届けていく事などで、市民と共に歩む社会運動と変貌していく姿が描かれている。(Wikipediaより抜粋)

この映画に出ている俳優さんたちの豪華な事と言ったらありません。
岸恵子や岡田英次、小林桂樹、沢村貞子、草笛光子、東野英治郎などなど、今や重鎮と言われるような方々ばかり。
錚々たる顔ぶれです。
そして、先日お亡くなりになった大滝秀治さんはこの映画でスクリーンデビューだったそうです。
ご冥福をお祈りいたします。

群響は、地方のアマチュアオケからプロオケになった稀なケースと言えると思います。
ストーリーがとても魅力的なのは言うまでもありませんが、キャストの中に多くの音楽家が本人役として出ていることも
この映画の魅力です。

作曲家の山田耕筰は、指揮者として出演。また現在もご活躍の、恐らく日本人最高齢ピアニストの室井摩耶子氏や東京交響楽団も出演。
この映画の音楽担当が團伊玖磨と言うのも、驚きです。
音楽の教科書に出てくる写真の人が、普通に映画の中で動いてしゃべっているのですから。

そもそも、私がこの映画のVTRを買った理由は、映画の最後の第九シーンにあります。
『苦しい時期を乗り越え、大きな演奏会を開けるようになったオーケストラが山田耕筰氏を指揮者に迎えて、ベートーヴェンの“第九”を演奏する』

このシーンに、わたしの恩師・伊藤亘行先生が出ていらっしゃるのです。
私が師事したときには既に藝大を退官され現役を退いてらっしゃいましたので、先生が舞台でお歌いになられている姿は
一度も拝見することが出来ませんでした。
音楽には人一倍厳しい先生ではありましたが、いつもとても穏やかで温かい先生でした。
私が学生の時に先生はお亡くなりになり、もう10年が経ちます。
しかし、こんな風に映像であっても先生のお声、お姿を拝見できるのは本当に嬉しいものです。

そんなわけで毎回、特別な思いで最後の第九シーンは見入ってしまいます


わたしには、特別な映画です。
が、音楽にはあまり詳しくない、よくわからない、クラシックには興味ない、と言う方にもオススメできる映画です。
ドキュメンタリー映画だと思って見ても、十分魅力溢れる映画だと思います。

ぜひ一度、ご覧下さい