Green;私の心の語らい

日々学んだこと、感動したことなどを、絵、文章、写真で紹介していきます。

「黒馬物語」の本を購入して読んだ

2013年09月21日 | 読書
小学生の時に読んだ本。
とても懐かしさを感じた。
英国で大ヒットした黒馬物語
イギリスでは1877年の発行…日本の明治10年。
アンナ・シュウエル著
イギリスでは馬車が普及し、道路は大混雑したようだ。
馬の扱いも問題になっていた。

日本では…。
昭和28年第一刷発行。
昭和36年第十刷発行。
土井すぎの訳
カバーの箱はダンボールで出来ている(これがいい)。

土井すぎのさんの訳は、あまりにも上手い…この方何者?

土井すぎのさんは土井 虎賀壽(どい とらかず)氏の奥さんとある。
本は紙が酸化している(当時は上質紙がなく酸化する)。

本の中身はこんな感じ。
ジンジャの苦労話が延々と続く。



最初のお邸(おやしき)地主のゴードン家での馬同士の会話、ゴードン氏の周囲への注意…これで本の1/3を占めている。
作者は、馬同士の会話とゴードン氏の意見で、読者に「動物愛護」を訴える。
馬が「人間はひどい…」と言うのは、読む人間として響くものがある。
反省することが多々ある。
本を読み進めると、馬に対するいじめは、人間に対するいじめと同じ…ということに読者は気が付く。
馬同士の会話は、映画にはあまり盛り込まれていない…あまりに長話なので。
映画は時間の制限があるから。

一つ気になったこと:
馬丁の息子の将来の夢は、「優れた馬丁」。
イギリスの階級社会が、当然として書かれている。
そしてイギリスは今でも厳格な階級社会。
階級間の交流はない…とイギリス人の英会話先生が言っていた。
彼も「労働者とは交流しない」と。

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