Green;私の心の語らい

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ジョン・フォード監督映画

2013年07月25日 | 映画
NHK BSプレミアムは名画を中心に放映している。
当然、ジョン・フォード監督の作品も数多く放映されている。
1ヶ月前に三人の名付親を観た。
多くの西部劇は中間がだれる。
最後の決闘で一気に盛り上げて印象を良くするというが多い。
レーガン主演の映画など、その最たるもの。

「三人の名付親」は、出演者が少なく、明らかに製作費も小さい。
けれど中だるみがない。
それは、カメラアングルに非常に気を遣っているから。

ジョン・ウェインはユーモアがある。
保安官、強盗、酔いだくれ…何でもこなせた。
表情も豊か。
笑って絵になる強盗は他にいない。
当然、映画に鷹揚が出て、観ていて飽きることなどない。
ジョンフォード監督が、ジョン・ウェインを30年間も使った理由がここにあると思う。
ジョン・ウェインがいれば、下手な脇役は不要なのだ。
砂漠を逃げる強盗団(ジョン・ウェインを含む三人)

砂漠をさ迷う。
逆光を上手く使うのが、ジョンフォード監督の特技。

追う保安官。

こんな場面も入れる。

そして妊娠した女性が乗っている幌馬車に出会う。

幌馬車の中から。
もう一つ…どれも絵になる。
逃げる方向を見つめる…周囲の木の枝も作品にしている。
とうとう保安官に捕まって、刑務所に入ることになる。
それでも、もてるジョン・ウェイン(羨ましい)。
女性に対するときは紳士にもなれる。
ジョン・フォード監督の要望するどんな役もこなせる…それがジョン・ウェインであった。
「駅馬車」から30年後、何故かジョン・フォード監督と名優ジョン・ウェインは分かれてしまう。
分れた後の作品はどうなるのか?

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