キロは1998年の11月に我が家に来た。
私が金魚を飼いに行って・・・。
隣で売っていたワンコを覗いたら「抱いてみませんか・・・」そのまま家に連れて来てしまった。
1週間はダンボールの箱で過ごさせた。
キロが来る前の私に日記は、仕事と論文執筆のことばかり。
頭の中は「論文と学会」日記は全く面白くない。
私は味気の無い、つまらない奴であったようだ。
1999年は否応なくキロに振り回されている。
帰宅すると、キロが玄関でクルクル回りながら迎えてくれた。
夕方、キロを散歩にも連れ出すようになった。
休日には別府沼公園にも時々散歩に行き、太田の金山(かなやま)にも登るようになった。
私の生活は少しずつ変わっていった。
多分、心も変わっていったのだと思う。
2000年の日記は更にゆとりが出てきている。
毎朝、出勤前にキロと散歩をしていた。
妻の実家の近くの山を、1時間も駆け回ることも。
金山は頻繁に登るようになった。
インドの人たちとも遊ぶようになった。
これらもみんなキロのお陰。
家族で「山楽会」を作った。
・那須ハイキング。
・妙義ハイキング。
・榛名ハイキング。
・玉原高原ハイキンブ。
・八間山ハイキング。
・池の平ハイキング。
・赤城長七郎山ハイキング。
・秩父鐘撞堂山ハイキング。
・日光紅葉ハイキング。
どれも複数回でかけた。
色々な散歩を考案した。
・菜の花散歩
・つくし散歩
・お花見散歩
・あんず散歩
・紅葉散歩
・雪見散歩
・ナップサック散歩
散歩コースも一杯作って、雨の日も、風の日も、雪の日も、40℃の日も、妻と揃って散歩に出かけた。
「キロがいなかったら、こんなに散歩はしないな」と言いながら。
こうして私はキロにより軟らかい人間に変わっていった。
こんな生活が13年も続いた。
13年は長いと思っていた。
ここ数年、夏の暑さは厳しく長い。
ワンコもまいっていたはず。
私は最近思っていた。
「この生活も間もなく終りが来る。Xデーはいつか?」
楽しいことも、辛いことも必ずいつか終りが来る。
家族揃っての散歩の終焉はいつなのか・・・。
分っていても、Xデーは遠い遠い日のこと。
今年ではない。
毎年、「今年ではない」
でも現実は厳しい。
Xデーは来てしまった。
あっけなく来てしまった。
Xデーって、ホントにあるんだ・・・。
13年11ヶ月が過ぎ去ったのを実感した。
貴重な年月であったと思っている。
今私達は貴重な年月を私達にプレゼントしてくれたキロに、心から感謝している。
私が金魚を飼いに行って・・・。
隣で売っていたワンコを覗いたら「抱いてみませんか・・・」そのまま家に連れて来てしまった。
1週間はダンボールの箱で過ごさせた。
キロが来る前の私に日記は、仕事と論文執筆のことばかり。
頭の中は「論文と学会」日記は全く面白くない。
私は味気の無い、つまらない奴であったようだ。
1999年は否応なくキロに振り回されている。
帰宅すると、キロが玄関でクルクル回りながら迎えてくれた。
夕方、キロを散歩にも連れ出すようになった。
休日には別府沼公園にも時々散歩に行き、太田の金山(かなやま)にも登るようになった。
私の生活は少しずつ変わっていった。
多分、心も変わっていったのだと思う。
2000年の日記は更にゆとりが出てきている。
毎朝、出勤前にキロと散歩をしていた。
妻の実家の近くの山を、1時間も駆け回ることも。
金山は頻繁に登るようになった。
インドの人たちとも遊ぶようになった。
これらもみんなキロのお陰。
家族で「山楽会」を作った。
・那須ハイキング。
・妙義ハイキング。
・榛名ハイキング。
・玉原高原ハイキンブ。
・八間山ハイキング。
・池の平ハイキング。
・赤城長七郎山ハイキング。
・秩父鐘撞堂山ハイキング。
・日光紅葉ハイキング。
どれも複数回でかけた。
色々な散歩を考案した。
・菜の花散歩
・つくし散歩
・お花見散歩
・あんず散歩
・紅葉散歩
・雪見散歩
・ナップサック散歩
散歩コースも一杯作って、雨の日も、風の日も、雪の日も、40℃の日も、妻と揃って散歩に出かけた。
「キロがいなかったら、こんなに散歩はしないな」と言いながら。
こうして私はキロにより軟らかい人間に変わっていった。
こんな生活が13年も続いた。
13年は長いと思っていた。
ここ数年、夏の暑さは厳しく長い。
ワンコもまいっていたはず。
私は最近思っていた。
「この生活も間もなく終りが来る。Xデーはいつか?」
楽しいことも、辛いことも必ずいつか終りが来る。
家族揃っての散歩の終焉はいつなのか・・・。
分っていても、Xデーは遠い遠い日のこと。
今年ではない。
毎年、「今年ではない」
でも現実は厳しい。
Xデーは来てしまった。
あっけなく来てしまった。
Xデーって、ホントにあるんだ・・・。
13年11ヶ月が過ぎ去ったのを実感した。
貴重な年月であったと思っている。
今私達は貴重な年月を私達にプレゼントしてくれたキロに、心から感謝している。
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