Green;私の心の語らい

日々学んだこと、感動したことなどを、絵、文章、写真で紹介していきます。

早く絵を描けるように・・・

2012年08月30日 | つれずれに思うこと
キロは1998年の11月に我が家に来た。
私が金魚を飼いに行って・・・。
隣で売っていたワンコを覗いたら「抱いてみませんか・・・」そのまま家に連れて来てしまった。
1週間はダンボールの箱で過ごさせた。
キロが来る前の私に日記は、仕事と論文執筆のことばかり。
頭の中は「論文と学会」日記は全く面白くない。
私は味気の無い、つまらない奴であったようだ。
1999年は否応なくキロに振り回されている。
帰宅すると、キロが玄関でクルクル回りながら迎えてくれた。
夕方、キロを散歩にも連れ出すようになった。
休日には別府沼公園にも時々散歩に行き、太田の金山(かなやま)にも登るようになった。
私の生活は少しずつ変わっていった。
多分、心も変わっていったのだと思う。
2000年の日記は更にゆとりが出てきている。
毎朝、出勤前にキロと散歩をしていた。
妻の実家の近くの山を、1時間も駆け回ることも。
金山は頻繁に登るようになった。
インドの人たちとも遊ぶようになった。
これらもみんなキロのお陰。
家族で「山楽会」を作った。
・那須ハイキング。
・妙義ハイキング。
・榛名ハイキング。
・玉原高原ハイキンブ。
・八間山ハイキング。
・池の平ハイキング。
・赤城長七郎山ハイキング。
・秩父鐘撞堂山ハイキング。
・日光紅葉ハイキング。
どれも複数回でかけた。

色々な散歩を考案した。
・菜の花散歩
・つくし散歩
・お花見散歩
・あんず散歩
・紅葉散歩
・雪見散歩
・ナップサック散歩
散歩コースも一杯作って、雨の日も、風の日も、雪の日も、40℃の日も、妻と揃って散歩に出かけた。
「キロがいなかったら、こんなに散歩はしないな」と言いながら。
こうして私はキロにより軟らかい人間に変わっていった。
こんな生活が13年も続いた。
13年は長いと思っていた。

ここ数年、夏の暑さは厳しく長い。
ワンコもまいっていたはず。
私は最近思っていた。
「この生活も間もなく終りが来る。Xデーはいつか?」
楽しいことも、辛いことも必ずいつか終りが来る。
家族揃っての散歩の終焉はいつなのか・・・。

分っていても、Xデーは遠い遠い日のこと。
今年ではない。
毎年、「今年ではない」
でも現実は厳しい。
Xデーは来てしまった。
あっけなく来てしまった。
Xデーって、ホントにあるんだ・・・。
13年11ヶ月が過ぎ去ったのを実感した。
貴重な年月であったと思っている。
今私達は貴重な年月を私達にプレゼントしてくれたキロに、心から感謝している。








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