<相当な力量が必要なAIS記入作業>
政府が含有物質管理JIS化の土台とする予定なので良くも悪く
も関わらざるを得ないAIS。職場で作成を命じられることも少
なくないでしょう。現行版の問題をまとめてみます。
AISは欧州の手先のような分析会社SGSを儲けさせるばかり
の状況下で、更に分析MUSTの物質が増えるともはや非現実的
で、商業的に費用面でとてもじゃないがやっていけないとのこと
で集まった業界横断ボランティアが作り上げた自己申告ベースの
含有調査報告書。自己申告なので受け取り人はその内容に追加注
文はできないと聞き、それはいいですね と返事したことを
覚えているが現状は落胆がそこかしこにあります
①照会する法規制や業界基準の化学物質数が宇宙的
単純合計で5968物質。これだけあると小さな物質照会窓の
リストのどのあたりにあるかも探しづらい。
化審法 計562物質(第1種462、第2種100)
安衛法 計739物質(表示99、通知640)
毒劇物法 計439物質(毒物92、劇物347)
欧州CLP規則のCMR
SVHCとともに将来1000程度になる
REACH規則 附属書17 制限59
附属書14 認可対象候補59
欧州のPBT認定物質、ESISのPBTリスト
資料なく数不明
GADSL 計2766
JIG 計355
その9で述べたとおり、JAMPはCASNOを持たない物質
用に臨時番号を設ける改善をしてます。
多い時は数千ある物質リストを上から下まで時間をかけて探し
、結局実はCASNOの無い物質とわかり、物質リスト最下端
でJAMP-SN0001等の臨時番号が当てられたなかに
見つけて呆然とするのはかなりましな作業者。多くの場合は
力量不足で困難さすら実感できず、最初の感触でわりと面倒だ
と感じ適当にはしおって作成してしまうのが大半と想像する。
当初、化学物質には全て1対1のCASNOがあり、それを
使えば複雑で長い物質名を持つ化学物質も簡単に抵触状況チェ
ックを実現できると踏んでシート設計したが、実はそうではな
かったため、修正箇所がかなりのつぎはぎとなってしまったと
推察する。状況を正しく理解した人でないと迷いやすい。
JAMPはどれがCASNO無い物質かは情報用意してない。
対象物質説明で、法律や基準制定元ホームページを見て自分で
調べよとしてる。が、日本ならともかく外国は英語のページし
かないケース多々あり、英語が苦手な人は化学ではなく英語で
頓挫する。
化学物質は名称もCASNOも複数もつものが少なくないのに
、AISの物質リストにはそのどちらも代表1種類しか載せて
ない、これは初心者にも熟練者にも使いにくい仕様。
②単なる調査ツールなのに製品品番のつけかたに口を出す
完成後にXMLデータファイルを抽出するのだが、そのファイ
ル名の一部に品番を自動であてる仕様となっている。
そのため当然の結果として、ウインドウズシステムでファイル
名に使ってはいけない記号のしばりを100%あびる。
このしばりは業界で通常使われてる品番ルールより厳しい。
たとえば、カンマが使えない。
しかもそのルールを犯した時AISはエラー表示を出さない。
作業者は何が原因で出力されないのかわからずあせる。
もしもともとあった品番をエラーでないように改めたとして
いったい誰が得をするのか。
AIS用意し提出する側も受け取る側も歓迎しないだろう。
なぜこんな変な設計をしたのか。意図が理解できない。
③作成マニュアルが貧弱で用意されたチェック機能も貧弱
作成マニュアルで説明あってしかるべき箇所で説明がない。
AISのエクセルシート上にはチェックボタンがあるが、
そこでチェックされる項目は少なく、かなりザルチェック。
材料質量合計値が製品重量にぴったりでなくても通過するし、
データ仕様上有効数字を多く書きすぎていても通過する。
必要十分な説明とチェック機能がないので、作成者の力量
次第となっており、出来に差がある。
規制法・基準の改訂内容を熟知した人しか正確な修正が
できないのも敷居が高すぎる。旧バージョンのXML
ファイルを読み込んだ際にまず、小さい文字で
読み込んだXMLデータは古い物質リストに基づいて
作成されています。個々の物質情報を本ツール内蔵の
新しいリストの内容に更新しますか?
と表示され、はい を選ぶと読み込み続行し、次に
物質情報の更新が完了しました。AIS中の物質リスト
バージョンも更新されました。
とでる。単に読み込まれただけなのは次の表示でわかる。
新しい物質リストは情報を必要とする新規物質も含まれ
ている場合があります。このAISではそれらの物質の
含有の確認が済んでいることが必要です。
意味のつかみにくい表示だが、つまり読み込んだだけで、
改訂内容に応じた抵触確認は自らハンド処理でしなさいとの
意味。表示文字が小さいためきちんと読む習慣のない人は
表示の伝える意味を逸しやすいが、要するに、
改訂内容をすべて理解した作業者が自らの頭を使って抵触の
再確認(ハンドパッチをあてる)をしなければならない。
どこがどう変わったのか親切な情報提供も用意されておらず
一般事務作業者には敷居が高すぎる作業だ。
④データ設計仕様とその運用がとてもぎくしゃくしてる
ポータルを設け、AISデータがほしい場合はもよりのポータ
ルにアクセスしてデータ入手する構想を立てて進められてる。
その構想発表まもなく、いわゆるデータベース化することから
ポータルに登録するAISのデータ仕様が発表されたが、AI
Sシートはそこで設定された有効数字桁数よりたくさん入力可
能に各セルがおしなべて作られており桁数超えて入力できる。
本来なら、チェックポタンを押したときに有効桁数オーバーと
かエラー表示がでておかしくないのにそれが出ずチェック通過
してしまう。
ポータルのAISデータ仕様は積極的にPRされてないので
知らない人も少なくないと思われる。
<材質質量>という項目がある。これは少数点以下4桁までに
制限とされた。項目の単位はmg。製品重量が0.1mgより
小さい部品はわりとある。最小材質質量は0.0001mg。
これは分母となる製品の1000ppm。つまり、製品重量が
小さい部品はマテリアル重量を1000ppm単位でしか表現
できないという制限を受ける。これは微妙な判定ができにくい
雑な成分構成表しかもたらさない。
もう少し小さい単位も選択できないか尋ねたら、1ppm未満
の極小さい重量までは記入必要ないとの意見が多数だったとの
おかしな返事を得た。とっても奇妙だがどうやら<材質質量>
の項目単位をmgではなく%と勘違いした可能性がある。
これは可能性が高い。JAMP版AISではmgまでしか用意
ないが、JAMPが承認したJEITA版AISでは材質質量
の項目ではなんとpgまで選択可能になっている。全く理屈が
合わない。
次期AIS版改定で当初の返事をくつがえし、μgまで
選択可能に変わるのだが、少しはまともな担当者に変わった
といえるかもしれない。
しかしね。一旦少数点以下4桁まで制限され、切り上げても
0.0001mgに届かない材質質量の物質を省略する修正を
時間かけてしたあとにまた元に戻す仕事はただ時間をドブに捨
てるだけでやる気がしない。業界ポランティアを名乗るなら役
に立つボランティアをしてほしいものだ。今後は電気電子だけ
でなく日本のあらゆる業界が使うツールなるので不具合による
被害の規模もでかくなる。
⑤ツール名、ファイル名に配慮が見られず非効率を強いられる
AISから出力できるXMLデータファイル名からは作成
言語とAISバージョンは区別不可能。AISが古くても
新しくても、言語が何語でもいちいち開けてみないと中身が
いつのバージョンでかつ何語のものかわからない。
XMLデータファイル名から 英語、日本語、どちらの記入か
区別できないのは、複数言語作成する時にまちがって上書き
しないよう保存ファイル分ける手間も発生しかなり面倒。
⑥構成成分をオープンにしてないので改訂の度作成要求必要
そのとき法規制・基準に抵触した物質以外は名前を書かない
ルール。受領者がふせられた物質名をわかるはずなく、改訂の
度再び提出依頼しなければならない。面倒だがその部品・部材
の採用が続く限りこの手間が続く。
構成成分を100%公開するJAMAやAIAG、IPC
1572という調査ツールとは大きく異なる。
⑦規制変更部分の予備調査に使えない
法律の追加・変更が決定してからでないと反映されないので、
予備調査に使えない。昨今は予備調査にもっともパワーがさか
れておりこれでは役にたたない。
いくらより汎用的な含有調査ツールになったとしても相変わら
ず予備調査に使えないままでは魅力ないまま。
⑧法律の調査ツールへの反映がそもそも遅い
改定された法律のツールへの反映が遅い。調査が必要な時に
使えないことがしばしば。JIGなどはあまりに古い版を
掲載続けていて、制定元のJGPSSIサイトを外部参照する
ようにと説明されていたがそこでかなり古いバージョンなので
もう掲載やめてた時は吹いた。調査初心者ならとたんに路頭に
迷わせるところであった。
⑨日本国内の普及すらまだ低い
昨年末から国内有名企業が採用しだしたが全体普及率はまだ
低い。提出を求められる側の川中企業の対応が進まない様子。
これだけ問題抱えてると頑張ればカバーできる範囲を超えてる
とも思うがそもそも無料の教育機会が少ない。有料はきつい
だろう。
皆感じると思うのは動作速度の遅さ。今後本当に普及させたい
ならばオフィス互換ソフトでの動作保証も視野に入れないと
アジアでは無理かもしれない。
以上認識した事ざっと並べてみました。
ECHA発行のREACH規則関連情報の予告版に日本発ツール
として紹介ありましたが正式発行版では紹介コーナーそのものが
省かれてました。
実は今、米国発の紛争鉱物規制法が運用ルール決定をひかえて
かなり注目を集めており、各社が調達基準に加えだしたら
含有物質調査ツールにも影響を及ぼしそうな状況に突入しかかっ
てます。ある機関が精練所を監査し、そこで合格した精練所で
精練した物質しか納入品に使うなというややこしい注文が飛び交
いそうな雲行きになっており、AISの将来を心配するどころで
はないというのが正直なところ。まさに旬な話題で
情報がまとまったら紹介しようと思ってます。
政府が含有物質管理JIS化の土台とする予定なので良くも悪く
も関わらざるを得ないAIS。職場で作成を命じられることも少
なくないでしょう。現行版の問題をまとめてみます。
AISは欧州の手先のような分析会社SGSを儲けさせるばかり
の状況下で、更に分析MUSTの物質が増えるともはや非現実的
で、商業的に費用面でとてもじゃないがやっていけないとのこと
で集まった業界横断ボランティアが作り上げた自己申告ベースの
含有調査報告書。自己申告なので受け取り人はその内容に追加注
文はできないと聞き、それはいいですね と返事したことを
覚えているが現状は落胆がそこかしこにあります
①照会する法規制や業界基準の化学物質数が宇宙的
単純合計で5968物質。これだけあると小さな物質照会窓の
リストのどのあたりにあるかも探しづらい。
化審法 計562物質(第1種462、第2種100)
安衛法 計739物質(表示99、通知640)
毒劇物法 計439物質(毒物92、劇物347)
欧州CLP規則のCMR
SVHCとともに将来1000程度になる
REACH規則 附属書17 制限59
附属書14 認可対象候補59
欧州のPBT認定物質、ESISのPBTリスト
資料なく数不明
GADSL 計2766
JIG 計355
その9で述べたとおり、JAMPはCASNOを持たない物質
用に臨時番号を設ける改善をしてます。
多い時は数千ある物質リストを上から下まで時間をかけて探し
、結局実はCASNOの無い物質とわかり、物質リスト最下端
でJAMP-SN0001等の臨時番号が当てられたなかに
見つけて呆然とするのはかなりましな作業者。多くの場合は
力量不足で困難さすら実感できず、最初の感触でわりと面倒だ
と感じ適当にはしおって作成してしまうのが大半と想像する。
当初、化学物質には全て1対1のCASNOがあり、それを
使えば複雑で長い物質名を持つ化学物質も簡単に抵触状況チェ
ックを実現できると踏んでシート設計したが、実はそうではな
かったため、修正箇所がかなりのつぎはぎとなってしまったと
推察する。状況を正しく理解した人でないと迷いやすい。
JAMPはどれがCASNO無い物質かは情報用意してない。
対象物質説明で、法律や基準制定元ホームページを見て自分で
調べよとしてる。が、日本ならともかく外国は英語のページし
かないケース多々あり、英語が苦手な人は化学ではなく英語で
頓挫する。
化学物質は名称もCASNOも複数もつものが少なくないのに
、AISの物質リストにはそのどちらも代表1種類しか載せて
ない、これは初心者にも熟練者にも使いにくい仕様。
②単なる調査ツールなのに製品品番のつけかたに口を出す
完成後にXMLデータファイルを抽出するのだが、そのファイ
ル名の一部に品番を自動であてる仕様となっている。
そのため当然の結果として、ウインドウズシステムでファイル
名に使ってはいけない記号のしばりを100%あびる。
このしばりは業界で通常使われてる品番ルールより厳しい。
たとえば、カンマが使えない。
しかもそのルールを犯した時AISはエラー表示を出さない。
作業者は何が原因で出力されないのかわからずあせる。
もしもともとあった品番をエラーでないように改めたとして
いったい誰が得をするのか。
AIS用意し提出する側も受け取る側も歓迎しないだろう。
なぜこんな変な設計をしたのか。意図が理解できない。
③作成マニュアルが貧弱で用意されたチェック機能も貧弱
作成マニュアルで説明あってしかるべき箇所で説明がない。
AISのエクセルシート上にはチェックボタンがあるが、
そこでチェックされる項目は少なく、かなりザルチェック。
材料質量合計値が製品重量にぴったりでなくても通過するし、
データ仕様上有効数字を多く書きすぎていても通過する。
必要十分な説明とチェック機能がないので、作成者の力量
次第となっており、出来に差がある。
規制法・基準の改訂内容を熟知した人しか正確な修正が
できないのも敷居が高すぎる。旧バージョンのXML
ファイルを読み込んだ際にまず、小さい文字で
読み込んだXMLデータは古い物質リストに基づいて
作成されています。個々の物質情報を本ツール内蔵の
新しいリストの内容に更新しますか?
と表示され、はい を選ぶと読み込み続行し、次に
物質情報の更新が完了しました。AIS中の物質リスト
バージョンも更新されました。
とでる。単に読み込まれただけなのは次の表示でわかる。
新しい物質リストは情報を必要とする新規物質も含まれ
ている場合があります。このAISではそれらの物質の
含有の確認が済んでいることが必要です。
意味のつかみにくい表示だが、つまり読み込んだだけで、
改訂内容に応じた抵触確認は自らハンド処理でしなさいとの
意味。表示文字が小さいためきちんと読む習慣のない人は
表示の伝える意味を逸しやすいが、要するに、
改訂内容をすべて理解した作業者が自らの頭を使って抵触の
再確認(ハンドパッチをあてる)をしなければならない。
どこがどう変わったのか親切な情報提供も用意されておらず
一般事務作業者には敷居が高すぎる作業だ。
④データ設計仕様とその運用がとてもぎくしゃくしてる
ポータルを設け、AISデータがほしい場合はもよりのポータ
ルにアクセスしてデータ入手する構想を立てて進められてる。
その構想発表まもなく、いわゆるデータベース化することから
ポータルに登録するAISのデータ仕様が発表されたが、AI
Sシートはそこで設定された有効数字桁数よりたくさん入力可
能に各セルがおしなべて作られており桁数超えて入力できる。
本来なら、チェックポタンを押したときに有効桁数オーバーと
かエラー表示がでておかしくないのにそれが出ずチェック通過
してしまう。
ポータルのAISデータ仕様は積極的にPRされてないので
知らない人も少なくないと思われる。
<材質質量>という項目がある。これは少数点以下4桁までに
制限とされた。項目の単位はmg。製品重量が0.1mgより
小さい部品はわりとある。最小材質質量は0.0001mg。
これは分母となる製品の1000ppm。つまり、製品重量が
小さい部品はマテリアル重量を1000ppm単位でしか表現
できないという制限を受ける。これは微妙な判定ができにくい
雑な成分構成表しかもたらさない。
もう少し小さい単位も選択できないか尋ねたら、1ppm未満
の極小さい重量までは記入必要ないとの意見が多数だったとの
おかしな返事を得た。とっても奇妙だがどうやら<材質質量>
の項目単位をmgではなく%と勘違いした可能性がある。
これは可能性が高い。JAMP版AISではmgまでしか用意
ないが、JAMPが承認したJEITA版AISでは材質質量
の項目ではなんとpgまで選択可能になっている。全く理屈が
合わない。
次期AIS版改定で当初の返事をくつがえし、μgまで
選択可能に変わるのだが、少しはまともな担当者に変わった
といえるかもしれない。
しかしね。一旦少数点以下4桁まで制限され、切り上げても
0.0001mgに届かない材質質量の物質を省略する修正を
時間かけてしたあとにまた元に戻す仕事はただ時間をドブに捨
てるだけでやる気がしない。業界ポランティアを名乗るなら役
に立つボランティアをしてほしいものだ。今後は電気電子だけ
でなく日本のあらゆる業界が使うツールなるので不具合による
被害の規模もでかくなる。
⑤ツール名、ファイル名に配慮が見られず非効率を強いられる
AISから出力できるXMLデータファイル名からは作成
言語とAISバージョンは区別不可能。AISが古くても
新しくても、言語が何語でもいちいち開けてみないと中身が
いつのバージョンでかつ何語のものかわからない。
XMLデータファイル名から 英語、日本語、どちらの記入か
区別できないのは、複数言語作成する時にまちがって上書き
しないよう保存ファイル分ける手間も発生しかなり面倒。
⑥構成成分をオープンにしてないので改訂の度作成要求必要
そのとき法規制・基準に抵触した物質以外は名前を書かない
ルール。受領者がふせられた物質名をわかるはずなく、改訂の
度再び提出依頼しなければならない。面倒だがその部品・部材
の採用が続く限りこの手間が続く。
構成成分を100%公開するJAMAやAIAG、IPC
1572という調査ツールとは大きく異なる。
⑦規制変更部分の予備調査に使えない
法律の追加・変更が決定してからでないと反映されないので、
予備調査に使えない。昨今は予備調査にもっともパワーがさか
れておりこれでは役にたたない。
いくらより汎用的な含有調査ツールになったとしても相変わら
ず予備調査に使えないままでは魅力ないまま。
⑧法律の調査ツールへの反映がそもそも遅い
改定された法律のツールへの反映が遅い。調査が必要な時に
使えないことがしばしば。JIGなどはあまりに古い版を
掲載続けていて、制定元のJGPSSIサイトを外部参照する
ようにと説明されていたがそこでかなり古いバージョンなので
もう掲載やめてた時は吹いた。調査初心者ならとたんに路頭に
迷わせるところであった。
⑨日本国内の普及すらまだ低い
昨年末から国内有名企業が採用しだしたが全体普及率はまだ
低い。提出を求められる側の川中企業の対応が進まない様子。
これだけ問題抱えてると頑張ればカバーできる範囲を超えてる
とも思うがそもそも無料の教育機会が少ない。有料はきつい
だろう。
皆感じると思うのは動作速度の遅さ。今後本当に普及させたい
ならばオフィス互換ソフトでの動作保証も視野に入れないと
アジアでは無理かもしれない。
以上認識した事ざっと並べてみました。
ECHA発行のREACH規則関連情報の予告版に日本発ツール
として紹介ありましたが正式発行版では紹介コーナーそのものが
省かれてました。
実は今、米国発の紛争鉱物規制法が運用ルール決定をひかえて
かなり注目を集めており、各社が調達基準に加えだしたら
含有物質調査ツールにも影響を及ぼしそうな状況に突入しかかっ
てます。ある機関が精練所を監査し、そこで合格した精練所で
精練した物質しか納入品に使うなというややこしい注文が飛び交
いそうな雲行きになっており、AISの将来を心配するどころで
はないというのが正直なところ。まさに旬な話題で
情報がまとまったら紹介しようと思ってます。