金沢発 あれやこれや

-ヒントをくれる存在に感謝しつつ物語をすすめます-

混乱の増すグリーン調達事情17

2017-08-06 20:53:51 | グリーン調達
≪UL(ECOLOGO)/GEC(EPEAT)協同スマホ認定≫
セットメーカーを多く抱える日本でEPEATに
詳しい人はまだまだ珍しいと思います。
環境部門で使える英語力を持つ情報通の社
員が少ないこともありますが、会社自体が
そもそもEPEATを経営上ほぼ意識しておらず
調達基準にEPEATの文字が無かったり
します。

スマホグリーン認証はULの制度(UL110)が
先に存在してたが、GECと協同運用すると
決めて見直しされ今年走りだしました。

7/30に発表された認証モデルは、
 APPLE, SAMSUNG, LG
のモデルが並びました。
政府と関係機関、地方自治体は法律で
グリーン調達義務を負っており、米国で
はEPEAT認証製品が購入額の98%を占めてな
いと法律違反になります。

言い換えると、認証もらえれば、あとは
あまり頑張らなくても自然に売れていく。
それほどの大きな見返りが法人市場で
もらえます。

アメリカ、カナダで登録が始まり、次第に
世界各国にも及ぶ情勢です。大市場インド
がひかえてます。

果たして、日本、台湾、中国メーカーは
認証を取って先行する3社に並ぶ実力を
備えてるでしょうか。スタートで出
遅れた時点で致命的かもしれません。

CEマーキングでのRoHS適合は自己申告だが
グリーンラベル認証は専門知識を持つ担当者
が厳しく正確に審査する。それに応じられる
社内管理制度と製品アセスメントができて
いないと高得点は難しいですね。
均質材料の定義を正しく理解してることも
当然必要です。
コメント
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