金沢発 あれやこれや

-ヒントをくれる存在に感謝しつつ物語をすすめます-

新名神沿いに新工場集中

2016-02-27 22:25:06 | 滋賀の日々
八日市から少し離れてる地域なので全く気づきませんでした
が甲賀市で工場進出が激増してるそうです。滋賀の他地域と
比べて格段に名古屋、大阪との交通の便が良いです。

滋賀は道路インフラが貧弱で、大型トラックによる運送には
道が狭いのと、渋滞とでなかなか苦労してるようです。
直進車の鼻先をかすめてまでも強引に先に右折しようとする
地元ドライバーの存在も恐怖でしょう。
甲賀に工場建てれば、高速道路にすぐ乗れるので比較すると
便利なのは明らかです。運送での遅延が解決できます。

県は国道8号線の彦根から野洲までの渋滞解消をめざし、
調査に着手してますが、それでもこの動きを止める効果は
なさそう。いつ解決できるか誰も明言できないし。
昨日も彦根まで自動車ででかけたのですが、高宮交差点から
千鳥橋までの渋滞は近江八幡の比でなく、道路沿いの店は
営業が難しく渋滞倒産しそうに感じました。

一方で、工場の働き手を集めるために、滋賀の他地域と
結ぶ道路の充実を急がねばなりませんが、地図をよくみると
三重からすごく近い。のこのこしてると労働者の多くが
三重からの越県またはでかせぎになるのかな。
伊賀と甲賀はたぶん仲良しだろうし。

私自身、伊吹山は好きで、雪化粧した姿は格別に思っており
悪くいったりけなすつもりは毛頭ありませんが、
高速道路も新幹線も、福井から伊吹山の横を通過して三重に
吹き抜ける雪を降らせる雲がおこす悪天候による交通障害に
みまわれる事態には、JRもNEXCOもほとほとまいって
るに違いありません。
大雪や強風が、日本全体の人と荷物の流通に影響を与えて
しまってる事実がいかんせんあります。

甲賀市が発展した姿はなかなか想像できませんが、
あと何十年したら、教育機関も進出し、すごい都会に
なってるかも。


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させていただきますは奉仕の心

2016-02-21 22:01:25 | 滋賀の日々
「させていただきます」という言葉の使い方が不適切だという
指摘が続いてるようです。いろいろ議論が繰り返されてるよう
ですが、やや複雑につき並べて整理します。

1.日本語として使い方がまちがっている
 外国人だけでなく日本人も受験する日本語検定サイトの
 マンスリーコラム3番で、「送らさせる・寄らさせる」は
 日本語のきまりから逸脱しており、こういう俗に言う
 「サ入れ」言葉は、相手を不快にさせるばかりか、軽蔑される
 恐れもあり、最低限の勉強はしておくようにとあります。
 「送らさせていただきます」「寄らさせていただきます」
 と使ってるケースがこの指摘に該当します。

2.一方的な会話で使われるべきではない
 上のマンスリーコラム20番にはこうもあります。
 「させていただきます」を国語辞典で調べると「自分の行為が
 相手の許容のうちにあるというへりくだった遠慮がちな気持ち
 を表す」とある。そのため一方的な会話で「させていただ
 きます」を用いると、相手が不愉快を抱いてしまう。
 尊敬表現も謙譲表現もさまざまな方法があり、場に応じて
 使い分けできなければならないそうです。
 忙しいなか納入業者からどうしてもと新製品の説明機会を
 頼まれ、しぶしぶ了承したそのプレゼンで「それでは説明
 させていただきます」と堂々とも自慢げとも受け取れる調子
 で始められた場合、「なにうれしそうにしきってるんだ。
 とっととしゃべりやがれ」と思う人もいるということです。

1はたぶんほぼ全ての方が納得すると思います。2は言葉の
スキルがまだ低く、この丁寧な言い方のどこがどうおかしいか
さっぱりわからないという人だと直りにくいかも。

別にかみつく意図はありませんが、先日Blogosの投稿でこの
「させていただきます」という言い方が浄土真宗の法話で
よく使われた言い回しで、関西が起源という説を読みました。
これを読んだとき、ああ、これ書いた人は仏様がなんたるか
まったく理解してないのかと思いました。
法話の参加者は講師と聴聞者だけにあらず。講師と聴聞者の
頭上には仏様と亡くなられた上人様がいて、それら方々を
頂いたなかで講師は法話させていただき、聴聞者は法話を
聞かせていただくという構図なんです。
ビジネス会話で「商売の神様がお見守りのなかこれから説明
させていただきます。それでは一同合掌」なんてプレゼン始
める人は見たことありません。

さてそんななか、近所のそば屋に5か条が額に入れて掲げられ
てるのに気づきました。書き写してこなかったが、ネットで
同じもの見つけました。昔、流行したのかもしれません。

 1.「ありがとうございます」という感謝の心
 2.「はい」という素直な心
 3.「すみません」という反省の心
 4.「おかげさまで」という謙虚な心
 5.「させていただきます」という奉仕の心

「させていただきます」は始めるときの単なるしきり言葉では
無く、奉仕行動とつながってるんですね。なんとなくしっくり
きました。

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