青色鉄道模型運転会

一宮市青色申告会ホールで開催されている、鉄道模型運転会公式ブログです。Xアカウントは@railaoiro138a

すぎと寄席を観覧する(4-1)

2015-12-13 21:00:00 | 日記
皆様、こんばんは。
事務局です。

13日の一宮市内は、晴れ時々曇りの、昼間は暖かいよい天気になりました。

午後、一宮市大宮にあります、成等山・心證寺(しんしょうじ)様にお邪魔しました。

恒例の「すぎと寄席」(天狗連による地域寄席)を観覧するためです。

※天狗連:素人落語家。
※地域寄席:定期的に演芸場でない場所を借りておこなう寄席。

13時15分開場。

本堂に入る前、着物美人の、きれいなおねいさんに、木戸銭を支払います。

写真は開場直後です。

今回も、落語を観覧される方の半数以上が、高齢者のため、イス席が用意されていました。

高座から前3列は座布団席、4列目以降は、座面の高さが低い一人掛けパイプイス席、後方は、座面の高さが高い一人掛け木製イス席という配列。

落語家が座る、高座(こうざ)は、本堂で僧侶が座る、背の高い高座が使われており、高座の左側に木製の「メクリ」(落語家名のみ記載)が立っていました。

13時55分、ほぼ満席になったことから開演となり、落語の前に、心證寺住職様から、ご挨拶をいただきました。

落語を披露された方は、以下の天狗連の皆様でした。

※敬称略。芸名後の()内は演目です。

(1)芋喰亭ぽて幸(準古典落語「宗論(しゅうろん)」)
(2)引木亭あたま(古典落語「河豚鍋(ふぐなべ)」)※
(3)杉戸亭さち(準古典落語「堪忍袋」)

※「河豚汁」とも言われ、元ネタは、十返舎一九(じゅぺんしゃいっく)が執筆した、笑話集『落咄臍くり金(おとしばなしそくりきん)』の中にある、「鰒汁(ふくとじる)」と伝えられています。

仲入り※

※着物美人の、きれいなおねいさま方々が、来場者の皆様に、お菓子を配布されました。

(4)KOHARU亭けいじろう(上方落語「二番煎じ」)

天狗連の皆様は、時事・季節ネタより、お題目を選んでいらっしゃるようです。

・芋喰亭ぽて幸様の「宗論」。

IS(イスラム国)による、悲惨なテロ、果てしない戦いに関するお話があり、落語に入りました。

宗論は、浄土真宗信者の旦那様、キリスト教信者の若旦那様という親子が登場します。

部屋の中で親子が、信仰する宗教を語っているうちに、自分が信仰している宗教がよい(正しい)、という論争になり、お互いに納得できない親子は、金づちを持ち出して、大ケンカを始めます。

そこに番頭様が入って、大ケンカを止める、という内容の落語です。

お話の元ネタは、(1)浄土真宗信者様と日蓮宗信者様による宗派間の争い、(2)旅に出ている浄土真宗僧侶様と日蓮宗僧侶様による宗派間の争い、と伝えられています。

宗教間、宗派間対立は、人間の欲望から始まる、と言われています。

宗教を信仰する、全ての方の心から、欲望がなくなることを、私(寺西)は希望しています。

・杉戸亭さち様「堪忍袋」。

前回の寄席で、銭湯に要求するサービスを教示して欲しい、という内容のアンケートを取りました、というお話から始まりました。

結果を集計したところ、第1位は、意外なことに、設備面の充実ではなく、「従業員の愛想がいいこと」だったそうです。

そのアンケート結果から、落語に入りました。

次回に続きます。

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