カンテレあんさんぶる

エレクトリックカンテレ

つい4,5年前までは、カンテレといえば左のようなアコ-スティックのカンテレしかイメ-ジとして湧かなかったが、現在フィンランドに於けるカンテレの研究・開発は著しい。



先日フィンランドのカンテレトップメ-カ-のコイスティンネン社から下記のようなメッセ-ジと写真が送られて来た。

Anttu and Senni are going to perform in one of the biggest TV charity concert 28.10. here in Finland.

この写真は15弦カンテレを演奏するハンヌの息子さん、アントウである。
従来の15弦カンテレからは程遠くストラップを付け、まるでエレキギタ-を思わせる。そして奇抜なビビットカラ-で若者がいかにも好みそうなデザインである。

私が6月にフィンランドのカンテレミュ-ジックキャンプに参加した時、このカンテレを持っているハイティ-ンの若者たちが沢山いた。





これはエレクトリックコンサ-トカンテレ。ハンヌは今までにこのカンテレを6台作ったと言っていた。このカンテレはそのうちの1台。
今までのカンテレとはイメ-ジが一新されシャ-プなデザイン、カラ-も非常に洗練されていてとても美しい。これはシルバ-だが私は今までに何台かこのエレクトリックカンテレを見ているがツ-ト-ンカラ-が多い。それも濃いオレンジ色にブル-などとそれは本当に意外なほどのハイセンスな色使いである。
そして従来の様にイスに座って演奏するのではなく、立った位置で演奏する。
このカンテレにはマイクロフォンが高音部、中音部、低音部と3箇所に付いている。それぞれに音量を調節することができる。

2000年も昔から伝わるカンテレ。エレクトリックカンテレは今や民族楽器ではなく現代楽器に等しい。

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