カンテレあんさんぶる

シベリウス作品に挑戦

1週間程前からコンサ-トカンテレでシベリウス作品の練習を始めた。

7年前、フィンランドのシベリウスアカデミ-から北海道教育大学に交換留学生として札幌に1年間滞在されていたエヴァ・アルクラさんに私はカンテレの指導を受けていた。習い始めて半年も経った頃だったろうか。エヴァさんが「mitsuko、シベリウスの作品を弾かなくちゃ」と言われ、楽譜を渡された。でも当時私はまだコンサ-トカンテレを始めたばかりで、楽譜を見てから楽器に目をやり音の確認をするという本当に初歩の段階だった。とても私には難しくて練習する気になれなかった。そしてこの何年間の間にいくつかシベリウスの楽譜を渡されたけれど、今まで気持ちがシベリウスの方に向かなかった。
でも、先日の日本シベリウス協会北海道支部の発足会、そして今年エヴァさんが東京などのコンサ-トでシベリウス作品を演奏して大変好評を博したということで、私の気持ちは一気にシベリウスに傾いていった。今、練習を始めた曲は昨年イロマンツイのカンテレミュ-ジックキャンプに参加した時Eija先生から渡された”即興曲”。シベリウスはいくつか即興曲を書いているがそのうちの一つの作品。練習をしていてその響きにとても心が洗われるというか神聖な気分になる。
シベリウスの音楽はフィンランドの凛とした空気をいつも感じさせる。
素晴らしい偉大な作曲家である(写真はシベリウス)

ところで15弦(10弦)カンテレで”フィンランディア”を簡単に演奏することができる。左記のような楽譜をピアノで演奏するとなるとかなりな年数を必要とするが、これがカンテレで弾くとなると本当に簡単である。今年1月から15弦カンテレを始めた道新文化センタ-の受講生はもう既に全員が習得済みである。

5月27日に開催される”moi moi フィンランド”でも5弦と15弦カンテレのアンサンブルで演奏する。
札幌市内、近郊にお住まいの皆様方、是非、聴きにいらしてください。

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