雨が降った翌日。
川の水が増水すると、カワセミがやってくる。
どこかの川の支流であるこの川は、上流のどこかで、
雨水の勢いに負けて、小魚たちが落ちてくるらしい。
それをねらってやってくるのだ。
おなかが赤茶色またはゴールドに近い黄土色、背中が翠だったり、青だったり。
少なくとも3羽の別のカワセミを見た。
ほかの鳥たちと違い、カワセミは雨の降った翌日、しかも増水した日限定でやってくる。
鳴き声も姿もほんとに美しい。
川底はコンクリートだし、ごみや生活排水が流れる、取り柄のない汚い川なのだが、
カワセミ、シラサギ、カモ、アヒル、セキレイ、キセキレイ、そのほかの渡り鳥さえやってくる。
こんな汚いのになんで?と不思議でならなかったが、
人間の手が届かない構造になっているからかもしれないなあ。
キセキレイなんて本当は山にいるはずなのに、こんな平野のどまんなかにいるもんなあ。
キセキレイはいつも一羽でいる。
セキレイは最近けんかばかりしている。
ものすごい速さで飛びながら喧嘩してる。
そろそろ神社の森にはつぐみだの、カワラヒワだのが着ていいのだが。
秋になってからシジュウカラも見ていないし。
野鳥って、これからとっても楽しい季節なんだよな。
おまけにそろそろとりぱんの新刊が出るんじゃないかな。
楽しみならあ。