忙しすぎて、(夫の)実家にオレコを預かってもらい、
ついでに私たちも泊まりこみで仕事漬けな生活が10日ばかり続いた。
クリスマスから年末年始にかけてのことである。
ハタ目にはわからないのだが、
気ぃ使いしぃのオレコの疲れは限界に達していたようで、
家にもどったある朝、小さな咳をしたなと思った途端に吐いた。
朝食前で、出すものは何もなく、胃液だけである。
その日の食事は朝からおかゆ。
量を減らして、少しずつ回数を分けて与え、様子を見た。
でも、なんとなく元気がないし、体温も低い気がする。
そこで、このまま忙しい日々を続けようとしていたのをやめて、
ことし初めての3連休は、在宅で仕事をすることにした。
夜の散歩の前に、ふと見ると、オレコがぷるぷる小刻みに震えていたので、
ああ、これはいけない、本当に風邪をひかせてしまったのかも、と不安になり、
心の底から心配していたのだったが、お外に出た途端、たーっと走って行き、
一番近い縄張りで、しゃしゃしゃしゃしゃーーーーーっと、お小水。
そのあとは元気に、ややわがままに、しっかり散歩をこなした。
拍子抜けしたけれど、病気じゃなくて、よかった。
寒い日が続いていたので、無理もない。
預かり先は一戸建てで、2度の散歩のほかに、
庭先で何度もおしっこさせてもらっていたのだ。
10日間もそういう生活をしていたのだから、無理もない。
きっと膀胱の我慢がきかないのだろう。
そこで家でも、在宅の日は、朝・夕方・夜の3回、
または、朝・昼・夕方・夜、の4回、散歩をすることに。
仕事の日もなるべく、3回行けるように、最大限努力する。
寒い間は冷えておしっこが出やすいし、膀胱炎にもなりやすい。
体に水分が多い状態は、持病の心臓病に、もっともよくないのだ。
仕事かなり制限されるので、時間を大事にしなくては。
事務所でやること、在宅でできること、組み立てて、効率よくやるぞ。
どうぶつと暮らすのは、大変だけど、大事なことだ。
言葉を使わない生き物と暮らすことで、
大事にしなきゃいけないものが、見えてくる。
ごく簡単なことかもしれないけど、つい無理しがちな部分とか、
犠牲にしがちな部分を、「それは違う」と補ってくれる。
私にとっては、オレコとのこの多少不自由な部分もある生活が、
本当に大切で、かけがえないものなのかもしれない。
余裕がなければ、家族みんなの健康を守ることもできないもんな。