犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

うらない。

2014年01月24日 | おせわがかり日誌


ずっと昔の出来事。

幼馴染のお母さんが35歳という若さで亡くなった。

ひとり息子はまだ小学生だった。





その頃既に大阪から埼玉に引っ越していた私は、

人づてにそのことを知って、次の夏に遊びにきた、

別の幼馴染の一家からくわしい話を聴くことになる。





その人は元スチュワーデスだったので、

背が高く、ほっそりとしていて、目鼻立ちの派手な、

それでいてとても上品な美人だったのだが、

亡くなる数ヶ月前、まだ病気が分からなかったころに、

その人とその母とで、何の気はなしに、神戸の占い師にみてもらったところ、

「あなたのこれまでは●●でしたね、つらいこともあったけど、こんないいこともありましたね」

と、娘にはこう話しかけ、そしてその母にはこう告げた。





「あなたの人生はこれからが肝心ですからね。体を大切に。長生きしなkればいけません」

当人たちは、年齢とはまるで逆のことを言われて、そのあと二人で笑ったそうなのだが、

娘が亡くなった後、その母は、

「私は占いなど信じないし、そもそもあのときも、

娘にせがまれて、いやいやみてもらったのだけど、

信じていないのに、どうにも不思議で、不吉な気がして仕方がなかった。

そうしたら、そんなことになって。

もしかしたらあのひと(占い師)には、見えていたのかもしれない。

私には未来を告げたけれど、あの子には過去しか告げなかった。

それが今でもひっかかる。

でももう二度と会いに行くことはないと思う」




幼馴染はそのあと、この祖母に育てられた。

父はほどなく再婚し、新しい家庭にも、母にも、ついぞなじめなかった。

祖母はビルのオーナーをしていたので、孫息子が成人するまで、

娘の代わりに、しっかり見守ることができた。

病気ひとつすることなく。




その幼馴染が、そしてその祖母が、

今はどうしているのか、まったくわからない。

実家に帰って、母に聞けば、何がしかのことが、

わかるかもしれないけれども、なんとなく、

聞く気がしないでいる。