犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

夜の散歩でも熱中症になるそうです

2014年08月19日 | おせわがかり日誌
先日フィラリアの薬をもらいに、犬のかかりつけのクリニックに行きました。

オレコが興奮したり、吠えたりするといけないので、空いてる時間帯を狙っていきました。

狙っていったのだから、空いてました。

お盆期間だというのに、お休みもなく、営業されていました(頭が下がる)。

誰もいないと先生のおしゃべりがとまりません。

ですが私はこれが結構楽しみでして、

やっぱり獣医さんでないとわかりえないことを、

専門知識を交えて教えてくれるので勉強になります。



で、このときに教えてもらったことは、

「夜の散歩でも熱中症で運ばれてくるケースが結構多いということ」でした。

近頃の飼い主さんたちは心がけが良く、道路の温度が下がったころを見計らい、

お散歩に行ってくれるのですが、道路の表面温度がいくらか下がっていても、

人と違って、アスファルトやコンクリートの上のアツい空気を吸いながら歩く犬は、

吸い込んだ熱気により次第に体がヒートしてきて(汗もかけないわけですから)、

よだれを流し、カッカッカッカ、と息を吐き、悪い場合は、倒れてしまうのだそうです。

もし、お散歩中に(おやつ以外の要因で)よだれがだらだら流れてくるようなら、

熱中症になりかかっていると、考えて不足ございません。





ではそんなとき、飼い主はどうしたらいいのか?

体中に「お水」をかけてやるんですって。

冷たいお水を飲ませても急に体温は下がらないですし、むしろ温度差で胃腸がやられてしまう。

もともと胃腸の弱い子はおなかの具合が悪くなってしまいます。

また、胃腸が丈夫という子であっても、犬がほしがるのにまかせて大量に水を飲ませてしまっては、

内蔵にストレスがかかって、別の病気になる(臓器が破裂することもあるそうな)こともあるそうです。

だから、かけちゃうんです。びしょびしょになるくらい、全身に水をかけてやるんです。

そういえば、夏祭りのとき、豪雨&雷雨のダブルレインに頭からつま先まで、ずぶぬれになりました。

濡れた衣服がぴったりと肌にはりついて、あっという間に体温が下がっていきましたっけ。

そっか、あれですね。犬の場合は衣服の代わりが毛皮か~。

体温を下げるのが目的ですので、頭より、胴体にね。

首元、うち股、脇の下と、太い血管の血液を冷やしてやれば、スピーディに体温が下がる。

だからその、お散歩のときに保冷剤をマフラーがわりに巻くの、あれはいいですね。

太い血管(頸動脈)を冷やしておけば、熱中症予防には合理的ですから。

人間もそうです。

脇の下に保冷剤入れたり、工夫しないとね。



ちなみに、熱中症のわんこが運ばれてくる時間帯は、20時過ぎが多いそうです。

20時過ぎっていうと、結構涼しくなっていたりもしますけどね。

それでもその時間が一番多いそうです。

小型犬のほうが体が小さいので負担が大きく、なりやすい、というのもあるそうですが、

ラブラドール系の子たちなど、大型犬も内蔵の代謝の問題でだったかな?なりやすいそうなんです。

お盆は涼しくてあんまりクーラーいれなかったり、朝夕は涼しくなっていたり、

ついつい人間基準で油断しがちですが、盆を過ぎたといっても、9月も暑いですからねえ。

フィラリア予防と合わせて、どうぞお気を付けください。

暑い日に車で移動というのも、犬にとっては苦のようですよ。

寿命を決めるのは呼吸の数(鼓動の数)といいます。

犬は暑いと呼吸(鼓動)が激しくなりますから、要注意です。







この方は自らずぶぬれになるので、川のあるところなら、わりと大丈夫。

お水遊びとサラダバーは欠かせない夏のお楽しみ。



ところでインスタグラムに登録していない人の端末では、動画はちゃんと見られるのかな?

スマホじゃなかった端末&インスタグラム未登録時代に、確認できたか忘れちゃった・・・。

該当読者様、もし見られなかったら、ごめんなさいね。