ヒヨドリの活動のさまざまに場面を撮ってきたことをまとめる投稿を続けてきましたが、それだけでなく、ヒヨドリが自然に溶け込んで生きているところも惹かれるものがあります。
水浴びをしてリラックスする姿もおもしろいものです。
そしてわたしは、季節に溶け込み、ゆったりと過ごすところも心が動き、シャッターを切ります。
なぜ、わたしがヒヨドリにこだわったのか、それには理由があります。わたしは自宅にこれまで個展に出したものや、いいと思った作品をワイド四切(B4)でフレールに入れていくつか展示しています。そして、友人や見たいといわれる方に見ていただくことがあります。写真として興味のある方ばかりではなく、野鳥の話中心になることもあるのですが、作品としては鳥たちに惹かれ、その躍動する姿を切り取っているのですから、それはどんなことに興味があるとしても、わたしの表現したいこととして通じるだろうと思っていたのですが、ある日ヒヨドリを撮った作品を見た方が、「このバカ鳥は・・・」と言われて、驚きました。この鳥は邪魔になる嫌な鳥だと言うのでしょう。驚きました。思いがけない軽薄な表現なので、それ以上聞くつもりもなく、「鳥たちは誠実に生きているのですよ」とだけ言っておきましたが、あまりにいのちの本質を見ようとしない見方と表現に、人間の傲慢さと見識のなさを感じたのです。このわたしのブログは、わたしの楽しみをみんなと共有したいといこことと、自然の中で生きるいのちと共生する人間のありようを考えようとすることもめざしています。そんな想いがあって、ちよっとこだわってみました。