早朝、玄関を出た途端に直感した。「こんな日は川霧」。条件を挙げて説明は出来ないが、永年の早朝自転車走経験から断言出来る。冬の初めで、風が無く、良く晴れたこんな明方、顔に当るこの空気の感じから今日は見られるはず。自転車に跨ると、益々期待は膨らむ。川霧の湧くポイントに向けて急ぐ。堤防に上って、上塚橋まで来ると、川上の景色が乳白色にボンヤリと見えだした。予感は的中した。久々に凄い霧が川面全体を覆っていて、堤防道路を川上に進むにしたがって、自転車ごと霧の中に突入する感じさえする。景色も音も霧の中に吸収されて、タイヤが路面を転がる音だけが聞える。
走行データ D:22.74 T:1.18.57 A:17.3 M:31.8 O:28046
走行データ D:22.74 T:1.18.57 A:17.3 M:31.8 O:28046