29日、米株式市場は金融安定化法案の下院否決を受けて、過去最大の下落幅(777㌦安)だったそうだ。当然のことながら、30日の東京市場はー483円の大幅安で終わった。午後のテレビの経済番組の話題は、一体何処まで下げるのか、何時まで下げるのかだった。米は1万ドル割れ、日は11000円割れ必至とか。しかも例年10月は波乱の月で、否決された法案の修正案(10/2)が再否決された時の下落スパイラルは・・・とか。そんなこんなで、現在、我々は、100年か150年に1回の市場混乱状態の中に居るらしい(持たざる者は、気楽に「らしい」なんぞと、不謹慎で申し訳ない)。此処まで来れば、日本の失われた10年の経験を生かして、世界同時不況をクヨクヨせずに、トコトンもったいない精神を発揮しながら生き延びるしかないようだ。むしろ、こんな稀有な現象を楽しんでしまったらどんなもんでしょう。それにしても法案否決は選挙絡みらしく、米有権者のパワーの凄さを感じるなぁ。