半田高校は想像以上に凄い学校だった.
始業式の朝 朝礼の時
僕たち1年生は、きちんと並んでいた.
しかし、2,3年生を見ると
きちんと整列している人はほとんどいなかった.
そして
「今日も校長の話が長いな!」
「また、生徒指導の先生か。同じことを何度も言うな!」
と話をしていた。
朝礼が終わると
2、3年生は好き勝手に自分の教室に帰って行った。
「すごい学校に入学した!」
これが、半田高校の第一印象だった。
先生も規格外だった。
高校で初めての古典の授業の時
先生は黒板に、口語訳をびっしり書いた。
当然、僕らはそれを必死にノートに写した。
授業が終わる寸前
古典の先生が言った。
「こんな口語訳をしたら、零点!」
と言って、黒板に大きなバツを書いて、授業が終わった。
「本当に僕にピッタリの学校だ!」と思った。
同級生も規格外だった。
視力検査の時
一人だけ、体育館の一番後ろから、視力検査の表を読んでいる生徒がいた。
その距離、通常の2.5倍
2.0が全て見えていた。
その時、先生は、こう言っていた。
「2.0×2.5=5.0」
視力5.0
「モンゴルの留学生?」と思った。
続きは次回書きます。