数学の王道

数学研究会代表 数学プロ主任講師の本音

ルートの話

2020年08月06日 | 数学

中学の時教科書に出てくるルートの記号

「どうしてルートを勉強しなければならないか」と疑問に思った人は多いと思う。 

 

二乗して9になる数は+3と-3の二つ

それでは「二乗して3になる数は ?」と聞かれると整数を使って表すことはできない。

 

そこでルートを使えば、二乗して3になる数をプラス・マイナスルート3と表すことができると教科書には書いてある。

 

僕自身、二乗して3になる数を求めることを「自分には関係ない話だな」と思ったことを覚えている。

 

「ルートは実は身近にある」と知った時少し興味が持てました。

 

ではどこにルートがあるのか?

 

コピー用紙には A 4 ・B 5などの規格やサイズがあります。

ここで縦横の長さに注目しよう。

実はここにルート2が隠されている。

 

どのサイズのコピー用紙も縦横の比は1対ルート2となっている。

 

例えば A 4用紙を縦に半分に折ってみてください。

すると A 5用紙になります。

 

同様にA4用紙を二つ合わせると A 3用紙になります。

つまり全ての縦横の比が1対ルート2

 

規格やサイズが違っていてもコピー用紙は全て同じ形

つまり相似形をしています。

ルート2のおかげで便利な紙の大きさと形が決定されているのです。

 

少しは興味もてました?

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿