CDのプラケを捨ててビニケに移し始めたのは、『STEREO』誌副編のUさんが勇退する少し前だったから、もう5、6年前のこと。はじめのうちは面白半分と勢いに乗って一日100枚処理班みたいな調子だったが、次第次第に「ことあるたびに」というペースに。すると時として未処理のプラケ群が忽然と目の前に現れドキっとする、という今日の現場写真。どうやら、ファミリー・ネームの「MNPS」あたりになぜかやたら積み残しが多いのが分かった。理想郷はカタカナの背表紙を一切見えなくすることだ。が、残部僅少の生ビニケを、どう発注していいかの返信が来ないまま。初回に5000枚、次にたしか2万枚を頼んだのが、そろそろ最終束近くに。Uさん、どんな様子なんでしょうか? と共に、アーパ熱が高じたオーディオ遊びが、ついにアンプへの関心にシフト。それも200V電源のやつ。もう覚悟は決めた。