翡翠庵閑話

野鳥が好きな、閑人の独り言と日常の見聞録。少し遅れてUPする場合が多いですが、内容と日付は、合うようにしています。

築地本願寺

2018年12月24日 | 紀行、旅

 ひょんな縁で築地本願寺を訪ねる事になりました。最終目的は同寺付属のブディストホールでの演劇を見に行くことでしたが、初めて訪ねる有名な場所でもありますので、拝観をさせていただきました。

 新幹線から見る富士山、今日はあいにくの曇り空で、辛うじて裾野と冠雪した頂上の一部が見えただけでした。今年2度目の東海道新幹線、2度とも富士山は見えませんでした。

 

 東京駅へ着いて頭に入れた地下鉄の乗換えを戻しながら、丸の内線、銀座線と乗り継いで無事「築地」へ。ちょっと前ならば築地市場へ観光に行く人の乗降駅ですが、移転したことと年の瀬が迫った休日の午後なので思ったほど混んではいませんでした。地下鉄を出るといきなり本願寺の独特な建物が目に入り、迷うことはありません。

 コインロッカーがあれば預けて拝観しようと思いましたが、ちょっと離れた駅にしか無いので、キャリーケースをコロコロしながらの拝観になりましたが、画面左のほうから入るとエレベータもあり人出が多くなかったので邪魔にはなりませんでした。

 本堂へ入ると正面に絢爛豪華な祭壇(仏壇)が目に飛び込んできます。観光の人も自由に歩き廻って観覧することができます。もちろん静かに、特に読経中は。注意書きはそれくらいしかありませんでした。

 我々の目標はパイプオルガンを見たいというのがありましたが、入ってすぐには見当たりません。ちょうど案内の方が立って見えたのでお尋ねしました。「後ろにありますよ」の言葉に今入ってきた入り口の上を見上げるとありました。思わず、おおーと声を上げそうになりました。

 案内の方は音楽も好きなようで、いろいろ説明してくれました。西ドイツ製、パイプはコンサートホールよりは少なくて約2000本、しかし音は柔らかいと思います、演奏者の席は観客席の後ろでお祈りする人と一体になれる(特に結婚式には進行と合わせ易いらしい)などでした。(演奏席は後に載せてあります。)

 説明のお礼を云って、我々もしばらく着席して、荘厳な雰囲気に浸りました。

 しばらく着席して、雰囲気に浸ったあと周りを廻って外へ出ました。

 パイプオルガンの演奏者の席です。ほんとうに観客席の傍です。

 要所の柱には音響スピーカーとディスプレイが取り付けられており、何処からも正面で行われているお勤めなどが身近に感じられるよう配慮されていました。

 外へ出て振り返ると日没前の青空に、独特なスタイルの屋根がくっきり浮かんでいました。

 駐車場の隅に親鸞聖人の銅像があり、参拝者を迎えているようでした。上の画面の右下辺りの位置です。