会期は2月から始まっていたが、桜も咲いていないのに見に行くのは早いかなと思って見に行くのをためらっていたが、そろそろ満開になって来たので出かけてみた。
すべて同館所蔵の日本画で、横山大観、竹内栖鳳、川合玉堂、片岡球子らの大家のものが多くあった。(上は同展のパンフレット。片岡球子の「桜咲く富士」である。)
テーマは富士と桜であるが、脇役として鳥が画かれているものも何点かあった。鶴(タンチョウ)、オシドリ、雁(マガン?)、キジ、シジュウカラ、名前は判らないがひな鳥 を観察できた。鳥を探すのも日本画の展覧会の密かな楽しみである。
分館では、阿部肥(ふとし)作の人形展が併催されていた。着物の細かな仕立てまでほとんど一人で作られたもので、見応えのあるものであった。