◎ 4日目
4日目は今回の旅の目的のひとつでもある「新北投温泉」の日帰り温泉に行くことに。
今回行ったのは1日30人限定(要予約)のセレブスパ「三ニ行館」。
平日4時間で1500元。(高い!!)日本で行ったどの日帰り温泉よりも高い。
これはモトを取るため全身全霊で楽しまないと!!
事前に予約の電話をいれるとしっかり確認されたのは「水着着用ではない」ということ。やっぱり外国の方は裸で入浴は抵抗があるのでしょうね…。
11時からと予約したのでまずはエネルギー補給のため朝マックへ。
ほんとにマクドナルドにはお世話になります。
台北駅から新北投までは地下鉄で30分ぐらいですが少し早めに移動することにしました。
北投駅からは支線に乗り換えて1駅。自転車と同じくらいゆっくり走る電車に乗ります。
この電車、車内には観光案内のモニターのあるテーブルなどもあって、まるで東京ディズニーリゾートを走るモノレールのよう。子供たちも喜んでました。
ゆっくり走るけど3分くらいで到着。
新北投駅に到着するとここからはまた暑さとの闘い。
駅前に広がる公園内には温泉の沢なども流れていてお年寄りの方々が木陰で一休みされていましたが、やっぱり木陰だって暑い!みなさん熱中症は大丈夫だろうかと心配になってしまいました。
素敵な建物と思ったら図書館でした。(中も入ったけどステキ)
温泉博物館もありましたが今回は時間がないのでパス。
公園内には水着で入る露天風呂もあり「こんなに暑いのに誰が入るの!?」と思っていたら結構入ってる人いました。驚き!
のぼせる前に熱中症で倒れそうな気がするけど…。汗
公園を抜け坂を上ったところに三ニ行館があります。ひっそりとした入り口ですが門番の方が2人も立っていたのですぐわかりました。入ろうとしたら「ビジターオンリー」と声をかけられましたが「ホットスプリングに来た」といったら通してもらえました。
入り口を入るといきなりテンションUP↑!!
橋の様にみえるエントランスの先にはお洒落な建物。ロビーの窓からはスタッフのお出迎えの熱い視線がこちらに!! 緊張~。汗
汗だくになりながらも背筋を伸ばして歩いていくとスッとドアがあいて受付の方がソファーに案内してくれました。
料金表などを渡され再度「水着着用でないこと」を確認された後お会計となります。
スパは階下にあり、まずロッカールームでバスローブ1枚になるよう言われ着替えてでてくるとスパ施設の説明をしてくれます。
ひととおり説明が終わり「ご自由に」と言う感じでスタッフが奥に戻っていくとそこからは私の“温泉パラダイス♪”。
アジアンテイストの浴場はとっても静かで温泉が流れ出る音が疲れた心身を癒してくれます。
最初は暑さを心配していたけれど、さわやかな風も吹いて全然気にならない。
そのうちに美しい蝶なんかも飛んできて「もしやここは天国?!」と思ってしまったほど。
もちろん肝心の温泉も最高に気持ちいい。(もちろん内湯外湯全部入りました。)
三ニ行館では3種類の泉質の温泉があり“美人湯”と言われているそうです。
テラスからは地獄谷も眺めることができ温泉気分も盛り上がります。
温泉の他にサウナ、スパルーム、仮眠室、畳の休憩室、エビアンや紅茶などが飲み放題のソファのあるリビング(?)がありましたが、特に感激したのは仮眠室。
薄暗い部屋はパーティションとカーテンによって分かれており寝ごごちバツグンの大きなリクライニングチェアが置かれています。そしてまるで私がここに寝るとわかっていたかのようにと冷たいおしぼりとエビアンがセット!! 時間制でなければ何時間でもいられそうというか爆睡できそうな快適さ。
アメニティもロクシタンでステキな香りが楽しめます。
少々時間をオーバーしてしまったけれど催促されることもなく、ゆっくり着替えてロッカールームを出るとまたスタッフの方が案内してくれて最後までお見送りしてくれます。
最後に「タクシーは必要ですか?」(駅から歩いて8分ほどでしたが)と聞かれたあたりがやっぱりセレブスパなんだなと実感してしまった…。苦笑
緊張してスパーメニューをよく確認しなかったけれどフェイシャルコースなら6000円ほどだったから追加してもよかったかもと思いました。(友達といくならランチセットもいいかも。)
平日だったせいか私の他に見かけたお客は3名だけ。(しかもほんの5分くらい)
このステキなスパをほぼ貸切で使用できたことを考えれはこの値段も納得いきます。
自分へのご褒美にまた「セレブ温泉」に来たいです。
帰りにはお隣の地獄谷へ
奥に見えるのは三ニ行館です。
地下鉄に乗って台北駅に着くころにはお腹もぺこぺこに。(無理もない。もう3時だし…)
駅上の微風の牛肉麺をいただきました。
牛肉麺といえば日本のラーメンのような人気食。いろいろな味があり牛肉麺選手権のようなイベントもあるらしいです。
お腹も落ち着いたところで駅地下をぶらぶらショッピングすることにしました。
友達へのお土産に韓流バンドのCDを買おうと思っていたのでCD屋に。買おうと思っていたものがセールになっていたのでよく見ないで購入してしまったのが大失敗…。
ホテルに帰ってよくみたら買おうとしていたDVD付(韓国版では付いていない)のものではなくCDのみのもの。涙
暑さで疲れていたとはいえ「私はなぜ台湾まで行って韓国のCDを買ってきたのか」と悲しくなってしまいました…。
その後西門町に戻ってサンダルでも買ってみようかとふらふら見て回るも探しているときに限って見つからないもので結局は買えずじまい。(たぶん西門町のターゲットが若い世代だということもあったのかも…安かったけどね…。大人の皆さんは大人エリアでのお買い物をオススメします。)
一度ホテルに戻って一休みしたのち7時ごろ今回最後の夜を満喫すべく「公館夜市」へ向かいました。
公館夜市といえば前回の旅で“いまいちであった”と感想を述べたところでしたが、どうやら一番にぎやかなポイントを見逃してしまっていたらしいく再度チャレンジすることにしたのでした。(確かに写真とちょっと違うと感じでいたけれど、やっぱり…でした)
今回はしくじらないようきちんと地図を見ながら進んでいくと、ありました!。
斜めに入る道が!なるほど確かににぎわってました。
でもどちらかというと買い食いというよりは“おいしい食堂があって屋台もちらほら”という感じ。(時間も少し早かったせいかまだ屋台が出揃っていなかったのかも)結局まだまだお腹もすいていなかったせいもあって屋台で「ねぎ餅?」などを購入しホテルへ戻ることに…。いちおう前回の疑問もとけたのでそこそこ満足できました。
と、ホテルに戻ってきたところで「やっぱり何かたりない…」と。
最後の夜なのにこれで終わっていいはずもなく、忘れられない味“阿宗麺線”に向かいました。9時過ぎたせいもあってか行列はできていなかったけれど次々と買っていく人たちがいて人気なのがうかがえます。
基本立ち食いなのでお店の前にたむろしている若者にまじりお椀の麺をかきこんでいましたが、やっぱり暑いなか熱い麺を食べるのはなかなかツラい…。お店のお兄さんにお願いしてお持ち帰り用の容器に移してもらいホテルに帰って食べることにしました。
涼しい中なら食欲も増進かと思ったけれど、どうにも口に入っていかない…。
すっかり夏バテしてしまったみたいです。
明日はとうとう帰国の日。
荷物を片付けていると余裕があったスーツケースもパンパンに。
4日間はあっという間だったとしみじみ感じならの就寝でした。